記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

福岡県西方沖地震から10年、アーカイブ活動に目覚めた日

2015年03月23日 23時09分34秒 | 福博まちの記憶

全国的には地下鉄サリン事件から20年目の3月20日、福岡市民的には福岡県西方沖地震から10年の節目でしたね。10年前の地震の日は「菜の花サミット」当日で、私は当時NPO法人フューチャー500九州支部の事務局を担当していたので対応に追われた(結局中止)記憶があります。

会場までチャリ移動する途中、倒壊した建物や陥没隆起した道路などをかたっぱしから写真に撮りました。今から思えば、まちなみ写真のアーカイブ化の重要性をホンキで意識したのもこの日だったかもしれません。地震後一年ほど能古島のまちづくりに少し関わり、その後は博多・冷泉地区のまちづくり活動の記録係や博多総鎮守・櫛田神社などが制作する「博多カレンダー」委員での地域行事や景観記録撮影へ活動が広がりました。それまで環境NPOの理事や事務局長を複数掛け持ちしていた(エコネットふくおか、グリーンマップの活動含む)ものを、より地域に密着したものに集中するきっかけになった訳です。

写真1・2・3枚目は地震の前年に撮影した被災地(玄海島、西之浦、能古島白髭神社)、この年に完成した村松昭さん作の絵地図「博多湾周遊絵巻」半年かけての取材のラストが3月22日の玄海島、しかし20日の地震で再上陸を断念しました。

完成した絵地図やロケ時の景観写真は市内各所でワークショップや展示・企画展などで多くの方々にご覧いただき、反響をいただいた事が懐かしいです(絵地図は市内の全小中学校等へ寄贈)。

これら地図づくりを通じたワークショップ活動の中から、マイタウンマップ・コンクールで「東光小おもしろマップ」「博多冷泉のあゆみ~まちづくり戦後史」両サイトで続けて賞をいただく事になります。いずれも水害や災害を経験してのまちづくり記録を盛り込みました。


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