ブログを終了させて、1年あまり。
もうブログを書くことも無いと思っていました。
しかし今回、心を衝き動かされる蕎麦を田形さんが食べさせてくれました。
これが再度、ここに執筆をすることを決意させました。
たがたの「蕎麦会」
これは実に魅力のあるもので、蕎麦好きにはたまらないものがあります。
蕎麦という食べ物に興味のある方、蕎麦が好きな人には是非是非行って欲しいです。
しかし、別の言い方をすると、非常にマニアックです。
僕はこれにハマり、蕎麦好きから蕎麦マニアになってきたと感じております(笑)
ただ、この「蕎麦会」は田形さんの事前準備と体力・気力をかなり要するもので、不定期開催です。
しかも、開催情報が出ない場合もあり、実にレアなものでもあります。
よって、僕が「蕎麦会」の情報を掴んだらここでばらします。
さて、食べた蕎麦の紹介といきましょう。
これが本日用意された蕎麦の紹介。 ちなみに蕎麦会の蕎麦は全て10割です。
1枚目、福井県大野在来
僕にとっては、いつも食べ慣れている蕎麦ですが、2010年もの、つまり2年間低温保存して熟成されています。 そのせいか、ナッツ系の風味を感じます。
10割でありながら、二八蕎麦のような滑らかな食感が、さすが田形さん!
2枚目、静岡在来を浜松産。 自然農法で栽培したもの。
この自然農法というものは、土つくりから本格的に始め、何と無肥料で栽培したというもの。 凄い!
昨年の収穫で、まだ若い蕎麦の為、風味がまだ大人しめ。
しかし、ツルツル感がよく出ていて、貯蔵によって風味が出てきたらもっと美味しくなりそうな未知数の蕎麦です。
3枚目、静岡在来の井川産。 これは焼畑農法で栽培したもの。
この、井川での焼畑は、SBSでも紹介され、田形さんが登場していました。
この蕎麦は化け物です!
風味が今回の蕎麦会で最強! とにかく力強い蕎麦です。 焼畑による栄養分(窒素・リン酸・カリ)を充分に吸収されたせいか、次元の違う風味を纏った蕎麦です。 今まで食べた蕎麦の中で一番強烈でした。
4枚目、鹿児島県鹿屋在来
これは少し粗挽き。 これも1年間貯蔵されたもの。
取れたての時は、美味しくなかった蕎麦が、貯蔵によって美味しくなったという、面白い蕎麦。
1枚目の大野産と味の系統は似ていますが、風味が強いです。
5枚目、長野県黒姫高原の蕎麦。 信濃1号という改良種。
この黒姫産の蕎麦もたがたでよく食べますが、実に良い蕎麦です。
澄み切った味で、口の中で香りが広がる感じです。 この系統の蕎麦は、色んな美味しいと言われる蕎麦屋で食べたものに近いです。 万人受けする蕎麦だと思います。
6枚目、鹿児島県鹿屋在来を釜上げ蕎麦風に
これは衝撃的! 3枚目の井川と並ぶ今回の目玉品でしょう!
これはなんと言いましょうか
「蕎麦の宝石箱や~」
と言うのが最適です! とにかく蕎麦の風味がここに凝縮されたような強烈な一品です。
それもそうでしょう! 蕎麦が蕎麦湯に浸かっていたら蕎麦の小宇宙がこの一杯にあるようなものです。この食べ方は初めてです。 蕎麦の味を持て余すことなく楽しむには、これか、蕎麦掻きのどちらかではないでしょうか?
目からウロコどころか魚が丸々落ちてきたような衝撃でした。
蕎麦湯を、茹で湯でなく、わざわざ作ってくれていた手間が美味しさに繋がっています。
蕎麦好きには、この蕎麦は必ず食べて頂きたい会心の蕎麦です。
塩だけで全部食べれます!
もしかしたら、レギュラーメニュー化もあるかも?
7枚目、徳島県祖谷(いや)の在来種。
これは、初めての蕎麦会で食べて、強烈な印象を残した蕎麦です。
何せ、日本一入手出来ない希少性の高い蕎麦です。 しかも、蕎麦の風味の強さは他と一線を画すものです。
一瞬、黒姫に似た食感と風味ですが、これも実に力強い味が出てきます。
しかし、力強さは、井川の方が更に上をいくものでした。 井川の蕎麦の力強さは日本一か?
8枚目、鹿児島県鹿屋在来を「かけ」で
たがたの「かけ」は散々旨い!と言ってきましたが、やはり旨い!
普通に美味しいなぁという「かけ」はよくありますが、感動に近い「かけ」はたがたでしか味わえないです。 かけ用に蕎麦の挽き方(やや粗め)、打ち方を(太め)合わせているのですから、ドンピシャに旨いのも道理でしょう。 僕の意見では、たがたで「かけ」を知らなければ、たがた通とは言えません!
だから是非食べてみて(笑)
9枚目、塩おむすび!
村松さんからのサービス!
今は、休んでいる「むら松」のおむすびは本当に美味しかったです。
味はだんだん進化して磨かれて、米の美味しさを再認識させられ放しでした。
「米の会」もまたやって欲しいなぁ。
希望者が増えるとやってくれるかもですが、今のところ、僕一人・・・
希望者は、村松さんに直訴願います!
これで以上ですが、どの蕎麦も旨い!
そして、提供されたこのツユと塩
どちらも殆ど手つかずでした。
試しに、ツユ・塩・何もつけない、これで比較すると、何もつけずに食べる方が味がよく分かるのです。
そして、この食べ方こそが、最も合っていて、蕎麦に敬意を払えのではと感じます。
さて、僕は、何度もたがたの蕎麦を食べる中で、他には無い「力強さ」を感じるようになりました。
今回のような蕎麦では尚更感じます。
これは、在来種の持つ「力強さ」と打ち手である田形さんの「気力」であると思っています。
ここまで来ると、「何を言っているのだ」と思われるかもですが、たがたの蕎麦会にはそう感じさせる
奥深さと、マニアックさがあります。
更に、栄養価の高さも他より格段にあるという話も伺いました。
また更に、驚くべきは、蕎麦の「在来種」というものです。
国内の蕎麦では8割は外国産、2割が国産というシェアで、さらにその2割のうちの3割ほどが「在来種」
だそうです。
その「在来種」にとことんこだわっているのも、たがたです。
これには、深~い田形さんの思い入れがあり、僕はそれに大いに賛同しています。
田形さんの考えは、日本の食生活を憂う、美味しんぼの作者に近いものを感じます。
最後に、僕は、たがたに通い詰めて、蕎麦について色々と教えて頂き、色んな産地の蕎麦と、色んな挽き方と打ち方の蕎麦を食べていくうちに、完全に蕎麦の奥深さに憑りつかれました。
僕の蕎麦の知識の殆どは田形さんから教わったものと言っても過言ではないと思います。
そして、後半部は特に、このブログの内容が、かなりたがたに傾倒したものになってきてしまい、これでは続けていてもヤラセ感が出てしまうし、見ている方もつまらなく感じてしまうのでは?と一旦は終わらせたブログですが、「感動」というものは、やはり人を饒舌にさせるものを持っていると思います。
また書いちゃいましたね~。
折角ですので、今後、このところの近況報告も書いてみようと思いますので、少しの間お付き合い下さい。
食べ物より、独りごとが多いかもです。
ちなみに、時間があまり取れない状況は変わっていないのですが、更新はたがたブログよりはしたいと思っております。
もうブログを書くことも無いと思っていました。
しかし今回、心を衝き動かされる蕎麦を田形さんが食べさせてくれました。
これが再度、ここに執筆をすることを決意させました。
たがたの「蕎麦会」
これは実に魅力のあるもので、蕎麦好きにはたまらないものがあります。
蕎麦という食べ物に興味のある方、蕎麦が好きな人には是非是非行って欲しいです。
しかし、別の言い方をすると、非常にマニアックです。
僕はこれにハマり、蕎麦好きから蕎麦マニアになってきたと感じております(笑)
ただ、この「蕎麦会」は田形さんの事前準備と体力・気力をかなり要するもので、不定期開催です。
しかも、開催情報が出ない場合もあり、実にレアなものでもあります。
よって、僕が「蕎麦会」の情報を掴んだらここでばらします。
さて、食べた蕎麦の紹介といきましょう。
これが本日用意された蕎麦の紹介。 ちなみに蕎麦会の蕎麦は全て10割です。
1枚目、福井県大野在来
僕にとっては、いつも食べ慣れている蕎麦ですが、2010年もの、つまり2年間低温保存して熟成されています。 そのせいか、ナッツ系の風味を感じます。
10割でありながら、二八蕎麦のような滑らかな食感が、さすが田形さん!
2枚目、静岡在来を浜松産。 自然農法で栽培したもの。
この自然農法というものは、土つくりから本格的に始め、何と無肥料で栽培したというもの。 凄い!
昨年の収穫で、まだ若い蕎麦の為、風味がまだ大人しめ。
しかし、ツルツル感がよく出ていて、貯蔵によって風味が出てきたらもっと美味しくなりそうな未知数の蕎麦です。
3枚目、静岡在来の井川産。 これは焼畑農法で栽培したもの。
この、井川での焼畑は、SBSでも紹介され、田形さんが登場していました。
この蕎麦は化け物です!
風味が今回の蕎麦会で最強! とにかく力強い蕎麦です。 焼畑による栄養分(窒素・リン酸・カリ)を充分に吸収されたせいか、次元の違う風味を纏った蕎麦です。 今まで食べた蕎麦の中で一番強烈でした。
4枚目、鹿児島県鹿屋在来
これは少し粗挽き。 これも1年間貯蔵されたもの。
取れたての時は、美味しくなかった蕎麦が、貯蔵によって美味しくなったという、面白い蕎麦。
1枚目の大野産と味の系統は似ていますが、風味が強いです。
5枚目、長野県黒姫高原の蕎麦。 信濃1号という改良種。
この黒姫産の蕎麦もたがたでよく食べますが、実に良い蕎麦です。
澄み切った味で、口の中で香りが広がる感じです。 この系統の蕎麦は、色んな美味しいと言われる蕎麦屋で食べたものに近いです。 万人受けする蕎麦だと思います。
6枚目、鹿児島県鹿屋在来を釜上げ蕎麦風に
これは衝撃的! 3枚目の井川と並ぶ今回の目玉品でしょう!
これはなんと言いましょうか
「蕎麦の宝石箱や~」
と言うのが最適です! とにかく蕎麦の風味がここに凝縮されたような強烈な一品です。
それもそうでしょう! 蕎麦が蕎麦湯に浸かっていたら蕎麦の小宇宙がこの一杯にあるようなものです。この食べ方は初めてです。 蕎麦の味を持て余すことなく楽しむには、これか、蕎麦掻きのどちらかではないでしょうか?
目からウロコどころか魚が丸々落ちてきたような衝撃でした。
蕎麦湯を、茹で湯でなく、わざわざ作ってくれていた手間が美味しさに繋がっています。
蕎麦好きには、この蕎麦は必ず食べて頂きたい会心の蕎麦です。
塩だけで全部食べれます!
もしかしたら、レギュラーメニュー化もあるかも?
7枚目、徳島県祖谷(いや)の在来種。
これは、初めての蕎麦会で食べて、強烈な印象を残した蕎麦です。
何せ、日本一入手出来ない希少性の高い蕎麦です。 しかも、蕎麦の風味の強さは他と一線を画すものです。
一瞬、黒姫に似た食感と風味ですが、これも実に力強い味が出てきます。
しかし、力強さは、井川の方が更に上をいくものでした。 井川の蕎麦の力強さは日本一か?
8枚目、鹿児島県鹿屋在来を「かけ」で
たがたの「かけ」は散々旨い!と言ってきましたが、やはり旨い!
普通に美味しいなぁという「かけ」はよくありますが、感動に近い「かけ」はたがたでしか味わえないです。 かけ用に蕎麦の挽き方(やや粗め)、打ち方を(太め)合わせているのですから、ドンピシャに旨いのも道理でしょう。 僕の意見では、たがたで「かけ」を知らなければ、たがた通とは言えません!
だから是非食べてみて(笑)
9枚目、塩おむすび!
村松さんからのサービス!
今は、休んでいる「むら松」のおむすびは本当に美味しかったです。
味はだんだん進化して磨かれて、米の美味しさを再認識させられ放しでした。
「米の会」もまたやって欲しいなぁ。
希望者が増えるとやってくれるかもですが、今のところ、僕一人・・・
希望者は、村松さんに直訴願います!
これで以上ですが、どの蕎麦も旨い!
そして、提供されたこのツユと塩
どちらも殆ど手つかずでした。
試しに、ツユ・塩・何もつけない、これで比較すると、何もつけずに食べる方が味がよく分かるのです。
そして、この食べ方こそが、最も合っていて、蕎麦に敬意を払えのではと感じます。
さて、僕は、何度もたがたの蕎麦を食べる中で、他には無い「力強さ」を感じるようになりました。
今回のような蕎麦では尚更感じます。
これは、在来種の持つ「力強さ」と打ち手である田形さんの「気力」であると思っています。
ここまで来ると、「何を言っているのだ」と思われるかもですが、たがたの蕎麦会にはそう感じさせる
奥深さと、マニアックさがあります。
更に、栄養価の高さも他より格段にあるという話も伺いました。
また更に、驚くべきは、蕎麦の「在来種」というものです。
国内の蕎麦では8割は外国産、2割が国産というシェアで、さらにその2割のうちの3割ほどが「在来種」
だそうです。
その「在来種」にとことんこだわっているのも、たがたです。
これには、深~い田形さんの思い入れがあり、僕はそれに大いに賛同しています。
田形さんの考えは、日本の食生活を憂う、美味しんぼの作者に近いものを感じます。
最後に、僕は、たがたに通い詰めて、蕎麦について色々と教えて頂き、色んな産地の蕎麦と、色んな挽き方と打ち方の蕎麦を食べていくうちに、完全に蕎麦の奥深さに憑りつかれました。
僕の蕎麦の知識の殆どは田形さんから教わったものと言っても過言ではないと思います。
そして、後半部は特に、このブログの内容が、かなりたがたに傾倒したものになってきてしまい、これでは続けていてもヤラセ感が出てしまうし、見ている方もつまらなく感じてしまうのでは?と一旦は終わらせたブログですが、「感動」というものは、やはり人を饒舌にさせるものを持っていると思います。
また書いちゃいましたね~。
折角ですので、今後、このところの近況報告も書いてみようと思いますので、少しの間お付き合い下さい。
食べ物より、独りごとが多いかもです。
ちなみに、時間があまり取れない状況は変わっていないのですが、更新はたがたブログよりはしたいと思っております。
外食も、記事の更新もたまにがいいんですよね。
何かの折には参考にさせて頂きますね。
今後は、以前とは違ったものになると思います。
たがたは行きますけど(笑)
なつめっぐさんの御期待される内容ではないかもですが、宜しくお願いします。
ちょくちょく訪問し、更新ありがとう。