記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

懐かしさや親しみを感じる音楽、演劇、そして新聞連載。

2007年07月03日 23時06分45秒 | 演劇・音楽
 博多は町中のいたる処に博多祗園山笠の飾り山が建ち、いよいよ祭り
モード一色である。法被姿の男衆が町中を闊歩する姿を見ると、なぜか
とても安心する。都市化ばかりが目立つ福岡・博多の町にあって、昔か
ら変わらないのは神社仏閣と山笠くらいだ。

 今日は久々に晴れたが、前日ほどの蒸し暑さはなく、そよ風が心地よ
い日であった。来週から始まる某資料館の特別企画展の下準備も大詰め。
解説パネルや関連年表づくりに一日を費やした。

 このところ気持ちに余裕が無かったのか、いつも仕事場で鳴っている
FMラジオのスイッチが入っていないことに気付かなかった。車で打合
せに出掛ける際にもFMラジオは欠かせない。しかしここ1週間は車で
行く打合せも無かったので、都合1週間以上ラジオを聴いていなかった
訳で、これは私にとっては異例のことである(笑)。

 最近は携帯音楽プレーヤーの普及もあってラジオを聴く人は少ないと
思う。十数年前、インターネットラジオで欧米のラジオ局の番組を聴け
ると知った時、自身にとってラジオ天国時代(笑)の到来だと大はしゃ
ぎし、一時はそれに夢中になった。

 しかし、それまでなかなか手に入れられなかったCDがネット配信な
どで気軽に手に入れられるようになったのと正反対に、私自身の洋楽な
どの音源収集熱は終わってしまった。苦労して通販などで懐かしい音源
を手に入れると、本当に熱心に1枚のCDを聴き込んだ。LP時代も同
様だったが、簡単に手に入れられると興味は薄れてしまう。

 その点、ラジオはいい。たまに大好きな曲がリクエストや選曲で流れ
てきただけで、幸せな気持ちになれる。夜9時から26時くらいの深夜
放送を聴くと、受験生時代や学生時代の思い出まで蘇ってくるから不思
議である。悩みがあっても、疲れていても、好きな音楽を聴けばとても
リラックスできるのだ。

 7月1日の西日本新聞にギンギラ太陽'sの面々が見開き全段広告に登
場し度肝を抜かれた!ギンギラのサイトで予告されていたが、予想以上
のインパクトで「いよいよギンギラも福岡の顔か!」と期待が高まって
しまう。同じ日、同新聞には「ちびまる子ちゃん」の四コマ漫画も始ま
った。

 フクニチ新聞が亡くなって以来、博多をはじめとする郷土に関する連
載は大幅に減っていたが、ここ1~2年の西日本新聞の地域密着連載は
どれも納得いく楽しみな連載ばかりである。

 博多・冷泉地区の年長者から70日かけて戦後史の聞き取りをしてまわ
った際、昔のフクニチ新聞の「博多」に関する連載記事を大事にスクラ
ップされている方に複数出会った。今の連載はそれと同じように、ずっ
と先まで残しておきたくなるような記事だ。若い方を中心に新聞離れが
進む中、ネットでのニュース閲覧に馴れた方も、久しぶりに新聞に目を
通すと良いものである。

 英国で開催されたダイアナ元妃の没後十年の記念ライブを少し観た。
福岡国際センターで観たエルトンの生ライブを思い出しながら、還暦を
迎えていても変わらぬ歌声に安心し、疲れやストレスは気がつくと薄れ
ていた。

今日の絵葉書は、昭和7年頃の福岡市中洲(当時は東中洲)の光景。
名物だった福助足袋の広告塔を、当時子供ながらに覚えていたという
年長者も多い。昭和8年春、西大橋の架け替え工事に伴い撤去された。
北原白秋や夢野Q作、火野葦平らが集ったカフェ・ブラジレイロが
出来るのはこの広告塔が撤去されるのと同時期である。
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