雅 's Favorite Things

バイク、Jazz、トランペット、料理、なんでもありの無節操雑記帳^^

大晦日を迎えて

2008-12-31 | 倉庫
今年も大晦日がやってきた。

頑張ったようでもあり、まだまだ頑張り足りなかったようでもある一年が終わる。
毎年思っていることだが・・・

なんとも厳しい不況の流れは止めがたく、仕事の面ではきつい一年だった反面、
今年も多くの人との出会いがあり、直接に間接に助けられて一年を過ごせたという
喜びもある。

たぶん百年に満たない、うたかたのような人生。
その中の今年一年を、人との出会いとかかわりの中で過ごせたということは
すばらしいことだと思っている。

不景気だ何だと、世間を見回してもろくな話はころがっていないが、
人生を生きる以上、人との絆を糧としていきたい。



これさえあれば、きっと頑張りぬけるから。










リリースされたとき、オーバーダビングでいろいろと批判もあったらしいが、
敬愛するサッチモと癒しのソプラノはなかなかのコラボ。
新しい年、自分とみんなにとっての「Wonderful World」が実現できるよう祈念して。






※2月になんとなく始めたブログも、早や10か月を超えました。
 拙い記事にコメントをくださった皆様、読んでいただいた皆様、心から感謝です。
 なんでもありのいいかげんな内容は来年も変わらないと思いますが
 来る年も、なにとぞよろしくお願い申し上げます。


2008.12.31 Masa

新たな試み【郷土料理編】

2008-12-31 | 倉庫
ひょんなことから福島県の郷土料理を教えてもらった。

「いか人参」

スルメと人参を酒と醤油に漬け込んだ松前漬け風のものだというが
人参というのは私には新鮮だった。


イカは大根や小いも、青菜類などとはよく炊き合わせたりもするし
比較的何とでも相性は悪くないような気がするが、人参というのは
聞いたことがなかった。

百聞は一食にしかず。やってみるべしである。

直売で北海道のスルメを購入し、ゲソはストーブでじんわりあぶって
一杯やりつつ、キッチンバサミで胴を細切りにする。←これけっこう重労働
せっかくなので羅臼の昆布も少しだけ細切りにした。
この2つは皿に入れ、日本酒を注いでやわらかくしておく。

人参は細いスティック状に切り、聞いた話ではさっと湯通ししてやわらかく
するとのことだったが、手抜きでレンジ30秒。

スルメと昆布、人参をあわせて、醤油・酒・かつおだし・濃縮そばつゆ少々の
つけダレに放り込む。

冷蔵庫で一晩置いて、ちょいと味見してみると・・・・・

う、うまい・・・・

やわらかく、もっちりした歯ごたえになったスルメと、人参の甘みが絶妙。

いいスルメはあぶって食うのが一番という固定観念がひっくり返された

海鮮素材の豊富な北陸では、逆に思いつかない取り合わせの妙なのかもしれない。

こいつはまた危険なツマミを知ってしまった・・・・・

年越しパスタ

2008-12-30 | 倉庫

妹夫婦が帰省してきており、みんなで食事に行くことにした。

お気に入りのレストラン「プティ・ボヌール」は年内営業は
本日のランチまでということで、駆け込み予約。

細く長くという意味ではパスタもOKである。
この不景気の中、蕎麦より若干太めのパスタの方が
ご利益があるのだ。など、勝手きわまりない理由をつけて
みんなでパスタランチをいただいた。

前菜のサラダやデザートが絵のように美しいのは相変わらずなのだが、
以前の記事で2回も紹介しているのでここでは割愛。



シェフは面倒くさかったかもしれないが、みんなバラバラにパスタをオーダー。

■左上:ボンゴレ 大粒でよく太ったアサリと海老がたっぷりあしらわれたさっぱり味。
これが一番パスタの「麺の味」がわかりやすかったかもしれない。

■左下:小エビと野菜のぺペロンチーノ 大振りのサイコロに切った野菜が
めちゃ旨い。ぺペロンチーノというシンプルな味付けだからこそシェフの力量が
よくわかる逸品。

■小エビのトマトクリームソース クリームソースとはいえしつこさは全くなく、
トマトの味が引き立つ。小エビというには大きな海老のもっちりした食感が
たまらない。

■キノコと生ハムのクリームソース 濃厚なクリームソースに負けず、調和しながらも
キノコと生ハムが存在を主張している。食べ応え・満足感ともに言うことなし。


何度足をはこんでも、同じものを食べても変わらず旨い。
特にこの店は野菜が旨く、それぞれのパスタにあしらわれたグリーンリーフも
決して添え物ではなく、きっちりと具のひとつとして全体を引き締めているのが
すばらしい。

今年見つけた美味しい店ベスト3にきっちり入る、お気に入りです。

来年は年越しパスタの運気にあやかれるだろうか・・・・・

忘年会終了・・・・一部記憶がありませんΣ( ̄ロ ̄lll)

2008-12-29 | 倉庫


宴会の華「きんたろう」を伴い、ウコンの力を飲み干して
2時の開会を待たずに無理やり会場へ押し入る。

「味見」と称してまず1杯いただく。



前菜のビーンズソース。トーストしたバケットに乗せて食べるとなかなか



店の人もサーバーは放置状態。みんな勝手に注いでガンガン飲んでます。
左:Tb F原君  右:Ts りーさん



ストロボ使わなかったんで、せっかくの可愛いYo子ちゃん(Pf)がブレブレに



1時間ほど経過した時点で、いよいよ酔っ払いライブスタート。
今回はボスから「Masaさん、口火を切りなさい」と指令がでて、一番スタート
TbのF原君と2管で「ベサメ・ムーチョ」を一発やりました。
うそ八百のアドリブも酔っ払いライブならまた楽し。
※写真はTs Kさん&Pf Yo子ちゃん

このあたりで参加者の酔いとテンションもかなりアップ。
いつものように放送禁止用語が飛び交っています



あとは続々と有志が演奏。Yo子ちゃんが次々繰り出すテーマに乗っかって
ライブが続きます。面白かった
左上 Tb F原君    右上 Ts Kさん  As ボス
左下 I崎さん(ドラマーではありません)  右下 達人Big T大先生

おもちゃのようなポケトラでも達人が吹くといい音します
がんばって少しでも近づきたい・・・・・・



左 Ts ボス   右 Cl O原さん(この人のクラはほんといい音です)

このあたりでがぶ飲みした焼酎ロックがまわり、記憶が断片的に
O原さんとかねてから行きましょうといってた市場の「早舟」さんに数人で向かう。
あとでさらに数人が合流しさらに飲む。


たぶん11時前には家に帰ってたと思うのだが・・・記憶が・・・
よって、1時半から10時頃まで飲み続けてたことになる・・・うーむ。
なんかヤバいことしてなきゃいいけどなー・・・・



パイオニアは生き残る

2008-12-28 | 倉庫
カミさんが買ってきました。

懐かしい・・・・・食べてみると、うまい。

スライスチーズなど乗せてみても、控えめな甘さとあいまって
なかなかのもの。

ワンタンメン、出前一丁、チャンポンめん、チキンラーメン
サッポロポテトにバーベQ味。

LOOKチョコ、クールミントガム、源氏パイ。

見回してみれば、星の数ほど新製品が出てくるにもかかわらず
パイオニアは脈々と生き残っているんですね・・・・・。

恐怖の忘年会☆相棒

2008-12-27 | 倉庫

明日は、かなり楽しみだが、それ以上にかなり不安もある忘年会が予定されている。

時間はなんと午後2時スタート
幹事によれば「たぶん5時頃でいったん〆ると思うけど、一応7時まではOKやから」。

・・・・・・最大5時間貸切りかいっ

メンバーは老若男女ぐちゃぐちゃに混ざっている。(たぶん最大年齢差は50才近いと思われる)
まあそれは全然OKなのだが、問題は参加メンバーがほとんど某楽器店常連と
バンドメンバーで占められていることなのだ。

↑ こう書くと「バンドの忘年会?楽しそうじゃん」的な軽い感想が返ってきそうだが
違うのである。

30名を超える参加メンバーには、かなりの比率で「ツワモノ(あえてこの表現にとどめます)」が
含まれているのだ。

これまで、ライブやイベントの打ち上げではほぼ100%、金沢都市伝説といっても
いいほどの事件が起きている。

恐ろしい記憶が、脳裏をよぎる・・・・・・

警察および救急のお世話にならずに済むことを祈るばかりである

ところで昨日、ボスから「楽器持参指令」が出された。
会場にはピアノもあり、某ドラマーがドラムセットを持ち込むらしく
ほぼ間違いなく泥酔ジャムセッションが繰り広げられると思われる。

まあ身内ばかりだし、誰に聴かせるわけでもないのでそれはかまわないのだが
問題は、ツワモノどもの真っ只中に高価な楽器を持っていくということにあるのだ。

これはきわめて危険である。何らかの弾みで破壊される可能性も否定できない。
トランペットはまだ危険が少ないほうだ。トロンボーンのような簡単に
曲がってしまう楽器やサックスのように複雑で調整が狂いやすい楽器は
かなりのリスクを背負い込むことになるだろう。

そのため、メインのラッパはお留守番していただくことにし、明日の相棒は
万一のことがあっても被害が最小限で抑えられるであろう「ポケトラ」君に
つとめていただくことにした。


心なしか震えているようにも見えるジュピターのポケトラ君


●明日の心得

1 基本的に楽器は常時手放さない(ポケトラはそのあたり便利)
2 飲み始めて1時間以上経過したら、「ツワモノ」とは一定の距離をキープする
3 からまれそうになったら(笑)、とりあえず「ごめんなさい」と言って逃げる
4 自らが「ツワモノ」化しないですむ酒量を守る
5 「悪霊退散のおふだを身につけておく」

くらいを守ればだいじょぶかなー?


















・・・嘘ですよー。本当はみんなジェントルな人ばかりです。楽しく穏やかな忘年会になることでしょう。



では、無事に帰れたら問題のない範囲で、修羅場をレポートしたいと思います。


プロフェッショナルとは

2008-12-25 | 倉庫
月に何度も大阪、名古屋に出張をしている。

当然、JRを利用するのだが、
なぜかしょっちゅう出会うワゴンサービスの人がいるのだ。

昨日もまた遭遇。

これがなんと、サンタ服なのである


普通の店で店員さんがサンタ帽をかぶっているのは全然珍しくないが
列車のワゴンサービスで見たのは初めて。
なんとなく仲良くなってるので、空いてるときは通りかかった際に何も買わなくても((*_ _)人ゴメン)
世間話などするのだが、「今日は気合入ってるねー」と声をかけると、

「たぶんこんなことしてるの日本で3人くらいですよ。あははっ」と。

そうなのだ。会社の指示などではなく、自分の考え方でやっているらしい。
よくみると、ワゴンにも小さなツリーが飾られている。

もともと彼女は、笑顔・応対ともにすごく印象が良い。
車内のアナウンスも決して車掌にまかせず、必ず自分で名乗ってアナウンスもしている。

前に列車がガラガラに空いてたとき、しばらく話を聞いてると、勤務時間も
長く、一日何往復もするので仕事はかなりハードみたいだ。
見かけより体力も必要だと思う。変な客も多いみたいだし。

そういう中で、常に笑顔と気持ちよい応対、そして昨日のような自分のアイデアを
きちんと実行する。やっぱり、こういうのを「プロ」というんだろうなと、
深く感じ入った次第である。(実は私はキヨスクで買ったビールを持っているにも
かかわらず、つい彼女からビールを買ったことが既に2~3回あります・・・


そんなこんなの大阪出張は無事終わり、(鬼のような年末年始の仕事を2本も
受けてしまったけど・・・
いつものように新梅田食道街であたふた串カツを食い、帰途に着いた。

帰りのワゴンサービスの人は、すごくしっかりしたオバちゃんだったけど、
サンタ帽は「かぶらないで正解」だと思いました。m(_ _;)m



ところでタクシーの窓から撮ったのでぶれぶれだけど、中之島の川べりで行われていた「光のゲート」。



この写真では伝わらないだろうけど、かなり綺麗だった。
久々に見る中央公会堂や中之島図書館のライトアップも懐かし美しで満足。



今日は話題が二転三転してまとまりがないですが最後に・・・
朝刊のアップ・・・・・・



明日って・・・・・・



【追記】ヤフー天気予報によると明日はさらに悪化し、正午の気温が「0℃」
 カンベンしてください・・・・・・タイヤまだ替えてないのに


ブランク

2008-12-23 | 倉庫
思い立って、丸2年間ケースに入れっぱなしだったエレアコを引っ張り出してみた。

ケースに入っていたので、弦もそんなに傷んでいないようだ。

とりあえずチューニングして、うろ覚えの曲を弾いてみるが・・・・・

痛い・・・・

2年間ですっかりナマクラになってしまった左手の指先は、
もうアコースティック弦のテンションに耐えられなくなっていた

・・・・2年間・・・・・そりゃそうだ。ラッパなんか2~3日吹かなかっただけで
唇ナマクラ化しますからね・・・

来年はたまにはギターも触ってみようかと、イブイブに立てる新年の計




ところで、朝から今日はお客さんの店のメニューの撮影を行った。
私はカメラを生業としているわけではないが、なんとなく・・・・



数カットの撮影後、思いがけず、「良かったら食べていってください」の声。
厚手の陶板で焼かれた霜降り牛はじめ、鶏、野菜類は撮影後でも十分に温かく
おろしダレで食べるとなんともさっぱりこってりで旨かった。

これが「朝飯」だということを除けば文句なし


今日一日の仕事の活力になったかなー

中島みゆきは好きですか【Message for・・・】

2008-12-22 | Jazz&Trumpet



「はい、好きです」と答えます

普段は下手なトランペットなぞいじくりながら
クリフォード・ブラウンがどーのこーのなどと
知ったかぶってJazzの話などするのだが

実はみゆきは昔から好きなのである
ギター少年だった頃はよく弾いたものだ(大昔ね・・

とは言うものの、最近まったく聴いていなかった

思うところあって、ほんとにふっと思い出したのが
冒頭のYou Tubeリンク「傷ついた翼」
すでに懐メロだが・・・

古いけれど、やはりいい曲

歌詞にこめられた想いを
大切な人に伝えたい という気持ちになりました






今回は 「肉」

2008-12-22 | 倉庫
安い素材を仕入れ、どこまで美味しく料理できるかというのは
私の気まぐれクッキングのテーマの一つなのだが、

今回は

イ○ンで特売だと、グラム100円を切るアメリカからの輸入肉だ。
それも、シール貼りされたやつを狙うので、実購入価格は
グラム70~80円くらいだ。

ここでのこだわりは肉の「部位」なのである。
安いは脂がある程度なければ美味しくない。
かといって体脂肪率も気になる昨今、バラ肉はちょいと脂が多すぎる。

ここは、「肩ロース」にとどめをさすのである。
大きく脂身がかたまることなく、全体に適度に脂が入っているのが特徴。
結構どんな調理法でもいける旨い部位なのだが、普通のロースよりは
安く売られている。

これの300~400グラムくらいのブロックを買い、
塩ひとつまみと、日本酒少々をあわせ塊のままゆでる。

大きさ、厚さにもよるので一概に言えないが、だいたい8~12分くらい。
このくらいの時間だと、肉の中心部はまだ赤く、生っぽい状態だ。
火を止め、鍋にフタをしてそのまま10分ほど放置。
これにより、中心部に火は通っているが、美しいピンク色でジューシーな
ゆで加減が実現する。この「中心部がピンクでジューシー」が、
この料理の最大のポイントなのだ。ゆですぎると格段に味が落ちるし、固くなる。

茹で上がったら、3~4つに切り分け、熱いうちに漬けダレに放り込む。
漬けダレは、醤油3、日本酒3、濃縮そばつゆ1、カツオだし3。
火を通す必要はない。冷たいままあわせる。
カツオだしはめんどくさければ顆粒のダシの素と水でよい。
これに、生姜を皮付きのまま1mm厚にスライスして5~6枚入れておく。

あとは冷蔵庫で一晩置くだけ。

かたまりを取り出し、適当にスライスし、電子レンジでちょっとだけ温める。
決してあたためすぎてはいけない。
真っ白に固まった脂身が柔らかくなればいいので、せいぜい20秒だ。
これも、温めすぎるとまずくなる。



あとは白ごはんに乗せて食べるだけ。

びっくりしますよ・・・・・あまりの旨さに。


なお、これは酒と醤油に漬かっているので、冷蔵庫で4~5日はもつ。
徐々に味が濃い目になるが、それもまた楽しのお手軽レシピなのである。

蟹とストーブ

2008-12-20 | 倉庫
昨日、爆安で購入したズワイはまあまあの「当たり」だった。
11パイあったうち、家に6パイ、いつもお世話になっているH氏に5ハイをシェア。

ゆうべ、全部をゆでて、4ハイを夕食に。
1パイだけ、ミソや身が少ないのがあったけど、全体的にはまあまあ。
1パイ270円ちょいだと思えば、かなり上出来である。

カミさんと2ハイずつ食べたのだが、そこそこのサイズだったので、
蟹だけでけっこうお腹が膨れてくる。

あ~んど、飽きてくる
           ↑ 一部の読者の反感を買うかもしれないが、あえて記す・・・


で、また思いつき料理。
カニミソが入ったままの甲羅に腹や脚の身を乗せ、日本酒少々と、香り付けに
伊賀の旨しょうゆ「はさめず」を少しふりかけて、ストーブの上に。



まつことしばし。ふつふつと甲羅の中身が煮えてきて、なんとも良い香りが。

そりゃ、まずいわけないのである。



というか、はっきり言って爆旨!!!

ズワイやコウバコは、ゆでたてをそのまま食べるのが一番旨いという思いは
いまも変わらないが、これはこれで絶品なのだ。

日本酒の肴としてなら、こっちの方が上かも知れない。

季節のズワイは、どうしたって旨い


いやはや、やめられませんわ・・・・


はなこさんへ感謝を込めて

2008-12-20 | Cook&Eat
とても急で、私にとっては悲しいことだったんですが

昨日、大好きなレシピブログ「ビンボ飯☆はなこ亭」が閉じられました。


はなこさん、無断で転載しました・・・御容赦m(_ _)m


お金をかけずに知恵と手間ひまかけて、身近な食材を素晴らしい料理に仕上げる
愛情だけでなく、丁寧なレシピ解説、毎回楽しいご主人との会話(夫婦漫才?)も
すべてが大好きでした。

何度も、はなこ亭のレシピを拝借して作りました。
自分だけでは思いつかない、素材の組み合わせや料理法の発想も、
たくさんのヒントをいただき、家レシピが豊かになりました。


レシピブログは星の数ほどありますが、私の中では、はなこ亭が最高。


閉鎖のご事情は知る由もありませんし、無理なお願いもするつもりはありません。


ただ、お伝えしておきたいことはひとつだけ。
(はなこさんがこの記事を見てくれると信じて)


はなこさん、心から感謝しています。ありがとう。






食楽の地 金澤

2008-12-19 | 倉庫
バンドのアルト奏者で「箱友会」メンバーのO氏からメールが。

「〆鯖、半身やけどいらんけ?」・・・ラッキー
刺身大好き・魚大好きのO氏からのいただきものなら、まず上物に違いない。

いただいたのはなかなか身の厚い、いかにも旨そうな半身だ。
O氏は懇意にしている魚屋さんがあり、話を聞くにつけブログを拝見するにつけ
なかなかデキる魚屋さんらしい。その魚屋さんのものだという。

早速持ち帰り、夕飯は〆鯖、大根と鶏肉の煮付け、トマト、ごはん、漬物、
そして酒盗である。

こだわった魚屋さんらしく、鯖の薄皮はついたままだ。これをむき、飾り包丁を入れて
造りにする。薄皮をはいだばかりの〆鯖は、蛍光灯を反射してハレーションを起こす
くらいの輝きかただ。スーパーの〆鯖ではありえないテカリかたである。



味は絶品。塩加減、酢の加減も極上で、脂は乗っているのだがしつこくない。
いい鯖を使っていることが本当によくわかる。

〆鯖で一杯飲んだあとにご飯だが、ここで唐突に料理の神様が降臨。
私は、別に考えているわけではないのに、いきなり「こうしたらきっともっと旨いはず!」
というひらめきが降りてくることがよくあるのだ。

上の写真右がそれ。カツオ酒盗に細かく刻んだネギをいれ、ゴマ油をほんのひとたらしして和えてみた。
酒盗はチャーハンにしても旨いから、脂との相性は良い。ネギはいわずもがなで、
要するにまずくなる道理はない取り合わせ。勝負は、ただの足し算で終わるか、
相乗効果で旨さ数倍にできるかにかかっているのだ。

写真中央。炊きたてご飯の上に乗せてみる。あたたまり、酒盗とネギ、ゴマ油の香りが
渾然となって放たれる。
・・・・・いや~、大勝利。予想を大きく上回る旨さ!これはクセになるな・・・。
特にごまアブラー(はなこさんパクリました)にはたまらない旨さだろう。
カツオ酒盗はやはり少しクセがあるが、ネギとゴマ油の香りがそれをうまく取り込んで
嫌な部分のみを取り除いてくれている。
これは超おすすめ。冷蔵庫に眠っている酒盗があれば、ぜひぜひ試してみられたい。

明けて今日。営業の途中に、しばらくぶりに直売を覗くと・・・・・



かなり立派なズワイが11パイ入って3,000円。ベビーホタテは5kg
(あとで数えたら110個ほどあった)入って1,000円だ!
両方とも超・新鮮! というより、まだ生きて動いている。

迷わず購入。家で食べられない部分は箱友会メンバーにシェアすれば良いのだ。

足折れとはいえ、新鮮生ズワイが1パイ274円の驚愕の価格。持ってみても
ずっしりと重く、間違いなく身はきっちり詰まっている。

ホタテはさすがに小さいので、貝柱も細い。
が、殻ごとのホタテを酒蒸しや味噌汁で食べるのも贅沢感があってたまらない。
1個10円していないのだから、遠慮なく使えるというものだ。
それでも余れば、身を外してホタテご飯にでもすればこれまたリッチな気分になれる。

北陸は、これから雪が降り出すとけっこうつらいのであるが、
それでも金澤というのはなかなかの魅力にあふれた(少なくとも飲み食いに関しては)
素敵な街なのである。まさに食・楽の街、金澤。

御馳走様でした