雅 's Favorite Things

バイク、Jazz、トランペット、料理、なんでもありの無節操雑記帳^^

両立

2011-12-17 | 日本全国ご当地美味

子供の頃、大家族に育ったので早食いだ。

ノスタルジックな昭和の晩飯風景ではあるが、食卓を囲む人数が
食べ盛りを多数含んで7~8人ともなると、もたもたしていては
大皿に盛られたおかずを食いそびれるのだ。

そのメンバー(?)内では一番幼かった私は必然的に早食いに
ならざるを得なかった。

ん十年を過ぎた今も、ろくに噛まない早食いは変わっていない。
当時と違い、キチンと自分の分が目の前に置かれている今でもだ。

「カレーは飲み物」と大食い芸人が言ってたけど、なんとなくわかるような気がする。



何を言いたいかというと

「玄米は好きだけど苦手だ」ということ。

玄米はよく噛んで食べるとまことに旨い。
炒め物や肉などの脂っ気とは、とても合うとも思う。
なので味は好きなのだが、三つ子の魂で未だ早食いの私は
よく噛んで食うことができない。

そうなると、玄米はただバサついた飯に過ぎない。

うちのカミさんは健康オタク&良く噛むヒトなので、玄米推進派。

私は、やっぱ白米がいい。

我が家は玄米と白米が両方あって、炊き分けられている。

だが、その決定権は基本的に 炊くヒト=カミさん にあるのであり
よほどにアピールをしない限り、私は
お白洲でお奉行様の沙汰を待つ罪人の如し 笑


メニューがカレーの場合は問答無用で玄米。

うなぎや刺身の場合は高確率で白米。 

例えば焼き魚や煮物、野菜炒めなど微妙なおかずの場合は運を天に、
いや、カミさんにゆだねるのみなのである。

実際のところ、玄米が炊かれると減りが遅い。
「白米だとなんでそんなに早くなくなるねん?!」とカミさんは言う。笑

この危ういバランスをクリアする折衷案としては
「白米・玄米ブレンド」あるいは「雑穀などを白米に混ぜる」という
手があるのだが、これもいまひとつ。

だって「白米は白米として食いたい」でしょ?

要は、混ぜモノすると美味しくないのです。
玄米や雑穀が混じっていても、白米と遜色ない食感と味ならば文句はない。

でも、そんな都合のいいものはないやろ~~?


と思っていたら、ナント、ありました。



「白米に混ぜて炊く発酵発芽玄米」

その名も大仰(笑)な

「億千米」


発酵・発芽工程を踏むことで栄養価が高まり、乳酸菌はなんと
普通の玄米の数十万倍になるという。

米で乳酸菌というのはピンと来ないが、ヨーグルトも乳酸菌飲料も苦手な
自分にはうってつけかもしれない。
正しくは、億千米の豊富な乳酸菌は炊飯時に熱で死ぬらしいが、
この死体(?笑)がもともと腸内にいる乳酸菌にとって格好の増殖栄養になるそうだ。

うん。これでご飯がうまけりゃ自分も美味しく、ハラの乳酸菌君達も美味しい。
一挙両得? 笑

2合あたりに小袋を一袋いれて炊くだけなので、炊きあがりは白米の中に
点々と玄米ぽいのが混ざっている感じ。


見た目はまずまずである。

熱々の炊きあがりの時は、普通に白米炊いたときと微妙に香りの差がある。
確かに乳酸菌ぽい香りが混ざっている。これは好みがあるかも。

食べてみると、白米だけ炊いたより「もっちり感」あり!
匂いはほとんど気にならない。けっこうイケる!

カブの塩漬けのようなシンプルなもので試すが、白米と遜色なし。

肉だと、ほとんどわからない。


冒頭の写真は、あえて冷ました「冷や飯」なのだが、こうなると
白米より旨いかも。

匂いがまったく気にならないのもあるが、それ以上に「もっちり感」が効いてる。
たぶん、おにぎりなんか旨いね~~w


なかなかのものです。

これ、続けられそう。

とりあえず、2合用の小袋が40ほどあるので、当面続けてみて
効果実感できるかどうか試してみます。

飽き性の自分は健康食品などもすぐに挫折するけど、ご飯は毎日のことだからね。
これでカラダによけりゃ言うことなしです。

美味しさと栄養の両立。

カミさんとのビミョーな力関係の調和 笑。


億千米。もしかしたら玄米苦手なダンナのいる家への福音となるかも 笑。












休日の朝食 【塗りの器で極上カレー南蛮】

2011-12-11 | 日本全国ご当地美味

休日と言っても仕事あるんだけどね・・・

まあ、いつもよりゆっくりの出勤ということで本日は朝カレー。

京都の老舗「八起庵」さんの裏メニュー「賄いカレー」が届いたのだ



カレーはレトルト。それに短めの細うどん(乾麺)がセットされている。
短めのうどんには意味があって、もともと賄いメニューのため
汁がハネて板前の白服を汚さないようにという配慮なのだそう。

歴史と仕事の現場が生み出した究極の賄い。
常連さんだけに供される裏メニューだそうだ



でも、ひねくれものの私は「蕎麦」で食う 笑



ネギをあしらいたかったんだけど、あいにく在庫切れ。
「撮影の彩り」と思って乗せたピーマンが意外にマッチ。

濃厚なダシのなせる技ですかね?

そう。このカレー、とにかくダシが濃い!
決して甘口なわけではない(普通の感覚では辛口)が、口に入れた瞬間は
非常に甘く感じる。

砂糖的甘さではなく、ダシが甘さとして舌を刺激。

で、一拍おいてカレーのスパイシーなうまみが口中に拡がる、と
完全な和風ダシとカレーがしっくりと調和している。んまいです。


「カレーに合わせる麺は細麺」が信条だ。

よって、讃岐うどんのような太麺の場合カレーうどんはオーダーしない。
(讃岐うどんは大好きです)

和風ダシの効いたカレーうどんの場合は、汁がらみの良い細麺に限る。
太麺だと麺比率が高くてバランスが悪いような気がするのです。

なので、蕎麦も非常に良い。

関西ではカレー南蛮はあまりポピュラーではないけど、蕎麦の香りは
ダシの効いたカレーとはとてもよく合うと思う。

ネギ、たっぷり入れたかった・・・・・


ダシってのはエラいよね。

カレーはスパイスのハーモニーだと思うけど、調和しているはずのものと
コラボしてさらに旨味を増す。

オーケストラと三味線のコラボとでもいいましょうか。違うか?笑

カンペキなシンフォニーみたいな本場のカレーも大好きだけど
ダシが入ると本当に円く日本人好みになる。

「カレーうどん、カレー南蛮は和食である!」
声を大にして言いたい!



で、蕎麦を食い終わったあとは当然コレ!



いや~うまかった~!

この味ならお昼もカレーでもええなぁ・・・笑



















飛騨高山の無農薬野菜【ネギ編】

2011-12-07 | 日本全国ご当地美味

カブと一緒にもらった太ネギ。

きっちりと身がつまった良いネギです。
鍋?とも思いましたが、ネギを鍋で食うときは難点がひとつ。

ネギは大好きなんですが、
火が通りすぎて「ぐにょっ」となったヤツは許せん! 笑
まあ、私個人の好みですが。
(ちなみにカミさんはやわらかくなったのが好きです 笑)

かといって最初にネギばっか集中的に食うのもどうだか・・・

ここは素材の良さを活かせる食い方をしようと。

魚焼きグリルでじっくり火を通してから
ごく少量のゴマ油で焼き、香りと焦げ目をつけます。
この時点では味は付けない。

熱々を食べるときに、塩、醤油、あるいはポン酢で。

こいつは旨かった。

極太ながらスジっぽさがほとんどなく、ザクッと気持ちよい歯ごたえ!

どれも旨かったけど、塩だけが一番だったかな。

自然な甘さが引き立って、なんとも良いものでした。

昨日は久しぶりに休肝日にしたので、飲めなかったのが心残りですが・・・笑













私、実は牛乳が苦手です

2011-12-06 | 日本全国ご当地美味

昭和臭あふれるビン入り珈琲牛乳の紙フタ!
微妙に進化して小さなつまみがついてるので、あの懐かしいフタ開けがなくても
手で簡単に開けられます 笑


タイトル通り、実は牛乳が苦手です。
とりたてて旨いとも感じないし、おなかゆるくなりがちなので
普段でもほとんど牛乳だけ飲むことはありません。

でも、旨いっ と思ったことはあるんです。
河北潟の牧場の直売所で買ったビン入り牛乳。
ヤギとかウサギがいて娘が喜ぶので遊びに行って買ってみたやつ。
評判のソフトクリームをその場でたべ、自家用のおみやげに牛乳。
これは高かったけど、紙パックの牛乳とは別物の味がしました。
いやなニオイが一切しないんだよね~^^

でもそれもずいぶん前の話。
なんで今ごろ牛乳かというと、
最近ちょくちょく買ってるご当地逸品モノ語りで、旨そうなセットがあったから。

満載の牛乳、珈琲牛乳、チーズケーキにヨーグルト。

とりあえず、敷居の低い(笑)珈琲牛乳を飲んでみる。

たしかにコーヒー牛乳の味なんだけど、妙に旨い。
子供の頃、牛乳に砂糖とインスタントコーヒー混ぜて飲んだりもした。
それは、当時のコーヒー牛乳と同じような味だった記憶・・・。

でも、これは「きちんとレギュラーコーヒーの味がする!」

普段はブラック党の私でも、きっちり満足できる仕上がりはさすがです。
牛乳自体が旨いのもあるけど、コーヒー、かなりこだわってるんじゃないかな~


ある意味、超偏った本日の朝食メニュー 笑
しかも、超似合わないっ! 爆

コーヒー牛乳に、低脂肪プレーンヨーグルト。
ヨーグルトには以前に購入した宍戸園さんの百花蜂蜜とブルーベリージャムを
合わせてみました。




・・・私、実はヨーグルトも苦手です・・・笑

カミさんは毎日朝食にヨーグルト食べているので常備されてますが
自分自身は、激辛カレーで口がハヒー状態の時しか口にしない 笑
ヨーグルトって、なぜか辛さを一気におさえてくれるよね。

でもこれは旨かった!

苦手な酸味は控えめでコクがある。





特にブルーベリージャムのは旨かった。
きちんと果実の粒が残ったジャムとは最強のコラボっすね。

朝食は誰がなんと言おうと「おコメ」派。
やっぱ糠漬け、味噌汁、ご飯は欠かせないですけど
これなら毎日の朝食後に食べてもええなぁ・・・・


「似合わんな」とかいうコメント来るんやろなぁ・・・笑


とりあえず、栗駒フーズさん、拍手パチパチです。


牛乳って、ちゃんとしたのはマジうまいんですね^^;













飛騨高山の無農薬野菜【カブ編】

2011-12-04 | 日本全国ご当地美味

うまそでしょ?

バンド仲間から、たいへんうまそうな白ネギ、カブ、小芋をもらった。

飛騨高山の無農薬栽培野菜。ありがとぉ~~~w

特にカブはたくさんあったので、大半は昆布と一緒に塩漬けにしたけど
3個だけ煮ることにしたのだ。

ただ、姿煮にしても面白くないので、ちょいと創作料理。

皮をむいたカブの中心をスプーンでくりぬき、そこに牛バラの角切りを入れる。

そのまま水からじっくり煮込む。途中でガラスープを投入。

カブに火がとおり、やわらかくなったら醤油で味を調える。

あとはとろ火で肉が柔らかくなるまでじっくり時間をかけて煮る。
我が家ではストーブが活躍してます。
ファンヒーターじゃ料理はできないけど、石油ストーブは調理器具です!笑

これ、煮込んだあと一度冷ますとしっかりと味がしみるので、その後もう一度
温めて食べるのがベスト。

食べるときにブラックペッパーを少々振って食べます。

すごくキメの細かい、いいカブなので超楽しみ。
塩漬けも、いい感じに仕上がりつつあります。

カブは大根ほど料理バリエないけど、あの独特の風味、やっぱり好きです。
















橙・蜜柑

2011-11-27 | 日本全国ご当地美味
「ご当地逸品モノ語り」でオーダーした、
橙ポン酢と木成りの蜜柑が届きました。
橙2個、おまけ付き。

蜜柑箱に同梱され、開けてみるとサイズ混ながら綺麗なミカンがたっぷり。

もちろん、即、食いますね 笑

自分的にミカンにはこだわりがあって、
外の皮がごつくて浮いてるのはダメなのだ。

剥きにくいけど、果実にぴったりと張り付いたような薄い外皮が良い。
そういうミカンは、たいがい内皮も薄くて食べやすく美味しい。


届いたのは、まさにその通り、理想的ミカン。
これ、ワックスなんかかかってませんよ。自然な艶が美しい!

注意してむかないと、内皮が破れてしまいそうなくらいですw
内皮がごついの最悪だよね~

木成りのミカンというのは初めてかもしれないが、これが甘い。
甘いのだけれど、その甘さが自然で何とも言えない。

自分は、小振りのミカンならふた口で食ってしまう。
外皮むいたら、白い糸状のものとか取ったりせずにそのまま半分に割ってパク 笑

素晴らしく出来のいいフレッシュジュースを薄皮に詰め込んだみたいです。
酸味の強いのも嫌いじゃないけど、なるほどこれが木で熟したホンモノなのだと
少々目からウロコ状態。これ、オススメっす!


そして、楽しみにしていた橙酢と橙ポン酢。


見事ですね。化学調味料系、着色料系、保存料系すべてなし。
橙酢にいたっては。「原材料名:だいだい」! これだけ。グレートです。

まずはそのまま少量飲んでみる。
醤油どころ和歌山だけあって、濃厚な醤油のうまみに橙果汁が負けていない、
というか、きっちりコラボしている。
橙独特の香りが口中に広がって、なんともいい感じ。

橙酢も、本当に自然で爽やかな味わいです。

こういう、素材の旨味で勝負するものは、あまりいじくってはいけない。
旬のシンプルな素材と合わせてナンボなのだ。

もちろん、焼き魚や鍋物に使えば旨いに決まってる。
豚しゃぶをこのポン酢で食うと思うと、ヨダレ出ます 笑
今が出盛りの、太い白ネギなんかもたまらんね~~

でも、どう考えても旨いのだから、それはあとで良いのだ。

ここはちとヒネりたい 笑

思いついたのが、これ  ↓


旬のカブをスライスして軽く塩もみし、さっと塩を流してから
橙ポン酢に漬け込む。
茎と葉はほんの短時間湯通しして、一緒に。



一夜明けて、


カブの純白が損なわれるのは惜しいが、こればかりはやむを得まい。



カブの甘み、きめ細かな実が織りなすやさしい歯ごたえ、土の香りに
橙ポン酢がベストマッチ。会心の出来です!

塩気がきつくないので素材の味が楽しめるし、橙のおかげで爽やかこの上なし。

で、さらにコラボを試みる。  ↓


我が家のド定番メシの友、「豚肩ロースの醤油漬け」と合わせてみる。
(ニンジンは普通の糠漬けです)



・・・・・・たまらん!
濃厚な肉の味をカブと橙の香りがなんともまろやかにまとめてくれます。

メシなんぼでも食える・・・キケンや^^;

この橙ポン酢、リピートしそうやな~w

次はオーソドックスに焼き魚か鍋で試してみます。

いやいや、調味料まみれのポン酢とはまったく別物と言っていい橙ポン酢。

和歌山・達人村(たっとむら)の柏田さん、絶賛拍手モノです。うまいぞ~~!


※ポン酢で漬け物というのは初めてのチャレンジでしたが、なかなかいいものでした。
 あまりクセの強い野菜だと難しいかもしれませんが、カブや大根はいけそうです。
 特に今が旬の、柔らかくて大きめのカブはオススメ!

 素直に鍋とかせず、ひねろうひねろうとするあたりが
 あまのじゃくな性格・・・笑

 ひねるといえば、これ。




 無理矢理持っていったオチですが、心底笑えますwww

 ひねりなさい~~~~~ 笑


※追記

ポン酢漬けの場合、野菜から水気が出すぎると薄まって
風味が弱くなってしまうので、漬ける前にこれでもかと水気を絞っておきましょう。
なので大根より水気の少ないカブの方がいいと思います。











レバーの真髄 【地元の超美味】

2011-11-19 | 日本全国ご当地美味
持つとずっしりとした重量感!
このボリューム串、何に見えます?

焼き鳥じゃないよ 笑

地元金沢の人はご存知かもですが「鰻肝串」です。

近江町市場の老舗「杉本水産」さんの伝統の味なのだ。

国産の良質な鰻と炭火焼きにこだわり、熟練の技で焼き上げた鰻。
金沢ではトップブランドと言っていいんじゃないかな。
タレも、甘みづけに俵屋さん(創業天保元年!)の飴を使うなど
ずっと守り継がれてきた美味。

土用丑の日ともなれば、近江町市場に長蛇の列ができることでも知られている。


肉厚でふっくら焼き上げられた鰻はもちろん超美味なのだが、
自分的にはこの肝串が最高!

ひと串に何尾分使っているのか、とにかくボリューム満点で
しかもそれぞれが大きく、きっちりコクのある「レバーの味」がする。

スーパーで見かけるうな肝って、見た目にも貧相だし
タレや調味料の味ばかりでレバーの旨味はほとんど感じない。

はっきり言って、別物。
自分は、この串に出会うまで鰻肝が嫌いでした 笑


こいつは、レンジで温めてはいけない。

ウチでは、魚焼きグリルでじわっと温め直します。
せっかくのカンペキな焼き上がりを、さらに焼きすぎて固くなったりしないよう
注意深く、あくまで「じわっと」温める。



で、タレをかけ、好みで山椒の粉を振ってかぶりつくのだ。
杉本さんの鰻を買うと、山椒の粉は付けてくれるけど、自分はあまりつかわない。

素材そのものに臭みなんかないし、炭火の香ばしさを味わう妨げになるような
気がするので。

こいつには、辛口の冷や酒が合う。
タレの甘みや肝のコクをさらっと流して口の中をリセット。

で、また串にかぶりつく、と。・・・旨すぎ!




この肝串、ひとつだけ難点がある。




「すぐ売り切れる」のだ 笑

午後から市場に行っても、まずない。

たぶん熱烈なファンは多く、朝から買い求めにくるのだろう。
蒲焼きと違って1尾で1本できるものでもないし、いたしかたないところ。

離れて暮らす家族に送るために買っていく人も多いようだ。


今回は、某コネクションで3本ゲット。

やっぱ旨いわ~www







おまけ画像 笑

なぜか刺身用の甘エビが超安く、山陰のものだったけど
40匹ほど入ってなんと500円だったので即買い!

カミさんが美しく殻むいてくれました。

豪華な晩酌でした~~~


















肉の味~イノブタニンニク鍋編 【ガーリック星人レシピ・Simple is Great!】

2011-11-18 | 日本全国ご当地美味
これも、「ご当地逸品モノ語り」で届けてもらった「イノブタ肉」。
スライス500gパックが2つに、秘伝のなべつゆが2本ついて届いた。

すぐにイノブタ鍋をして、その臭みが皆無で脂がなんとも甘い
イノブタ肉に感動したのが10日ほど前のこと。
ツユがまた美味しくて、次はいつしようかと楽しみにしていたのだ。

だが、肉のうまさが、ちとイタズラ心に火をつけた。


「これだけうまい肉だし、ほかの味でも試してみたい!」


肉そのものが超うまいのだから、もっとシンプルに!もっと肉のうまさをストレートに!


ぴったりの鍋、ありました。

その名も「豚バラニンニク鍋」

もともとは、俳優の石倉三郎さんが週刊ポストに掲載したレシピらしい。

この鍋がスゴいのは、
「ダシ不要、調味料は塩のみ」
というところ。

レシピを見たときは、正直、

「なんぼいい肉使っても、これでホントにうまくなるのか・・・・??」
かなり、疑ってました。


まずはニンニクを用意。
レシピでは2株!!となってましたが、切ってる途中で怖くなり(笑)
1株ちょいでとどめました 爆

鍋に水と酒を入れ、沸かしてアルコールを飛ばしたらニンニク全量!と
肉を放り込みます。

恐るべし大量のニンニク 笑


肉に火が通ったら、大きくざく切りにしたキャベツを投入。
今日は半玉使用。

キャベツに火が通ったら、塩で味付けして完成。

・・・でしょ?

・・・・・こんなんでホントにうまいん??  と思うよね。

今回は贅沢にイノブタ肉をおごったけれど、本来は豚バラ肉でする料理。

だまされたと思ってやってみて。マジうまいから。

ニンニクと肉の脂がこれほどまでにダシとして機能するとは思ってもみませんでした。



超シンプルながら、それだけに素材の味がしみじみわかる逸品。

試してみられるときは、ニンニクと塩にはこだわってほしいです。
大粒で香りがいい国産ニンニクを使いたい。
塩は食卓塩や調味料入りのア〇シオではなく、海の自然塩や山の岩塩の良いものを選んで。

この鍋は、くどい化学調味料が一切ないので、自然塩に含まれるミネラルなども塗りつぶされることなく
味の一部として活躍します。

結論から言うと、家庭の鍋としてはトップレベル。
たぶん豚バラでも十分うまいけど、とにかく甘く旨みたっぷりの
イノブタ肉なら問答無用の旨さなのだ。

料理に手をかけるのは大切なことだが、「いじくりたおす」のは良くないというのが持論だ。

良い素材ならなおのこと。

今日の鍋は 「和歌山のイノブタ肉」 「青森のニンニク」 「ヒマラヤのローズソルト(岩塩)」。
この、どシンプルな味付けがイノブタ肉のポテンシャルを最高に引き出したと
思っています。


湯気でレンズ曇った 笑
少々肉とキャベツを残したところに、〆のラーメン投入。

これでもかとブラックペッパーを振って、びしっとスパイシーに!
これ、正直、ラーメン専門店の味にひけをとりません。
無化調だけに、ある意味「勝ち」かも!

あるブロガーさんは、「〆ラーメンを食うためにこの鍋をするのだ!」と
書いてましたが、なるほど納得ですw

満腹・超満足の鍋でした。

これからの季節、スタミナづくりだけでなく、風邪予防にも効果がありそうです。

唯一の難点は、「たぶん、明日はデートできない」てことだけ(笑)


念入りに歯磨いて、ブレスケア飲んで寝ます~

ごちそうさまでした。














肉の味~【ご当地逸品モノ語り・奈良】

2011-11-18 | 日本全国ご当地美味
先日、ラジオ通販でオーダーした「大和牛コロッケ・大和ポークメンチカツ・生ソーセージ」が届いた。
FMかなざわ、土曜朝の「おはようサタデー」で7時半からのコーナー、
「ご当地逸品モノ語り」で全国のうまいものを紹介している。
これがなかなかイイのだ。



たっぷりのレタス、オニスラ、トマト、ブロッコリーと、野菜をふんだんに
準備して揚げ物対応はカンペキ(笑)
ちなみに、チラッと写ってるプチトマトは最近見つけた「ジュエル」。
これ食うと他のプチトマトが物足りなくなるんだよ~w



寄りすぎてピンボケだけど、この断面がすべてを語ってますw

とにかくジューシィ
「肉の味」がよくわかる


評価はこの2点につきますね。

市販のメンチやソーセージは、見た目は良くても肉質がよくないものを
使っている(ことが多い気がする)ので、大量の調味料やスパイスを放り込んで
イヤなにおいを抑えているものが多い(と思う)。

生タイプのソーセージなど

「こんなにスパイシーにしたら味わからんがな(怒)」

と感じることが多いのだ。
スパイシーさや、辛さを売りにしているものも多い。
それはそれでアリなんだろうけど、肉の風味、肉汁の旨味がきっちりわかるものと
比べれば勝負はついている。

今回の「牛信」さんの商品は、ふれこみ通りに肉の旨さをしっかりと
味あわせてくれる逸品でした。

味付けはおだやかで、バジル入りのソーセージにしてもハーブの風味はやや控えめ。
じゅわっと口にあふれる肉汁はソーセージ、メンチに共通。
これがなんともいい味なのだ。

普段は、マスタードやソースを使うけど
今回の商品に限っては不要!


せっかくの肉の旨さを塗りつぶしてしまう気がして、一切使いませんでした。
それくらい、味わい深い。

で、やってみたかった「極上メンチとたっぷりレタスのサンドイッチ」がこれ ↓




サンドイッチはレタスとパンで味が薄まるので
ほんの少しだけ「サンバル」を使用。

大量にかけてしまうと微妙な味わいがわからなくなるが、このくらいなら
適度な辛みが全体の味をうまくコーディネートしてくれる。

今回はソフトな食パンを使い、なかなか良い感じ。
これだけジューシィだと、もっとざっくりしたライ麦系のパンでも
全然イケますね。
だいたい、市販のサンドイッチやバーガーはソースやトマトの水気で
全体をまとめてるものが多いのだ。
なので、一番大事なメインの食材の味がぼやけるのが不満。

このメンチなら、そのものの味わいと肉汁でOK。
次はライ麦のパンかバンズでやってみようw

あ、残ったパンでレタスとソーセージを手巻き風にして食べたけど
これもサイコー!!


そしてコロッケ。

家で揚げたてなのでコロモの食感は言うまでもなくサクッと最高。
同じく控えめな味付けで、ジャガイモのやさしい味がシアワセ感満載だ。

惜しむらくは、売りになってる「大和牛」の味が弱いかな・・・
コロッケとしてはすごくうまいんだけど、
どうしても肉の量はわずかだし、肉の旨味の違いを
はっきりと感じることはできませんでした。

これは一度、ステーキで食う必要がありますね 笑


揚げ物は後片付けも面倒なので、家ですることは少なくなってきているけど
今回はやった甲斐あり!

揚げたてを食えて良かったと、ココロから思える良品でした。
オススメです。















ブランド牛・ブランド豚を、あえてコロッケで 【ご当地逸品モノ語り 奈良】

2011-11-05 | 日本全国ご当地美味

最近ぷにょなハラには毒だけど、コロッケが大好きだ。

下町の、昭和レトロな商店街で買い食いするとたまら~~ん!

個人的商店街買い食いランキングでは「じゃこ天」がトップなのだが(笑)
僅差でコロッケ。続いてカラアゲ。

揚げもんばっかしかい(笑)

私の場合、たこ焼きお好み焼きなどの、いわゆる粉モノはその後に来る。
スイーツ系はアウトオブ眼中。


で、また通販で注文してしまいました。コロッケ。



コロッケとメンチカツ、手作りウィンナーのセット。

なんと、奈良のブランド肉「大和牛」「大和ポーク」を使っているという。
贅沢感満載じゃないですか!ステーキや厚切りカツで美味い肉をふんだんに使った
コロッケ・メンチ・ソーセージ。

コロッケやメンチのうまさは、もちろん素材によるところは大きいが
一番大事なのは「時間」なのだ。

時間=熱&衣の食感 と言っても良い。

肉屋の店頭で買い食いするコロッケがあんなに美味いのは
この時間軸が一番うまいタイミングで食えるからにほかならない。

スーパーの総菜売場で買ってきたコロッケはコロモが水分吸って、
それをレンジで温めた日にゃ、へにょへにょだ。

んなモンはコロッケぢゃねぇ~~~~!!! と声を大にしていいたい 笑

なので、一緒に食事をしていても、せっかくサクッと上がったコロッケやカツを放置して
おしゃべりしてる人など見ると、表面はにこやかに応対しているが
内心「・・・・・許せん・・」と思うタイプです 笑


もとい。

よって、コロッケやメンチは揚げたてがうまいに決まっているし、
ソーセージも茹でたてが最高!
それで素材が良くて、こだわりの手作りとなればマズいハズがない。

この条件を手軽にクリアするためには、家で調理するのが一番だ。

でもイチから作る気はないので、冷凍品の通販がGood。

ああ~~楽しみやぁ~~


前もって千切りキャベツに薄塩あてて、少ししんなりしたヤツを作っておく。
トマトも切って、やや固めに塩ゆでしたブロッコリーなどもあると良い。

メンチの場合はオニオンスライスがこれまた合うんだよね。

ガーリック星人の私としては、カリカリサクサクのフライドガーリックも
つくっておきたいところだ。笑

ソーセージにはもちろんマスタード。
国内産のブラン(白い)タイプのものなら、和ガラシもいいし、
意外とゆず胡椒なんかも合う。


熱々のコロッケ、メンチ、ソーセージとなれば、酒はもちろんビール

メンチにかぶりついて「じゅわっ」と流れ出す肉汁のうまみを堪能したあと
口の中の脂をビールで洗い流す時の旨さ!

何度でも繰り返したくなるよね・・・キケンか 笑

熱々をしっかり食べたら、後は残った野菜とともにチーズなどつまみつつ
ワインでも水割りでも飲めばよい。

とにかく、熱と脂に最高に対応する酒はビールしかないのだ(偏見か 笑)


届くまで1週間ちょい。待ち遠しいなぁ~・・・

たくさん入っているみたいだし、一度家でつくってみたかった
「極厚メンチカツサンド」もやってみよう!

バター&マスタード塗ったパンにたっぷりのレタスとオニスラ乗せて
揚げたて熱々のメンチ乗せてはさむ。
アゴ外れそうに大口開けてかぶりつく様子を想像するとヨダレが・・・笑


で、ここだけの話ですが、コロモのサクッと感がどうとか偉そうなこといってますが・・
両面ウスターソースどぶどぶかけたコロッケを、お皿に薄く盛ったご飯にのせ、
さらに薄くご飯をのせて、一見ただのライスに見せかけた
「コロッケライス」。(椎名誠さんの本で紹介されていた)

ジャンキーだと言われようが、「外道め」とののしられようが
これ、大好きです。チョー旨いっ!!!


食い物記事が多いブログやってると、ときどき「グルメだね~」と言われますが
私の場合は頭に「B級」がつきますのでそこんとこよろしく。

決してフォワグラの旨い店とか、キャビアの美味しい食べ方なんて訊かないようにお願いします。
食ったこと、ほとんどないもん 笑。



















こだわりの蜂蜜【ご当地逸品モノ語り】

2011-10-19 | 日本全国ご当地美味
また、食品通販に手を出してしまった・・・

うまそうだったんすよ、老舗のこだわり蜂蜜。
特に「巣蜜」というのに興味があって・・・


巣蜜とは、巣箱の中の状態そのまま、花粉で固められた蜜。
パッケージを開けると、花の香りというか、ごく近くで花の香りを嗅いだときの
花粉の香りそのものがふわ~っと立ち上る。
これは桜の蜜。

なかなか面白い。


いい蜂蜜は花の香りそのものがありますね。
香りというのは蜂蜜の大切な価値。

ラズベリーとバラの花びらのジャムを紅茶に入れて飲む・・・などという
まったくガラにもないことをしてしまった

たしかにいい香りでうまいけど。
俺はやっぱ「農家の手作り漬け物つめあわせ」とか「一夜干しこだわり塩の干物つめあわせ」とかの方が
似合ってるな・・・苦笑


ところで、まったくの余談ですが
mixiのリンクに、「お母さんからの謎メール、傾向と対策」という記事があって
なんとなく読んでコーヒー吹いてしまいましたw

その一部コピペ

■お母さんは誤字脱字も気にしない

 漢字変換と並んで多いのが誤字脱字。漢字変換にも同じことが言えますが、基本的に書いたメールを最後に読み返すという習慣がないようです。というわけで、こんなメールが届きます。一見すると心暖まるメールのようですが……。

【本文:風邪だいじょぶですか。暖かくしね】

 ねぇ最後。最後のとこすげー怖い。まぁまぁ、とはいえ、お母さんにも悪意があったわけではないですからね。……え? 本当にないよね?



暖かくしね

超笑えます!お暇な方は読んでみてくだされ




















目覚まし FM ご当地逸品モノ語り

2011-10-08 | 日本全国ご当地美味

少し前、目覚ましを携帯からラジオに変えてみた。

理由はシンプルで「同じ音より変化のある音のほうが目覚めやすいから」。

たしかに、ヒトの声がある方が目覚めは良い。
ケータイと違ってラジオならそのままつけっぱなしでも問題ないし。

で、先週の土曜日。
なにげにそのままラジオつけていると、なかなかに旨そうな話をしている。

お題は「じゃこ天」のようで・・・・・・。

実は、じゃこ天が大好きだ。

地方出張で時間があると、必ず地元の市場やスーパーに行くのだが、
その時の買い食いの楽しみは「じゃこ天」。
やや離れて、「コロッケ」。

じゃこ天は、オトナの買い食いの王様です 笑

市場で食べる揚げたてのじゃこ天はまことに旨い。
ビールが飲める時間帯であれば、当然缶ビール片手に市場を徘徊するのだ。

そんなだから、その日のラジオ番組で
じゃこ天の通販やってるのに、つい聞き入ってしまった。

じゃこ天は地方色があるほど楽しい。

聞いていてひっかかったのが、「はらんぼ天」。
サラリーマン時代に2年ほど高知に通っていたので、「はらんぼ」と聞くと
ヨダレが出ます 笑

※はらんぼ=鰹のおなかの部分。内臓を出した外側の薄いところ。

はらんぼは身は薄いけど、脂のりのりで焼いて食うとたまらんのです。

※後日追記 私の思い込みで、カツオのはらんぼをまぜてあるじゃこ天と思ってましたが、
宇和海には「はらんぼ」という小魚がいるそうです。
ですので、高知で言うカツオのはらんぼとは全然違ってました 汗^^;
すみませんでした~

ちなみにこれが、小魚の「はらんぼ」



そしてこれが、カツオのはらんぼ



勘違い、たいへん失礼しましたm(__)m

で、人生初の通販電話 笑
アマゾンや楽天のネット通販は頻繁に使うけど、ラジオショッピングに電話したのははじめてだ。

・・・・・大当たりでしたw

真っ白に漂白した大メーカー品とは違い、黒々とした色が、いかにも
「皮も骨も全部入ってるべさ!」という感じだ。

敬意を表し、あえてレンジ加熱はしないで、きちんと油で揚げ直す。

・・・・・これ、最高です!

噛んだときに、これだけ汁気の多いじゃこ天は初体験!
魚の旨味のエキスと、はらんぼのおいしい脂がジュワッと口に溢れる。

普段はショウガ醤油などで食うけど、そんなもの一切いらんです。

ビールが、口に残った脂をさらっと流してくれ、また一口。
ときどき、粉砕された小骨のような食感のものに気づくのもまたイイ。

気づけば、4枚分一気食いしてました 笑

きちんとこだわって作ったじゃこ天は、やっぱ旨いわ。たまら~ん!

もうひとつ、セットに入っていたのが「じゃこカツ」。


見た目、トンカツだけど中身がじゃこ天 笑

これも良かった~~~
最初は「キワモノ???」と思ったのだけど、意外にもサクサクの衣が
じゃこ天に合う。
妙にじゃこ天の弾力と合うのだ。

そのままのじゃこ天と違い、衣がある分食感が楽しめるのと、
噛んだときの香りの立ち上がりが普通のじゃこ天より一拍遅れてくる感じが
なんとも良い(マニアックか・・・笑)

これも、ソースいらずの旨さでした。
良い香りはするけど、魚くささは感じないし、お弁当や子供のおかずにも
良さげ。

残念なことにちょうど切らしていたけど、生搾りのレモンがあればもっと
うまかったかなぁ。
まだあるので、次に揚げるときは忘れずレモン買っておかねば!


どっちも旨かったけど・・・・

小料理屋の和服の美人おかみに
「雅さん、はらんぼ天とじゃこカツ、どっちがいい?」なんて訊かれたら
私は迷わずはらんぼ天をチョイスしますな。

「え?女将がいいんだけど」とかいうお約束のボケはなしで 笑



じゃこ天は、ご当地に行って食うのが旨いに決まってる。

だけど、自分の地元にはない美味しさが届けてもらえるってのは
なかなか良いなと、しみじみ思った次第です。

ちょうど今朝も、なんだかかなり旨そうな蜂蜜とジャムをやってた・・・
いい蜂蜜って、とことん旨いんだよなぁ・・・

目覚ましをラジオにしたのが良かったのか悪かったのか・・・
ハマると散財してしまいそうでコワいわ 笑

あとで気づいたけど、ラジオかなざわの「ご当地逸品モノ語り」という
コーナーでした。

こっちだと、大のお気に入り、ぶった農産さんの「ブリぬか漬け(へしこ)」なんか出したら
売れるんじゃないかなぁ・・・

FMって音楽番組しか聞いてなかったけど、こんなんもあるんだね。

ごちそうさまでしたm(_ _)m