久しぶりに「ここはどこ?」をやってしまった
半徹夜状態を引きずって向かった大阪。昨日午後2時からの会議は滞りなく終了。
夕方、とりあえずビジホにチェックインし、シャワーと着替えをして、いざミナミへ。
10000嬢と心斎橋で落ち合い、まずはメキシコ料理のEL PANCHOでビールと食事。
どれがなんという料理かはわからないけど、どれも美味かった。こういう味って普段まず食べないので
新鮮でもありGood。狭い店だったけど、満員で活気があり、いい店でした。
大皿に盛られた料理は、牛すね肉の煮込み、鶏のグリル、アボカドディップ、豆のディップ、コーン、
ピザ風タコス、サラダ、その他いろいろ。これにテーブル備え付けのサルサソースとメキシコのタバスコ(名前忘れた)を「うりゃ!」て感じでかけ、ビールで流し込む。
・・・うーむ旨い。結構おなかもふくれ、不思議な生演奏もあり、盛りだくさんに楽しめました。ここでは生ビール5杯くらいかな。ドランカーメーターは、10%くらい。
まだまだほろ酔いのはるか手前です。
そして今回は本当に久しぶりに行きたかったナンバの「山三(やまさん)」へ。
いつも満員なので「無理かな~」と思いつつ行ったのですが、ちょうど入れ替わりで座れた。ラッキー!
ここは日本酒好きには有名な店で、休みには全国の造り酒屋を行脚するマスターが気に入った酒だけを仕入れています。蔵元といい関係を保っているから、まず売っていないスペシャルな酒がいっぱい!
店の雰囲気も、よく通った17~18年前となにも変わっていない。
笑顔が印象的なおかみさんと、おかみさん似の娘さん。家族三人で切り盛りしています。
私が通っていた頃は、娘さんはランドセルしょってたのに・・・感慨深いものがありますね~。
最後に行ったのはたぶん6~7年前だと思いますが、マスターもおかみさんも覚えていてくれた。嬉しかった。
必ず頼む「山鶴(奈良の酒)にごり」。
こいつは生粋の生酒で、開けるときはまず千枚通しでふたに小さな穴を開け、ガスを抜かなければなりません。
いきなり栓を抜くとシャンパンシャワー状態に!
火入れをしてませんから、瓶の中でも酒が生き続けています。
グラスに注ぐと、本当にサイダーを注いだときのようにしゅわしゅわと炭酸ガスが弾けます。
にごりとは名ばかりのいいかげんな酒も多いですが、こいつは本物!
まさに日本酒のシャンパンなのです。一杯600円。受け皿にたっぷりこぼれるまで注いでくれるのが山三流。
気取った日本酒の店だと、吟醸酒一杯で2,500円とか平気で取る店もありますが、心から日本酒を愛するマスターはいつも安く、本物の酒を出してくれます。ええ店や~・・・
浦霞(宮城)、亀泉(土佐)、秋鹿(大阪)、春鹿(奈良)・・・まだ結構飲んだけど忘れた・・・と旨酒で全国を巡ります。つまみは自家製の「子持ちイカスモーク」これが絶品。
気取ったメニューはないけど、心の入った手作りの品々は最高。日本酒のアテとしてスバラシイものが目白押し。イカのワタ煮なんて言葉も出ない旨さです。
大阪へ行かれる機会があったら「山三」と「ふじ井(モツ煮込みとレバ刺しを芸術の域まで高めた名店)」はイチ押しです。ぜひ!
山三のカウンターにて 奥から酒飲みA氏、酒飲みB氏、酒飲みC氏、10000嬢
C氏の表情には微妙にテレがあるが、10000嬢にはないできあがっとる・・・
山三ではフシギな出会いもありました。カウンター左隣から「ア○プラザ」とか「片町」とか聞こえてきて、
んん?と思って話しかけてみると、A氏は金沢出身者、B氏は仕事で金沢に住んだことがあると判明。
男性3人組だったのですが、妙に意気投合し、次の店へ一緒に行くことになりました。
この時点でドランカーメーターは70%位にアップ。意識はしっかりしていますが、自分で「酔っぱらってる」がわかる位になってます。
3軒めは心斎橋近くのBar「アグアマーラ」。10000嬢のホームBarで、とても静かで雰囲気の良い店です。
マスターのコレクション。バーボンやスコッチの、古い陶器ボトルの数々。いいカンジ。
3人組(酒飲みA、酒飲みB、酒飲みC)のうち酒飲みA氏は帰られましたが、代わりに酒飲みB氏の同僚のお姉さん登場。
酒飲みB氏となかなかロケッティな姉さん
さらに場は盛り上がり、あの静かなBarで大騒ぎしてしまった・・・・。旨い酒と楽しい会話ですっかり酔っ払い、メーターは100%を突破!
この店を出る直前くらいから記憶が部分的に欠落しています・・・
まず、お金を払った覚えがない。タクシーに乗り10000嬢を途中でおろしたところは覚えてるが、ホテルに帰ったあたりはかなりうろ覚え。フロントでキーを貰ったのは記憶があるけど、朝、気が付くと缶チューハイと水とおにぎりがテーブルに置いてある。買った覚えはあるようなないような???
勘定を払ったかどうかが気になり10000嬢にメールするも「ワタシも覚えてない。わからんもんはしゃーない
」と返信が。まぁええか~。
しかし、アタマはぐらぐらし、カーテンを開けると外の明るさが脳みそに突き刺さる!
とりあえず水を一気飲みし、缶チューハイを製氷室に放り込んで熱いシャワーで酔いざまし。
シャワー後、冷えた缶チューハイ一気飲みの迎え酒で、なんとか生き返ったような気に。
起き抜けの缶チューハイ
幸い泊まったビジホは土日はチェックアウトが午後1時までOKだったので、ごろごろしてるうちに気力が戻って来ました。
午前11時過ぎにやんわりチェックアウトし、まずは梅田ヨドバシへ。帰りのサンダーバードで観る廉価版洋画のDVDを購入。少し歩くと元気が出てきて、そのまま
新梅田食道街の串カツ「百百(もも)」へ。
百百の外観。営業時間が午前9時からになっているのが見えるだろうか
どんどん変わって行く大阪の街の中で、新梅田食道街は相変わらずの庶民的風情を持ってます。店は綺麗じゃないけど味はGOOD。百百は朝からやってますので、酒飲みのおっさん達が早い時間から串カツ片手にぐびぐび飲んでる。
負けじと生ビールとチューハイをあおり、満腹して店を後にしました。
哀愁ただよう百百の店内。もちろん立ち飲み。
大阪ではあたりまえの「二度づけ厳禁」の共用ソースのつぼ。
百百くらいの老舗になると、いまさら「二度づけ禁止」などとは書いてない。大阪では「ものを盗んじゃダメ」と同じくらい「道徳」の一部なのだ
絶品!骨付き若鶏のカツ
オーダーは1種2本から。今日はイカ、牛カツ、豚カツ、うずら卵、れんこん、若鶏、計12本を制覇してきました。
どれもホントに旨い。特に、写真の若鶏は最高。どんな下ごしらえかは知りませんが、その柔らかさは絶品です。
床が灰皿!
百百では、灰皿&ゴミ箱は床!(ちゃんと「ゴミ/吸い殻は床に捨てて下さい」という貼紙がある!
)
この店は、Yーハンをぜひ一度連れて来てみたいと思ってる。絶対に気に入るはずや!
新梅田食道街の風景。さすがにハラいっぱいで喰う気にならなかったけど、ここのたこ焼きも絶品。
旅行者も大阪人も並んで買ってます。
カミさんへのお土産は知る人ぞ知る「あんぱんや」のパンを購入。ミスタードーナツのあんぱん版だと思っていただければイメージ近いです。
ここは何十種類ものアンパンがあり、どれも甘さを控えて小豆の味がしっかりわかる。甘いものダメな私でも美味しく食べられます。
今日買った中では黒豆あんぱんと、アンパンではないですが肉まんの具を仕込んだ豚パンが素晴らしかった。コンビニの肉まんより絶対に旨いと断言します!どれも100円ちょいくらいで買いやすく、おすすめ店っす。
帰りのサンダーバード車内では、ヨドバシで購入したDVDのうち1本を観る。
今回は「Chitty Chitty Bang Bang」・・・チキチキバンバン1,340円。意外と長編。大阪を出てすぐに観だしたのですが、終わったのは小松過ぎてから。
チキチキバンバンは曲が超有名だし、大昔にTVでやってたような気がしますが、映画はたぶん見てなかったと思います。
ミュージカル系の映画はあまり見てなくて、ホントに「オズの魔法使い」「サウンドオブミュージック」「メリー・ポピンズ」くらいしか名前が出てこない。結構喰わず嫌い的な部分もありました。
しかし!
チキチキバンバンは凄い!素晴らしい! こんないい映画だとは知りませんでした。演出も音楽も見事なまでの巧みさでマッチ。キャスティングも最高です。主人公の子供たち、ストーリー的には泣けるところではないのに一瞬の表情だけで涙うるうるになったりする素晴らしさ!
最初から最後まで、全く飽きさせることなく展開するストーリーと素晴らしい音楽。文句なし、というか大絶賛します。見事です!
日本人的なオナミダ頂戴とは無縁の「Fantastic!」さで感動して泣ける名作!
40年前にこんな素晴らしい映画ができたんやと思うと、アメリカっつーのはつくづくエンターティメント大国だと思いますね。
これ、ホント超おすすめです。エ○B様、アンジー様、kousei様、かよ様・・・その他拙ブログを御覧いただいているまんだらな皆様、観ていない、あるいはもう一度観てみたいという方、お貸ししますよ~。最高っす!