記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

端島炭鉱(軍艦島)の絵葉書

2007年01月06日 01時29分35秒 | まちづくり
私は仕事以外の様々な活動をしているが、最近は地域史を中心
に選択参加している。ひとつは福岡市西区まるごと博物館の活
動で、様々な経験をされてきた諸先輩方に混じり、推進会とし
て地域の歴史や自然環境、文化や産業遺産を記録保存、地域の
人々に様々な形で伝える活動である。

西区まるごと博物館では、年に1回啓発イベントを開催してお
り、2005年度は小戸公園にて第1回を実施し5千人以上が集
って大盛況であった。私は記録と能古今津湾遊覧を担当、博多
湾に浮かぶ能古島(のこのしま)の観光遊覧船イルカ号で海か
ら観る福岡市西区の景観を堪能してもらった。参加者は事前に
市政だより等で公募したが、定員70名に対し300名以上の応募
があり、夏休みに再度、親子クルーズを西鉄マリエラ等の協力
で開催した。

また、地域史の研究には欠かせない紙もの資料の収集が高じて
今では日本絵葉書会(全国組織の会)九州支部の幹事も引き受
け、福岡市で偶数月の例会開催や、3月と9月の年2回は「絵
葉書サミットin福岡」と題し、全国各地はては海外からも参加
してもらい丸一日絵葉書三昧の研究会、交換会を開催している。

その絵葉書会の12月の例会で、ずっと欲しかった絵葉書の一端
を手に入れた。それは通称「軍艦島」と呼ばれ、最近は廃墟の
島として、また日本の近代産業史における遺産として脚光を浴
びている島である。正式名称は長崎県端島。三菱端島炭鉱とし
て百年余り操業し昭和49年に閉山し無人島となった島である。

今年1月3日付の西日本新聞一面には「軍艦島上陸」観光客に解
禁。と大見出しで掲載され、昨年末には九州地方知事会の「九
州近代化産業遺産研究委員会」において世界遺産暫定リスト入
り候補「九州・山口の近代化産業遺産群」の一つに選ばれてい
る。

一昨年卓話講演をさせていただいた「いきっ子会」の森先生(
九州大学名誉教授)がこの軍艦島を世界遺産にする会の会長も
努められており、それ以前から興味を持っていたこともあって
ずっと端島の絵葉書を探していたのである。端島の絵葉書は結
構あるようで、以前何度か絵葉書や骨董市で見かけたが、なか
なか高価で手に入らない。

その一部を私のサイト内で紹介している。
http://www.asocie.jp/Memory/hashima/

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