5月28日夕刻、海鳥社にて本日仕上がってきた新刊「古写真で読み解く福岡城(後藤仁公著)」見本をいただきました。
絵葉書研究会でご一緒しているお城研究家・後藤さんの2冊目の著作、本業は建築士で熊本城宇土櫓の保存修理工事や本丸御殿復元工事など各地のお城復元工事の実務に従事された方です。永年収集してきた全国のお城の古写真や絵葉書、資料群から今回は福岡城の各施設を体系的に年代を追って秘蔵写真やご自身作画の城郭図で解説。地図や鳥瞰図に描かれた城郭施設も取り上げています。
先年刊行された「福岡市史特別編 福岡城」に掲載されていない秘蔵蔵出し写真も多数で読み応えあります。書籍の企画を後藤さんから伺い、昨年初めに海鳥社を紹介して出版の後方支援をさせていただき、巻末で私の名前まで出していただきました。
6月1日より書店店頭に並び、天神のジュンク堂書店ではフェアコーナーも用意。後藤さん作成の福岡城模型も展示されていますので、ご興味ある方はぜひ。
この本のように、実は私自身の著作とは別に企画や編纂を担当したり、出版したい旨の相談を受けて出版社との橋渡しをすることは日常だったりします。海鳥社だけでも現在進行形であと6冊ほど企画編纂が進んでおり、そのうち3冊は私も本編の構成や執筆に携わり中。
他社から依頼いただいているアーカイブ系の出版物2冊(監修・執筆他)や、ご指名いただき3年前から準備している博多祇園山笠「西流50周年史」編纂も佳境に入ってきて、けっこう盛りだくさんな日々です(笑)。それに加えて、某アーカイブDVDの企画(構成・脚本他)も数件進行中。最近はテレビ番組などの企画や監修、時には出演もあり、結果として自著本の執筆はすべて遅れ気味…というのが今の悩みです。
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