宇宙論、ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論

ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論 etc etc

電王戦・存在一元論

2014-12-04 10:04:54 | 日記
二元論は言います。

「心と体は別物だ。」

あるいは「魂はある」と。


それに対して一元論は言います。

「心と体は同じものだ」と。

極論すればそうなりますね。


さて、一元論の立場に立つと「ビッグバンの瞬間に心はなかった」ことになります。

何せ「脳みそ」と呼べるようなどんな構造体も存在できなかったでしょうから。

記述している世界は10次元か11次元の「ひも」の世界です。


宇宙が膨張冷却して原子が存在できるようになって、恒星系、そうしてハビタブルゾーンにある惑星に生命が誕生して、ようやく「脳みそ」が登場します。

そうやってようやく「脳みそ」の活動のおかげで「心」が誕生したと。

そう一元論は主張している訳ですね。


さあ、そうだとすると「脳みそ」の活動をシミュレートできれば「心」を作り出せることになります。

「脳みそ」が有機体ベースかシリコンベースか、そんなことは2次的なことでありますね。

基本的に「心」は「脳みそ」の「情報処理の結果だ」、あるいは「情報処理過程そのものだ」と一元論は主張しているのですからね。


そういう訳で、「物理学還元論者の皆さん」あるいは「一元論者の皆さん」は「いつかはCOM君が心を持つ」ということに「同意している」わけであります。

そうして、この結論がどれだけ今の皆さんの感覚、あるいは常識とかけはなれていたとしても、皆さんお好きの「論理的結論」では「必然的にそういうことになる」訳であります。


PS
「電王戦記」はこちらから入れます。


PS
上記の話、「いつかはCOM君が心を持つ」、の「いつかは」というところがミソですね。

存在することが分かっていても決して人類には手が届かない「将棋の完全解析」の様な例もありますし。

「COM君が心を持つようになる事」よりも「人類の種としての寿命が尽きる事」の方が早いのかもしれません。
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