marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(470回目)脱線:米国トランプ大統領のイスラエルの首都エルサレム表明について

2017-12-22 23:50:57 | 日記
 仏教のお話から少し脱線します。前に書いてきた「終わりの始まり」ということのブログの中に、これからはキリスト者が試練を受ける時代に入って行くかもしれないと述べた。この非難は、キリスト教を信じている人の、国は・・・、歴史は・・・、などど一般に流布された通念からの思いを持っておられる方達からであり、まさに人間の思考のそのしがらみにまとわりつかれて、全くもって自分に疑いを抱かない人々からのみ(といってもこれが殆どなのであろうが)からのものであろうと思っています。十羽一絡げの思いから、いよいよ本当に人類の罪と、本物は何かということと、何を真に求めるべきかを人々に問うている時代に入ったということであろうと思います。「終わりの始まり」を世界の人々に知らしめる時代に入ったということなのだろうなぁ、やはり・・・。
◆21日、朝の7時台のNHKニュースで、トランプさんが何故、無理難題のような宣言をしたのかという理由ごときを解説していました。娘、婿が大統領のブレーンでもあり、ユダヤ教徒であるとうところから考えて来て(このブログでは、こういうところからも世界のベストセラー、聖書(旧約)は、根の深いところで世界を動かしているのかということになるのでしたが・・・)。で、今回の件、アメリカのキリスト者はどう思っているのかということを書きましたが、その答えのようなことをNHKで放映してましたので気になり書留めておくことにしました。
◆米国の人々の宗教構成において、プロテスタントがおおよそ半数近くにもなり、そのうち福音派は全宗教構成の1/4にもなるということでした。今回のトランプさんのイスラエルの首都をエルサレムにの宣言は、国連に於いて否決されました。(各国への支援経済脅かしにも拘わらず・・・)それにしても、まったくアメリカと言う国は建国当初からの理念が地に落ちました。NHKで放映されただけですが、トルコの外相の国連での反対演説の方が実にまっとうです。先の宗教構成において、1/4というのは実は、その大半が共和党とかで、選挙がらみの人気とりのものだとか・・・? それなら割合が多い残り民主党の人々、他の宗教を信じている民衆にしてはどう説明するのか、国の大統領ですよ! 
突然割り込ませたこのような、くだくだしい説明は、ブログの主旨から実に大きく逸脱させる事態がいまこの地上で始まったということの警告を書き留めておきたいと思ったから。”全てのしがらみから解放されて・・・”と進めてきたこのブログの、まさにその”しがらみ”というのも人間が罪深い限り、その聖書自体がその”しがらみ”の元となるものでもあるということなのである。人間が総括し始めて、それをもとに周囲を評価し始めた時に、実はその当時者が最もその主旨からずれていくものであるか、不在となるものなのだということです。
◆このブログの主旨、人間の言葉で総括された多々の解説は参考程度に、今に語るイエスの言葉を自分の言葉で得ようとする。これにつきるのです。「福音主義」と検索すると、頭が痛くなるほど、人間の言葉での総括解説が書かれているが、なんだこれはぁ!です。このような周辺事項から多々キリスト教があるから倦厭されると、大いにそれらにパウロの手紙のごとく例え新約聖書の時代とはいえ、塵芥の知識という思いがする。例えば、日本基督教団の冒頭に、聖書は・・・・信仰と生活との誤りなき規範なり、とありますが、誤りがあるとか無いとか、そもそもそのように人が決めてしまうところからも逸脱しないと真の今を生きて語るイエスの言葉に触れることは出来ないのではないかと思っているのです。文字は人を殺し、霊は人を生かせばなり。・・・