いやまあ驚きました。
最後はオーバーキルで永瀬君の勝ち。
初戦の紳士的な斎藤君とは対称的な戦闘スタイルでしたね。
「軍曹」の異名をお持ちだそうですが、これからは「鬼軍曹」と呼ばれることになります。
その永瀬君、Seleneとの研究対戦中に偶然「角不成ー>10分後投了」のバグを発見してしまいます。
見つけた時はきっと驚いたことでしょうね。
でもさすがは鬼軍曹、すぐに気を取り直して「再現性の確認」をします。
そうして不敵な笑みを浮かべながらその必殺技をふところにしまい込みます。
これで「角があればいつでも勝てる」という訳ですね。
研究対戦では本戦と同じ持ち時間での勝率は1割程度とか。
とはいえ、開戦後数手目で必殺技を炸裂させるのはさすがに気がひけます。
それでは興行としての電王戦が成立しませんからね。
それに棋士のプライドというものもあります。
ですから炸裂させるとしても「時と場所の選択」が重要であります。
さて前回の電王戦ではソフトに致命的なフリーズバグがあって、ひと騒動ありました。<--リンク
その為に「これからはソフト提出後はどのようなバグであっても修正不可」が厳密に守られることになりましたね。
そうして今回は「開発者ではなくプロ棋士」が「致命的なバグ」を見つけてしまったのです。
このような可能性は想定可能でしたが、実際に棋士が発見して、しかもそれを最後に使って勝負を終わらせるとは、、、。
その衝撃は塚田九段の「勝負に対する執念を見せた対局」に匹敵するものがありました。<--リンク
実際の本戦では開始そうそうSeleneが研究手番から外れていきました。
永瀬君「いやだなあ」と思いながらそれについていきます。
「やねうら王」の評価値では次第にマイナスの値が大きくなりますので、見ている方では「永瀬君、不利か」と思ってしまいますね。
その上それまで有利を保ってきた持ち時間の差もなくなってきました。
でもそこで永瀬君「角不成」での王手をかけます。
この「不成り」は解説者も理解できず「(不成りに)何の意味があるのでしょうね」と怪訝な表情をうかべます。
そうして一人鬼軍曹のみ「これで終了」と確信の表情でありました。
さて、驚いたのは開発者の西海枝さん。
「角不成」での王手を入力したのにSeleneはそれを理解しません。
そうしてSeleneは王手を無視して別の手を「電王手さん」に送りますが、途中で「将棋所」に「合法手ではない」としてブロックされてしまいます。
そしてSelene、最後は永瀬君の読み通りの「投了」でギヴアップでした。
その後で永瀬くん、「角不成王手」で「Seleneが詰みである事」を大盤解説しています。
実際「角不成王手」の後で時間が経つにつれて、それまでマイナスになっていた「やねうら王」の評価値がプラス1000を越えた値に飛び上がっていきます。<--リンク
つまり「角不成王手」をかけられるまで「Seleneもやねうら王もこの詰み筋を読んでいなかった」ということになりますね。
こうして「将棋の内容」でも勝ち、その上で「Seleneを必殺技で破壊する」というオーバーキルまでやって見せたのです。
こうやって「まっこと恐るべきは鬼軍曹、永瀬君」という新たな伝説が誕生したのでありました。
PS
必殺技の件、続報です。<--リンク
PS
本局についてのプロの解説です。<--リンク
PS
塚田九段の「勝負に対する執念を見せた対局」の別解説はこちら。<--リンク
PS
「電王戦記」はこちらから入れます。<--リンク
PS
特集記事一覧にはこちらから入れます。<--リンク
最後はオーバーキルで永瀬君の勝ち。
初戦の紳士的な斎藤君とは対称的な戦闘スタイルでしたね。
「軍曹」の異名をお持ちだそうですが、これからは「鬼軍曹」と呼ばれることになります。
その永瀬君、Seleneとの研究対戦中に偶然「角不成ー>10分後投了」のバグを発見してしまいます。
見つけた時はきっと驚いたことでしょうね。
でもさすがは鬼軍曹、すぐに気を取り直して「再現性の確認」をします。
そうして不敵な笑みを浮かべながらその必殺技をふところにしまい込みます。
これで「角があればいつでも勝てる」という訳ですね。
研究対戦では本戦と同じ持ち時間での勝率は1割程度とか。
とはいえ、開戦後数手目で必殺技を炸裂させるのはさすがに気がひけます。
それでは興行としての電王戦が成立しませんからね。
それに棋士のプライドというものもあります。
ですから炸裂させるとしても「時と場所の選択」が重要であります。
さて前回の電王戦ではソフトに致命的なフリーズバグがあって、ひと騒動ありました。<--リンク
その為に「これからはソフト提出後はどのようなバグであっても修正不可」が厳密に守られることになりましたね。
そうして今回は「開発者ではなくプロ棋士」が「致命的なバグ」を見つけてしまったのです。
このような可能性は想定可能でしたが、実際に棋士が発見して、しかもそれを最後に使って勝負を終わらせるとは、、、。
その衝撃は塚田九段の「勝負に対する執念を見せた対局」に匹敵するものがありました。<--リンク
実際の本戦では開始そうそうSeleneが研究手番から外れていきました。
永瀬君「いやだなあ」と思いながらそれについていきます。
「やねうら王」の評価値では次第にマイナスの値が大きくなりますので、見ている方では「永瀬君、不利か」と思ってしまいますね。
その上それまで有利を保ってきた持ち時間の差もなくなってきました。
でもそこで永瀬君「角不成」での王手をかけます。
この「不成り」は解説者も理解できず「(不成りに)何の意味があるのでしょうね」と怪訝な表情をうかべます。
そうして一人鬼軍曹のみ「これで終了」と確信の表情でありました。
さて、驚いたのは開発者の西海枝さん。
「角不成」での王手を入力したのにSeleneはそれを理解しません。
そうしてSeleneは王手を無視して別の手を「電王手さん」に送りますが、途中で「将棋所」に「合法手ではない」としてブロックされてしまいます。
そしてSelene、最後は永瀬君の読み通りの「投了」でギヴアップでした。
その後で永瀬くん、「角不成王手」で「Seleneが詰みである事」を大盤解説しています。
実際「角不成王手」の後で時間が経つにつれて、それまでマイナスになっていた「やねうら王」の評価値がプラス1000を越えた値に飛び上がっていきます。<--リンク
つまり「角不成王手」をかけられるまで「Seleneもやねうら王もこの詰み筋を読んでいなかった」ということになりますね。
こうして「将棋の内容」でも勝ち、その上で「Seleneを必殺技で破壊する」というオーバーキルまでやって見せたのです。
こうやって「まっこと恐るべきは鬼軍曹、永瀬君」という新たな伝説が誕生したのでありました。
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