今日は、NHK総合よりクローズアップ現代より有吉九段の引退についての特集がありました。
はっきり言えることは、年配の方が現代の情報化時代について行けないことが、引退の1つの要因だと分かりました。
将棋だけではなく、市役所の事務処理を考えていただければ分かり易いと思います。
以前は、紙とFAXより処理が出来た時代がありましたが、現在はパソコンより情報を処理しています。
パソコンであれば、1億人でも処理は出来ます。(ただし、あるルールの条件の元)
将棋にも同じ現象が生まれていることでした。
同じ局面(似た局面)の検索をするときには、パソコンを活用した方が早いことです。
プロの作業の1つに、ある局面について形勢とその後の展開を考えて、その対策を考えることがあると思います。
ある局面がプロの将棋より似たような将棋があれば、それを見て対策を考えればよい訳です。
しかし、そのある局面を自力で発見することが、情報化時代の時に難しい訳です。
別の言い方をすれば、ある局面を自分なりに整理する技術が必要だということです。
例えば、矢倉で20局面、角換わりで10局面、横歩取りで10局面、相掛かりで10局面、四間飛車で20局面、三間飛車で10局面、中飛車(ゴキゲンを含む)を20局面と単純に考えると、100局面があることになります。
さらに、細かく分ければ1つの戦法×50とすると、5000局面になります。
つまりは、5000局面を自分なりに整理していれば、その局面の優劣、その後の対策が出来る訳です。
ここでの5000局面とは形勢が互角の局面であり、プロの実践に出やすい局面を指します。
特に、今月号の名人戦の羽生名人に対するインタビューで次のようなことが書かれてありました。
羽生名人「たぶん研究っていうと、ある1本の道筋があって、それについてのよしあしを細かく掘り下げていくような見方がされがちと思うんですけど、いまの将棋はそうではなんですよ。何十本もある道筋の中からどれを選ぶかの取捨選択をするための研究なので・・・」
この言葉の意味を単純に考えると、プロで有力な5000局の局面の優劣と対策を考えて、情報を整理することが、プロの作業と言えると思います。
ところで、最近のパソコンがどれだけ優れているのかはご存知でしょうか?
CPUが2.0GHz、3.0GHz、3.33GHz の処理能力について。
1秒間に処理するのが2.0GHz、3.0GHz、3.33GHz ということなのですが、ビット単位で考えるのが分かりやすいです。
2.0GHz = 2.0 × 1024 × 1024 × 1024 = 2147483648ビット (≒21億ビット)
3.0GHz = 3.0 × 1024 × 1024 × 1024 = 3221225472ビット (≒32億ビット)
3.33GHz = 3.33 × 1024 × 1024 × 1024 = 3575560274ビット (≒36億ビット)
パソコンは、すごい速いイメージがありますが、1秒間に、20~36億ビットの処理をするのが現在のパソコンの性能です。
すごい速いですが、億単位の有限の処理をします。
正確には、CPU の命令はメーカーによって異なり、Windows はデバイス・ドライバーより同じ動きにしているので、CPU の違いを意識することはありません。
さらに言えば、アセンブラで命令を書くときに、メーカーによって異なる命令を覚えなければいけません。
普通に考えて、これだけの情報化時代の中で、ある局面への誘導が勝負の分かれ目になることを考えると、ある局面の整理が勝負の世界では必要だと分かります。
ある意味、それだけ将棋が深いことを意味していると思います。
有吉九段、大内九段、お疲れさまでした。
はっきり言えることは、年配の方が現代の情報化時代について行けないことが、引退の1つの要因だと分かりました。
将棋だけではなく、市役所の事務処理を考えていただければ分かり易いと思います。
以前は、紙とFAXより処理が出来た時代がありましたが、現在はパソコンより情報を処理しています。
パソコンであれば、1億人でも処理は出来ます。(ただし、あるルールの条件の元)
将棋にも同じ現象が生まれていることでした。
同じ局面(似た局面)の検索をするときには、パソコンを活用した方が早いことです。
プロの作業の1つに、ある局面について形勢とその後の展開を考えて、その対策を考えることがあると思います。
ある局面がプロの将棋より似たような将棋があれば、それを見て対策を考えればよい訳です。
しかし、そのある局面を自力で発見することが、情報化時代の時に難しい訳です。
別の言い方をすれば、ある局面を自分なりに整理する技術が必要だということです。
例えば、矢倉で20局面、角換わりで10局面、横歩取りで10局面、相掛かりで10局面、四間飛車で20局面、三間飛車で10局面、中飛車(ゴキゲンを含む)を20局面と単純に考えると、100局面があることになります。
さらに、細かく分ければ1つの戦法×50とすると、5000局面になります。
つまりは、5000局面を自分なりに整理していれば、その局面の優劣、その後の対策が出来る訳です。
ここでの5000局面とは形勢が互角の局面であり、プロの実践に出やすい局面を指します。
特に、今月号の名人戦の羽生名人に対するインタビューで次のようなことが書かれてありました。
羽生名人「たぶん研究っていうと、ある1本の道筋があって、それについてのよしあしを細かく掘り下げていくような見方がされがちと思うんですけど、いまの将棋はそうではなんですよ。何十本もある道筋の中からどれを選ぶかの取捨選択をするための研究なので・・・」
この言葉の意味を単純に考えると、プロで有力な5000局の局面の優劣と対策を考えて、情報を整理することが、プロの作業と言えると思います。
ところで、最近のパソコンがどれだけ優れているのかはご存知でしょうか?
CPUが2.0GHz、3.0GHz、3.33GHz の処理能力について。
1秒間に処理するのが2.0GHz、3.0GHz、3.33GHz ということなのですが、ビット単位で考えるのが分かりやすいです。
2.0GHz = 2.0 × 1024 × 1024 × 1024 = 2147483648ビット (≒21億ビット)
3.0GHz = 3.0 × 1024 × 1024 × 1024 = 3221225472ビット (≒32億ビット)
3.33GHz = 3.33 × 1024 × 1024 × 1024 = 3575560274ビット (≒36億ビット)
パソコンは、すごい速いイメージがありますが、1秒間に、20~36億ビットの処理をするのが現在のパソコンの性能です。
すごい速いですが、億単位の有限の処理をします。
正確には、CPU の命令はメーカーによって異なり、Windows はデバイス・ドライバーより同じ動きにしているので、CPU の違いを意識することはありません。
さらに言えば、アセンブラで命令を書くときに、メーカーによって異なる命令を覚えなければいけません。
普通に考えて、これだけの情報化時代の中で、ある局面への誘導が勝負の分かれ目になることを考えると、ある局面の整理が勝負の世界では必要だと分かります。
ある意味、それだけ将棋が深いことを意味していると思います。
有吉九段、大内九段、お疲れさまでした。
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