安易に日本経済の衰退だなどとかぬかすな
今日のネットニュ-スを見ていたらヴェトナム人の暗黒組織(日本国内での)の事が載っていた。共産主義国で後進国だからまあそれは当然だろう。それよりこの文中に「衰退を続ける日本経済」と書いていた。どこが衰退なのだ???日本経済の基礎はしっかりしている。解りやすい例を言おう。麻生副総理の談によれば1990年から日本国債のほとんど全部は年金・医療などの保険資金として使われてきた、と言う。そうだろうな、これらの保険制度を整備するだけで数千兆円の金は要るだろう。人口が億を超える大国でこれほどの福祉を整えた国が他にあるか。社会福祉とは必要だがGDPには極めて数えにくいものなのだ。貯蓄であって投資とは言えない。だから社会福祉を整備すれば一見経済は低迷しているように見える。トヨタの車が走るのと、老齢年金を納める(もしくはもらう)のと比べればいい。多くの後進国がテイクオフ(工業化)して遭遇するのがこの福祉の負担だ。中進国でそれに成功した国はない。これを中進国の罠と言う。酒樽二つを抱えて富士山にのぼるようなものだ。
次に日本の製造業の骨格はしっかり保たれている。現在日本の造船や鉄鋼会社ではどこでも作れるようなものは作らない。トヨタと新日鉄が提携して独自の鋼板を造った。その延長線上にス-パ-スティ-ルがある。軽くて強靭な鋼材だ。6-7年前韓国の製鉄会社が新日鉄の制作法を盗んだ。新日鉄は提訴し5年前500億円の損害賠償で和解させられた。しかしその間に韓国の会社が挙げた売り上げは1兆円を超えると言われる。船にもピンからキリまである。現在数千メ-トルの深海を探索して鉱物を掘りだせる技術は日本にしかない。中国は月へ衛星を送ったと言われる。それより小惑星から鉱物を持ち帰ったハヤブサの方が技術的には上だ。天文学からそう推理できる。
列挙すればきりがない。無責任な日本経済衰亡論など発現するな。経済とは人がそう思えば事実そうなるものなのだ(自己実現)。振り返ると戦後の経済論にはこの弱気発言が多かった。池田隼人総理が所得倍増・高度成長を唱えた時、マスコミの大勢は物価倍増と公害激甚化と反対した。結果は御覧の通りだ。戦後食料難で1000万人餓死説が出た。餓死者はほぼいなかった。私がこの件でつくづく感銘する事は、国民が飢えに瀕した時責任者である政治家・官僚で将領配給に際してほとんど汚職が無かったことだ。
すぐ弱気になる、自己の優越を認めないのは戦後の日本の一大傾向だ。私はこれをGHQによる洗脳の結果だと診ている。前回の大戦に対して日本は全面的に責任を負う必要はない。むしろアメリカから仕掛けられた節が濃厚だ。結果として戦勝国になったアメリカは二度と日本が戦争できないように画策した(この事実は今度大統領になったバイデン自身が言っている)。代表例が二週間で出来上がった翻訳憲法だ。そして戦犯裁判。勝者が敗者を裁くことはできない、矛盾だ。それをあえて強行し日本が意図して戦争を起こしたとされた。日本の歴代政権担当者が意図して共同謀議し朝鮮、満州、中國にそして米英蘭に戦争を起こしたとされた。日本はむしろ戦争に引きずり込まれたのだが。日本人全体に戦争責任があるとされた。一億総懺悔などとも言われた。日本人は戦争を好むから、そうしないように洗脳しようと意図された。War guilt information(WGI戦争犯罪を知る事)とか言って日本人の風習、好み、歴史認識などを変える試みが為された。この間7年間、一切はGHQの指示に基づき行われた。誰が指示し誰が責任者かもわからない、7年間の闇だ。ともかくすべての情報は検閲されたのだから。二三例を挙げよう。小中学校の科目から「日本史」は無くなった。日本の歴史を検閲外で教える事は犯罪になった。地理・歴史という科目は抹殺され、「社会科」という得体の知れないものを習わせられた。体育で剣道・柔道を教える事も禁止された。ついでに言えば忠臣蔵や勧進帳の興業も禁止された。官界・財界の指導者数千人が追放された。GHQは指導層を追放する事で日本の力を抹殺したかったんだろう。しかしどっこい日本はアメリカと違い中間層が厚い。むしろ有能な経営者や指導者がどんどん育った。戦後製鉄に革命をもたらした西山弥太郎などはその典型だ。
戦争犯罪云々を刷り込まれた分子は知識人に多い。元来知識人は指導者ぶりいい子になりたがる。彼らは「進歩的文化人」と揶揄された。彼らの中には俳句を文学にあらずと言うものもいたし、日本語を廃止しようと提唱する者もいた。次回は満州事変から終戦までの経緯を説明しよう。
「君民令和、美しい国日本の歴史」文芸社刊行
今日のネットニュ-スを見ていたらヴェトナム人の暗黒組織(日本国内での)の事が載っていた。共産主義国で後進国だからまあそれは当然だろう。それよりこの文中に「衰退を続ける日本経済」と書いていた。どこが衰退なのだ???日本経済の基礎はしっかりしている。解りやすい例を言おう。麻生副総理の談によれば1990年から日本国債のほとんど全部は年金・医療などの保険資金として使われてきた、と言う。そうだろうな、これらの保険制度を整備するだけで数千兆円の金は要るだろう。人口が億を超える大国でこれほどの福祉を整えた国が他にあるか。社会福祉とは必要だがGDPには極めて数えにくいものなのだ。貯蓄であって投資とは言えない。だから社会福祉を整備すれば一見経済は低迷しているように見える。トヨタの車が走るのと、老齢年金を納める(もしくはもらう)のと比べればいい。多くの後進国がテイクオフ(工業化)して遭遇するのがこの福祉の負担だ。中進国でそれに成功した国はない。これを中進国の罠と言う。酒樽二つを抱えて富士山にのぼるようなものだ。
次に日本の製造業の骨格はしっかり保たれている。現在日本の造船や鉄鋼会社ではどこでも作れるようなものは作らない。トヨタと新日鉄が提携して独自の鋼板を造った。その延長線上にス-パ-スティ-ルがある。軽くて強靭な鋼材だ。6-7年前韓国の製鉄会社が新日鉄の制作法を盗んだ。新日鉄は提訴し5年前500億円の損害賠償で和解させられた。しかしその間に韓国の会社が挙げた売り上げは1兆円を超えると言われる。船にもピンからキリまである。現在数千メ-トルの深海を探索して鉱物を掘りだせる技術は日本にしかない。中国は月へ衛星を送ったと言われる。それより小惑星から鉱物を持ち帰ったハヤブサの方が技術的には上だ。天文学からそう推理できる。
列挙すればきりがない。無責任な日本経済衰亡論など発現するな。経済とは人がそう思えば事実そうなるものなのだ(自己実現)。振り返ると戦後の経済論にはこの弱気発言が多かった。池田隼人総理が所得倍増・高度成長を唱えた時、マスコミの大勢は物価倍増と公害激甚化と反対した。結果は御覧の通りだ。戦後食料難で1000万人餓死説が出た。餓死者はほぼいなかった。私がこの件でつくづく感銘する事は、国民が飢えに瀕した時責任者である政治家・官僚で将領配給に際してほとんど汚職が無かったことだ。
すぐ弱気になる、自己の優越を認めないのは戦後の日本の一大傾向だ。私はこれをGHQによる洗脳の結果だと診ている。前回の大戦に対して日本は全面的に責任を負う必要はない。むしろアメリカから仕掛けられた節が濃厚だ。結果として戦勝国になったアメリカは二度と日本が戦争できないように画策した(この事実は今度大統領になったバイデン自身が言っている)。代表例が二週間で出来上がった翻訳憲法だ。そして戦犯裁判。勝者が敗者を裁くことはできない、矛盾だ。それをあえて強行し日本が意図して戦争を起こしたとされた。日本の歴代政権担当者が意図して共同謀議し朝鮮、満州、中國にそして米英蘭に戦争を起こしたとされた。日本はむしろ戦争に引きずり込まれたのだが。日本人全体に戦争責任があるとされた。一億総懺悔などとも言われた。日本人は戦争を好むから、そうしないように洗脳しようと意図された。War guilt information(WGI戦争犯罪を知る事)とか言って日本人の風習、好み、歴史認識などを変える試みが為された。この間7年間、一切はGHQの指示に基づき行われた。誰が指示し誰が責任者かもわからない、7年間の闇だ。ともかくすべての情報は検閲されたのだから。二三例を挙げよう。小中学校の科目から「日本史」は無くなった。日本の歴史を検閲外で教える事は犯罪になった。地理・歴史という科目は抹殺され、「社会科」という得体の知れないものを習わせられた。体育で剣道・柔道を教える事も禁止された。ついでに言えば忠臣蔵や勧進帳の興業も禁止された。官界・財界の指導者数千人が追放された。GHQは指導層を追放する事で日本の力を抹殺したかったんだろう。しかしどっこい日本はアメリカと違い中間層が厚い。むしろ有能な経営者や指導者がどんどん育った。戦後製鉄に革命をもたらした西山弥太郎などはその典型だ。
戦争犯罪云々を刷り込まれた分子は知識人に多い。元来知識人は指導者ぶりいい子になりたがる。彼らは「進歩的文化人」と揶揄された。彼らの中には俳句を文学にあらずと言うものもいたし、日本語を廃止しようと提唱する者もいた。次回は満州事変から終戦までの経緯を説明しよう。
「君民令和、美しい国日本の歴史」文芸社刊行