甘海老の卵というのは美しい。
海老の赤に対して絶妙なバランスのブルーが際立つ。
甘海老はたいがい子持ちとそうでないものが両方売られているが
思わず子持ちを買いたくなる美しさだ。
しかし、実は卵だけ食ってもたいして旨いものではない。
刺身や握りにちょっと添えられていると見た目にもたいへんよろしいが、
それがあるから味がワンランク上がるというものではない(と、私は思う)。
では、なぜ子持ちの甘海老を購入したのかというと・・・・・・
一部の読者の反感を買うかもしれないが、
こやつのためなのである
バイカラー・ドティーバック君、元気はあるのだが、なかなかフレークフード
(乾燥餌)を食おうとしないのだ。
この種の魚は割と簡単にフレークに餌付くはずなのだが・・・・
こころなしか、少し痩せてきたようにも見え、これはヤバイということで
少し「ごっつぉ」を食わすことにしたのだ。
チョウチョウウオなどの、特に乾燥餌に餌付きにくい魚には、まず
アサリかアマエビで餌付かせるのが常套手段だ。
この二つは海水魚の嗜好性が非常に高く、たいがいのやつは食いつく。
卵をスプーンで掻き取り、少し入れてやると・・・
しっかり食いつきました。
しかも見た目にわかるほど腹パンパンになるまで食ってた。
他の魚が寄ってくると激怒して追いかけ回し、独り占めしております(笑)
まあ、ここからフレークに持っていくには卵とフレークをまぜ、比率を少しずつ
フレークを大きくして・・・などと少々面倒くさいのであるが。
体調崩して食わなくなってしまうとたいがい☆になってしまうので、
まあ、良いタイミングだったのでしょう。
で、魚のためだけに購入したわけではもちろんなく
直売店自家製の赤ガレイの干物(絶品!)
アマエビ刺身(卵は餌用に冷凍)
今が旬のカワハギの卵煮つけ
で、晩酌。酒が旨いっd(>_・ )
翌朝は、朝飯には贅沢感があってなんか嬉しい、
アマエビの頭の味噌汁!
こいつは本当にいいダシが出ます。もちろんエビ味噌もしっかり吸います
家でアマエビ食べたのしばらくぶりですが、やっぱ旨いですね