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将棋の日記

四間飛車の本より

2009-05-02 16:28:26 | 定跡&本など
以前、tacさんより質問を受けた局面は、次の局面です。
四間飛車のアクセス数が多かったので、取り上げたいと思います。



▲5五歩、△同歩、▲同銀、△8六歩が本の進行手順です。
tacさんは、▲5五歩、△同歩、▲同銀、△5四歩の場合が気になったようです。


<変化1>
▲6四歩、△5五歩、▲6三歩成、△4二銀

ここで、▲5三歩と打つのが好手だと思います。

▲5二歩もあると思いますが、少し重い感じがします。
▲5二歩には、角は△6二角、△7三角は▲同とがあります。 △9五角は▲同角があるので、△8四角の1手です。
よって、▲5二歩、△8四角、▲5五角もあると思います。

でも、▲5二歩がぼやける感じなので、好んで指す手順ではないようです。


<変化2>
▲6四歩、△同歩、▲同銀、△同銀、▲同飛、△6二歩、▲5二銀


変化1、変化2のどちらでも、振り飛車が不満がない展開だと思います。
※プロではないので、振り飛車良しとは言い切れない。


鈴木八段の本には、この手順の解説はありませんでした。

私は、もともと何でも指しこなすタイプなので、棋風は羽生四冠の感じです。
あまり勝てないので、最近は先後関係なく四間飛車を採用しています。

鈴木八段の本は、読みました。
さすが、A級在位が5期の鈴木八段の解説であって、すばらしい解説です。
すべての変化に、振り飛車良しの変化を書くのは、頭がさがる思いです。

最近は何度も、読み返して定跡、手筋などを覚えています。
ちょうど、居飛車穴熊に組ませて勝つ指し方を知りたかったので、ぴったりの最適書です。

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