「なんで私が校閲に?オシャレ校閲ガールが大暴れ!」
内容
ファッション誌“Lassy”編集者を目指し“景凡社”を毎年のように、
中途採用試験を受け続ける河野悦子(石原さとみ)。。。今年で7度目だった。
今年も気合いを入れて試験を受けに来た悦子。
面接官に訴えかけ。。。。。終了。今年こそ受かったかも。。。と悦子は満足げ。
その夜。。。正式採用の連絡が入る。
そして出社。
悦子が配属されたのは、校閲部だった。
原稿に誤字脱字などが無いか、内容に矛盾が無いかチェックする仕事。
困惑する悦子に、茸原渚音(岸谷五朗)部長は、
仕事ぶりが認められれば、希望の部署に移れるかも。。。と告げる。
が。。校閲部員の藤岩りおん(江口のりこ)は、
無理だと、茸原部長に伝え、採用したことに疑問があると告げる。
すると茸原は。。。。
その直後、悦子は、高校時代の後輩・森尾登代子(本田翼)が、
“Lassy”編集部員と知りショックを受ける。
一方、登代子は、折原幸人(菅田将暉)という作家志望の大学生に目をつけ、
モデルにならないかと誘う。
そんななか、悦子は、大御所ミステリー作家・本郷大作(鹿賀丈史)の
原稿の校閲を任される。
文芸部編集者の貝原八郎(青木崇高)は猛反対するが。。。
敬称略
原作は未読。
脚本は、中谷まゆみさん
演出は、佐藤東弥さん
正直。主人公以外の部分を、色々と描いているので、
“本当に、これでいいのか?”と思いつつ、視聴していた。
このままだと、群像劇化。。。散漫化が進むのではと。
が、中盤には、それが杞憂だったと気付く。
文芸部員の登場により、主人公が校閲を行い、
そこに“主人公”が、シッカリと描き込まれたからだ。
俳優及び、その主人公のキャラ、そして演出に好みはあっても、
“芯”である主人公をハッキリさせたことで、
このドラマが、どういうドラマか?がハッキリしたからである。
さて。そのあとは。。。今作の演出。。。そして雰囲気ですね。
今後もあるのかどうか分かりませんが、
探偵モノや、旅情モノなど。。。そういう作品の雰囲気もあるんですね。
校閲だけをストレートに描くだけかと思っていたので、
ちょっと、驚いてしまいました。
最終的に、きっと。。。。。ま、想定内ですね。
CM終わりなどの演出には、疑問がありますが。
まあ、この手のドラマなので、
俳優を色々な意味で際だたせすぎるのは、仕方ないことでしょう。
それが、ほんとうに、鼻につくのですが(苦笑)
話が、そこそこ面白いので、目をつぶります。
キャラの方が前に来て、薄まっていますから!
これは、意外と凄いことかもね。
大人の事情の演出を別の演出で薄めているってのは。
演出が、描くことに自信を持っているのかもしれません。
地味にスゴイ!(笑)