日出国から沈没国へ

自分が生まれた国を、そう持ち上げるのは面映ゆいが。
戦後生まれのポンコツとして、平和があり経済成長があり。
日々の暮らしは「裕福ではないが食うに困らず」。
屋根と壁のある家らしきものにも住めている。
決して恵まれてはないが、スポーツもやって来たし。
仕事も思うように頑張ったし、その後のキャリアも頑張った。
それは、経済も政治もそこそこ安定してきたからに他ならない。

ところが、「なんか変じゃないか？」と思うことがあり。
それは日々の小さな違和感に過ぎなかったものが。
目立つ事件となって、「これって～の結果じゃない？」
「こんな事が起こるのは、回り回って・・・？」
政治家のスキャンダル、お金のまつわる事件。
大企業の環境汚染から、環境改善までの長い長い法廷闘争。
学生運動から海外にまで及んだ大事件の数々。
「安かろう悪かろう」と言われた日本製から。
折角「世界の～」まで来たのかと思ったら。
主たる自動車メーカーの「色々省略事件」へ。
BMから始まった自動車保険への不信。
経営不振で外国人社長にしたら「莫大な私的流用」。
追い詰めたかと思えば「コントみたいな海外脱出劇」。
馬鹿にしてますよねぇ？
世界の中でも全く尊敬されてないでしょう？
大谷翔平選手は尊敬されても、国や国民はされてませんよ。
「日本人として誇らしい？」
「我田引水」って言うんですよ、それ。　　　

なんかこの国って、発展したのかと思ってたら。
結局、目先の事ばかり見るようになって。
50年後とか100年後の事、考えてないよね。
政治のトップは2世3世ばかりで小者になってしまって。
自分と我が子の数年後の事しか考えてないし。
国の未来のカタチとか、国民の10年後の生活すら枠外。
何がどうなったから、自分なりの結果は出せないけど。
なんかおかしいんだよなぁ、と思ってしまう。

ただ、市井の片隅でポンコツが何を考えても。
世の中に反映するわけでもないので。
毎日の生活をしっかり真面目にやるって事しかない。
今手の中にあるプロジェクトを楽しみに。
今日も薪ストーブを焚きながら午後を過ごす。
ゴミばかりが出るあの薪どもを今週中に燃やすべし。