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電王戦・三浦弘行九段への処分・第五幕

2016-11-09 01:02:28 | 日記
竜王戦・第三局1日目終了のタイミングを見計らったかのような三浦9段の「次の一手」がさく裂しました。

三浦弘行九段が改めて疑惑を否定 「ソフト使用の形跡なし」と文書で 全文掲載<--リンク

三浦弘行九段、指し手カンニング疑惑を否定<--リンク


三浦反論(3)要旨

・今回の処分に疑義があるために第三者委員会を設置したのであれば、その疑義の白黒がはっきりするまでは処分保留とするべき。

・連盟に提出した4台のPC,調査機関にて調査をするので、一時的に返してくれるように申し出るも連盟は拒否。

(所有権が三浦9段にある4台のPC,好意で連盟に提出した、、、という経緯があるにもかかわらず、返還拒否、というのは法的に問題がありそう、、、。:要約注)

・所持しているスマフォ、調査会社にて調査してもらった結果、将棋ソフトおよびPC遠隔操作ソフトは一度もインストールされていない事が証明された。

・NTTドコモにて通信量を調べてもらった結果、疑惑のあった日の通信量は平日よりもすくない。
これはスマフォの電源を落としていたためである。

・処分された日以降の精神的な苦痛は大きく、早く復帰させてもらわないと棋士としての今後が心配であり、夜眠れない日々が続く。

以上、詳細全文は上記リンクにてご確認の程、お願いします。


三浦サイドは水面下で連盟といろいろと交渉してきた模様です。

しかしながら連盟は第三者委員会の設置を理由に「委員会の結論が出るまでは現状維持、PCも返却できない。」という回答の模様です。

そうして「どうやら委員会の報告は年明け、早くても竜王戦終了後になりそうだ」、という事が濃厚になった為に、今回の「反論(3)」の公表になったものと思われます。

これでも連盟が動かないとすれば、三浦サイドはあまりやりたくはないでしょうが、法的な手段に訴えることになるかと思われます。

PS
疑惑をかけられて処分されてしまった三浦9段には、二つのいばらの道しか残されていないことは前に指摘しました。<--リンク

そうして、今回の反論(3)の提出で三浦9段は「自分の身の潔白を認めてもらう事を最優先とする」と覚悟を決めたものと思われます。

さて、渡辺竜王も「週間文春での主張はおおむね妥当」と立場を再表明されました。

これでお二人ともに相応の覚悟の表明をされた事になりますね。


ところで、少しも動かない第三者委員会とやらの陰にかくれて一向に立場の表明、説明をしておられない方々がおられます。

そうして、なにくわぬ顔をしてご自分の対局をされておられるご様子であります。

さて、これらの方々の覚悟はいったいどのあたりにおありなのでありましょうか?

そのあたり、我々にはどうにも伝わってこないのであります。

PS
「あの時点では、村を守る為には今回の処置は仕方なかった。」というのが「連盟の表明されていない、無言の主張」の様に思われます。

そうして「棋士さん達への報告会でその立場が一応の了解を得られた」というのが状況の様であります。<--リンク

そうでありますれば、連盟の執行部は言うに及ばず、それに参加されている棋士さん達にも「一定の責任」が生じている事は明らかです。

「私は白とも黒とも言っていない」、「どのような立場も表明していない」というのは連盟の組織に参加されていない方であれば「その通り」と納得されますが、組織に参加されている以上は「無言である」ということは「暗黙の了解を意味する」ということをお忘れなき様にお願い致します。


PS
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