Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

7/24は土用の丑の日でした

2015-07-27 23:54:52 | 日記
先週金曜日、7/24は土用の丑の日でした


私も同僚達に誘われて、先週金曜日のランチは鰻を食べに出かけました。お店は
日本橋三越近くにある老舗「伊勢定」。本当は人形町「喜代川」さんまでお伺い
したかったのですが、混んでいた場合に代替案を見つけるのが大変そうですので
近場を選びました


定番のうな重ときも吸いをオーダーしました。お店で鰻を食べるだなんて2年ぶり
だったので、待っているあいだもワクワク。同僚と楽しくおしゃべりをしながら
美味しく頂きました


こちらのお箸は割り箸なのですが、お店の名前と鰻の絵の焼き印が押されていて
とても可愛らしいです。入口の横にあるドアの取っ手も鰻の形をしていたりと、
鰻づくしのお店でした

そもそもなぜ土用の丑の日に鰻を食べるのでしょうか

土用とは、暦の立春・立夏・立秋・立冬のそれぞれ18日前からの期間のことで、
そのなかで十二支が丑の日を「土用の丑の日」といいます。つまり、年に4回も
あるわけなのですね

なのになぜ夏だけに鰻を食べるのかというと、諸説あるようですが、そもそもは
この夏の土用の時期は暑さが厳しく夏バテはしやすい時期とあって、昔から鰻に
限らず、餅・卵・しじみなどの精のつくものを食べる習慣があったそうです

もちろん鰻も精のつくものの代表として奈良時代から食されていて、かの有名な
万葉集にもこのような一句があります。

「石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とり食せ」 大伴家持

1300年近くも前から夏バテには鰻が良いとされていたのは驚きですね

さて、そのように精の付く食べ物のうち鰻が土用の丑の日に食べられる由来と
なったのが、江戸時代の発明家「平賀源内」です

ある日、知り合いの鰻屋から鰻を売るための相談を持ちかけられた平賀源内は、
「本日丑の日」と書いた紙を店先に貼ることを勧めたそうです。

もともと土用の丑の日には「う」の付く食べ物を食べると夏バテをしないという
風習があったそうで、それにあやかったのでしょうか

紙を貼ったことで鰻屋は繁盛したそうでそれをほかの鰻屋も真似るようになり、
土用の丑の日に鰻を食べる風習が定着したのだとか

皆様も夏バテにはお気をつけて、元気の出る食べ物を食べて下さいね