竹村マリオ 科学的根性主義

水泳をこよなく愛し続けるコーチのひとり言 継続は力なり...

梅雨空とタフネス

2007年06月25日 | swimming

 雨の降る湿度の高い朝です。外では昨夜から降り出した雨が
そのまま続いています。今朝は高校生は一日お休み、大学生と
中学生だけでしたので、広くプールも使えました。

 けっこうきつめの練習でした。休み明けの朝は、調子よく
泳げる者、また、そうでない者の両極端です。メグとサエ
カズキはまずまず泳げてました。アキホはあまり良くなく
タマは普通でした。ミサトは風邪のせいか今朝は体調不良で
お休みでした。

 梅雨空の気圧の低い日は、なぜかうっとうしく気持ちが
晴れません。久しぶりに見た選手達は元気でいてくれました。
少し元気が出てくるようでした。いつもしっかりとした練習が
出来るような、タフな選手になってほしいと思っています。

 昨日の高校生たちを見ていると、やはり逞しさにかけるように
思います。確かにレベルの高い選手はいます。テツヤやサトシは
記録も高く、一つ一つのレースで力を出し切れ、なおかつリレーでも
しっかりと泳げています。しかし、他の選手たちは自分のレースで
精一杯です。3日間の大会でしたが、3日目はもう力が残って
いませんでした。最後のリレーになると力を出せない状態です。

 多い選手で10~12種目(リレーも含む)3日間で泳ぎます。
予選から全力で行かなければいけない選手は、そう沢山はいませんが
予選は楽に行けても、決勝では余裕がないので一杯一杯。
当然リレーなどでは力を落としてしまいます。まだまだ
トレーニングが足りないようです。

 全国に行くと予選から全力、しかし決勝には当然残れない
本当に力の差を思い知らされます。この繰り返しがしばらく
続いています。どこかで打ち破らないと!!

 私はどちらかというと予選でながすという事が好きでは
ありません。いくら力があっても、一つのレースを大切に泳いで
欲しいと思っています。その時その時の課題を見つけ、何かを
考えながらレースに臨みたいと思っています。その結果として
良かったこと、そうでなかったことを反省し次につなげて行きたいと
考えています。

 ですから、私が若いときは、レースが終わってから、ぶん殴られる
選手が沢山いました。今はそのようなことをしませんが、必ず
課題を持って泳ぐように指導しています。でも、県大会ぐらいだと
なめてかかりすぎています。レースを体験できるのですから
これほど良い練習はないと思うのですが?もったいないなと
感じます。全国に行けばもっと厳しいわけです。

 今から20年近く前の新年フェスティバルは、一日5種目を
泳ぎました。二日間で10種目、個人種目6種目、リレー関係で
4種目、この様なタフな大会がありました。クラブの対抗戦ですから
気合も入り、手を抜けませんでした。この様な大会が今は
なくなりました。参加制限が出来た為1日せいぜい4種目ほどが
限度になってきています。これもリレーを含めてですから、
もっとタフなレースを体験できるレースが必要だと思います。

 自分のことで精一杯の選手が多すぎて、このあたりを
抜けきらないと本当の強さが身につかないように感じます。
リレーで泳げる喜びを感じて積極的になれる選手になってください。
リレーの方が自分のレース以上に力の出せる逞しい選手になってください。
リレー代表になるということは誰にでもできることではありません、
大変名誉なことなのです。

 もっともっと逞しくなって、本当の喜びを味わってください。

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 2週間見ないうちに随分と太く大きくなりました。びっしりと田んぼ
 一面を多い尽くしています。
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 雨で増水した裏の小川、しかし水の恵で緑が生き生きとして見えました。
 

コメント (2)
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