電王戦・世界コンピュータ選手権(決勝）

2013年5月 5日 (日)

総当たりの最終局（第７局）

ponanza（５勝２敗）○－●激指（４勝３敗）

NineDayFever（３勝４敗）●－○ツツカナ（３勝４敗）

習甦（２勝５敗）●－○YSS（１勝６敗）


全ての対局が終わり、残すはGPS対ボナンザのみ。

これで勝った方が優勝です。

GPS勝勢でしたが、ボナンザは穴熊で対抗。

両者とも２５分の持ち時間がどんどん過ぎていきます。


と、そこで時間に追われたGPS（８００）に狂いが生じました。

思考部では詰みまでの筋を読んでいたのですが、指した手がちがいます。

あとは無情に時間が過ぎていくだけ。

とうとう時間切れでGPS（８００）の負けです。

GPS将棋（５勝２敗）●－◎Bonanza（５勝２敗）


ーー結果ーー
【７勝０敗】――
【６勝１敗】――

【５勝２敗】Bonanza（優勝）、ponanza、GPS将棋

【４勝３敗】激指

【３勝４敗】NineDayFever、ツツカナ

【２勝５敗】習甦

【１勝６敗】YSS

【０勝７敗】――


上位３つのCOM君はどれも強かったですね。

どれが優勝してもおかしくないレベルでした。


GPS（８００）は将棋では勝っていましたが、勝負に負けました。

「ネット接続大規模クラスターの弱点が出てしまいました。」とはGPS君の
敗戦の弁。

「人間的な弱さが出ました。」と語った船江５段とおんなじですね。

まあそういうことになりますね。


それで第三回電王戦が５対５ならば、ツツカナ君と習甦君は残念ですが補欠です。

ということで、全般的にCOM君側は実力を上げているようにみえます。


さて、いずれにしてもCOM類の出場選手は決まりました。

今度は谷川さんのターンです。

どんな手を指すのでしょうか？

谷川さんには素晴らしい一手を期待しておりますのでね。

これは本当に楽しみであります。