昨日書いた別誂えの絽の小紋と同時に、一緒に別誂えをお願いしていた絽の染め
名古屋帯の反物も手元に届きました


爽やかな一揃いになるように、地色はほんのりアイボリーに色づいた白に染めて
頂きました。真っ白も素敵ですがこの一揃いに真っ白は少し強すぎる気がして、
あえて色をほんのりと入れて頂きました

柔らかな地色に描かれているのは同じく柔らかな色彩で表現された古楽器たち。
前帯部分に描かれた琵琶とお太鼓部分に描かれた笙は淡い色彩で品良くまとめ、
竜笛の色を濃いめにすることで全体を引き締めています
可愛らしい柄の笛袋は小紋の地色とリンクさせた爽やかな水色。古楽器の背景と
なっている菊青海波は胡粉で白く仕上げて差し色で淡翡翠色が使われています。
一部の菊青海波は小紋の地色と同じ水色を使って染め疋田にすることで、単調に
ならない工夫もして頂きました
「一部の菊青海波を水色にしたらどうでしょうか
」というご提案が工房側から
あったのですが、水色をべったり塗ってしまうと背景としては強すぎると思い、
染め疋田を指定しました。主張しすぎないアクセントになって、大正解でした

夏着物なので強い色は使わずに、全体的に輪郭もはっきりさせすぎない柔らかな
彩色ですが、それがぼんやりとした印象にならないように、随所に銀彩を施して
頂きました。見る角度によって銀がキラリと光って綺麗です
小紋の反物と合わせてみると本当にぴったりの組み合わせで、やはり今回も両方
同時に製作をお願いしてよかったな、と思いました
こちらもお茶会で着るべく急いで仕立てに出しますので、仕立てあがりましたら
今までの工程をまとめた記事を書くつもりです
名古屋帯の反物も手元に届きました



爽やかな一揃いになるように、地色はほんのりアイボリーに色づいた白に染めて
頂きました。真っ白も素敵ですがこの一揃いに真っ白は少し強すぎる気がして、
あえて色をほんのりと入れて頂きました


柔らかな地色に描かれているのは同じく柔らかな色彩で表現された古楽器たち。
前帯部分に描かれた琵琶とお太鼓部分に描かれた笙は淡い色彩で品良くまとめ、
竜笛の色を濃いめにすることで全体を引き締めています

可愛らしい柄の笛袋は小紋の地色とリンクさせた爽やかな水色。古楽器の背景と
なっている菊青海波は胡粉で白く仕上げて差し色で淡翡翠色が使われています。
一部の菊青海波は小紋の地色と同じ水色を使って染め疋田にすることで、単調に
ならない工夫もして頂きました

「一部の菊青海波を水色にしたらどうでしょうか

あったのですが、水色をべったり塗ってしまうと背景としては強すぎると思い、
染め疋田を指定しました。主張しすぎないアクセントになって、大正解でした


夏着物なので強い色は使わずに、全体的に輪郭もはっきりさせすぎない柔らかな
彩色ですが、それがぼんやりとした印象にならないように、随所に銀彩を施して
頂きました。見る角度によって銀がキラリと光って綺麗です

小紋の反物と合わせてみると本当にぴったりの組み合わせで、やはり今回も両方
同時に製作をお願いしてよかったな、と思いました

こちらもお茶会で着るべく急いで仕立てに出しますので、仕立てあがりましたら
今までの工程をまとめた記事を書くつもりです
