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Maria Callas Diary

着物・ドール・お料理・お家・家族など、日々のことを日記として書いています。

食べられる国宝「マンガリッツァ」のサラミ

2013-03-05 23:37:39 | 日記
先日、夫がハンガリー大使館のパーティーに出席してきたのですが、その際に
お土産で珍しいサラミを頂いてきました


サラミ自体は、見た目は普通のサラミのように見えるのですが、サラミのモトと
なっている豚さんが、日本では馴染みの無い、珍しい豚なのです


マンガリッツァというこの豚は品種改良の末に19世紀に誕生した品種で、その
一番の特徴は全身を羊のようなカールした毛で覆われていること。毛色は金・
赤・黒の3種類があり、「ウーリーピッグ(羊毛の豚)」とも呼ばれています。

ハンガリー固有の品種で希少種でもあるため、ハンガリーでは国宝に指定され
ているほど。世界でも珍しい「食べられる国宝」なのです

このマンガリッツァはマイナス30度の寒さにも耐えられるよう、一般の豚よりも
脂肪分が多く、霜降りのお肉であることが特徴です。しかしコレステロールの
原因となる飽和脂肪酸の量は少なく、とてもヘルシーで栄養価の高いお肉で、
豚舎ではなく自然のなかで放牧されてかぼちゃやテンサイなどの新鮮な自然食
のみを食べて育つため、そのお肉は自然食品とも言えます

こんなふわふわな豚さんがいたことに驚きましたが、珍しいサラミを食べること
が出来て貴重な体験でした