記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

北島寛さんの新しい写真集に刺激を受ける。

2009年12月05日 01時41分35秒 | 福博まちの記憶
 写真家の北島寛さんが新しい写真集「日々常々(西日本新聞社)」を発行さ
れたので、早速丸善福岡ビル店で見つけて購入した。そして3日、北島さんに
電話し色々お話を伺った。夏にソラリアブラザ1Fゼファで「子どもと路地」
をテーマにした昭和30年代前半に撮影した写真を選び、北島さんの写真展が開
催されたが、その時話されていた写真集の構想と違う内容だったので、気にな
ったためだ。

 私が来年発行する予定の写真本にも、北島さんの写真はぜひお借りしたいと
考えている。「東中洲」「商店街」そして「記憶探偵」ムック本。発売をずっ
と見合わせているフォトブックの次号「宮地岳線編」「北九州線編」は1月に
発行しようと腹を括った。販路の問題、予想される実売数が福岡市内電車と比
較して明らかにリスクがあること、発売すると他の仕事が疎かになる問題を抱
え、ずっと先送りしてきたもの。日々「いつ出るのか?」の電話も増え、そろ
そろ決断すべき時だろう。

 記憶探偵キノレオことパタパタママの木下君、名探偵・那珂川クナンこと、
博多大吉君の二人は「宮地岳線編」を希望。二人とも沿線(しかも既に廃線)
出身だ!「北九州線編」は3種発行を計画、販路問題をなんとかせねば。
「東中洲」は写真だけでなく中洲の昭和史をまとめる。懐かしいお店、エピソ
ードも取材中。来年は中洲流れが一番山!祗園山笠の前に発行したい。

 市立の大学や高校の再編成が加速している。歴史の古い九州女子高校も今年
度いっぱいの校名、福岡大学に合併されて校名も変わる。日本初の立体地図模
型を開発した初代理事長・釜瀬新平氏が女子教育を提唱してから100年余。時
代は移っていく。

 久しぶりに豊後高田「昭和の町」仕掛人、金谷俊樹さんに電話した。各地の
商店街再生、地域活性化などのプロジェクトから引っぱりだこ。高田へ行った
際にもなかなか時間が合わず、2年半前からお会いしていない。その時は、
北名古屋市歴史民族資料館の市橋さん(昭和文化史研究の第一人者)と金谷さん、
駄菓子屋の夢博物館の小宮さんのお3方が揃っていた新館の開館時だった。
久々に18日に金谷さんと会えることとなり「初三郎・路地裏文化・昭和文化」
など共通の関心テーマで歓談予定、楽しみだ。

今日の写真は、吉塚商店街(市場)の1枚。
私が大好きな空間だが、着実に失われつつある景観だ。
すでに「ゆ」マークの若桜湯は3年前に閉鎖、向かいの商店も閉店して
本当に寂しくなってきた。頑張っている商店主もまだ多く、今日は煮豆と
チーズ天ぷらを買って帰った。頑張れ!吉塚商店街。

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