宇宙論、ブラックホール、ダークマター、ホーキング放射、相対論

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電王戦・GPS(670)のスペック

2013-05-02 20:00:29 | 日記
GPS(670)のスペック

公称毎秒2.7億局面を読むー>思考時間3分だと486億局面のよみ。

これだけのパワーをもって次の一手を決める。


例・第54手番(後手GPS)

手番 棋譜 評価関数(Human側)
54 -8272HI  -89   戦況が動いたのはこのあたりか

次の手は5つの手筋に分かれます。(メインが4つ。サブが1つ。)

メインの4つの手筋は5手先では218筋にまで分かれます。


そして探索木としては表示されてはいませんがGPS(670)はどうやら
8~9手先まで読んでいる模様です。

それではこの調子で9手先までいくといくつまで分かれるでしょうか?

218筋が11882筋にまで分かれます。

で、GPSはそれを全部評価して次の手となる5つの手の中から
最善の1つを選んでいます。


こんなことを自分の手番になるごとに毎回やっているのです。

人間わざではとてもこんなことはできません。

ばけものといわれるゆえんであります。


参考までに・・・・第54手のプロによる解説はこちら

追補

公称スペックからいくと計算能力がかなり余っているように見えます。

ということは、探索木に記録されているのはすでに絞り込みが終わった
段階のものということになりますね。

読んだけれども記録・公開されてないのは98%以上になりそうです。

これが「全探索(すべての可能性を読む)は力技」といわれる
ゆえんであります。


そうしてその姿は意識下で大量の情報処理を行っている我々人類の
姿となぜか重なるのであります。


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