小さな日記

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思いがけない訃報

2007年07月16日 | Weblog
新潟地震が気になりながら国立駅前を歩いていたら、参議院に立候補した川田龍平さんの街宣車から女声の演説。毎週国立駅前でビッグイシューというホームレス自立支援の雑誌を販売していたホームレスの方が、二日前にご病気で亡くなられたというのだ。川田さんと親交があり、彼は自分のような者も生きやすい社会を作ってくれと、川田さんに話していたそうだ。

わたしも、出会うと必ずその雑誌を買って、なにかと話もしていたので、とても悲しく、並木のベンチに腰掛けてほろほろ泣いてしまった。丸く輝く目が印象的な方だった。心からご冥福を祈ります。

ビッグイシューはなかなか読み応えのある雑誌です。年間定期購読もできます。

http://www.bigissue.jp/

勉強

2007年07月15日 | Weblog
ネット検索すると有象無象、さまざまな情報と出会い、正誤はともかく、そういった情報を流すひとがいることは確かで、それがわたしには興味深い。きょうは、ヨハネ黙示録からラプチャー、アセンション、神道、日月神示、2012年と辿って、こんなサイトまで読んでしまった。
http://www.anti-rothschild.net/truth/index.html
昨今テレビのコマーシャルが盛んなアメリカの保険会社。頭にAがつくのは全部ユダヤ系企業と聞いたことがある。そう考えるとずっとぐちゃぐちゃだった年金問題が今取り沙汰されるのは、不安をあおり個人の保険加入額を増やそうという魂胆かもしれない。
ミヒャエル・エンデも提唱した地域通貨。勉強して頭がフラフラ。

魔女の宅急便

2007年07月14日 | Weblog
きのう、娘が引っ越した。わたしは一切関わらず、業者も頼まず、友達と自転車で数往復。とりあえず、住めるだけの物は運んだようだ。

夜、テレビで、宮崎作品中一番好きな「魔女の宅急便」少女の自立の物語をこの日に見るのは感慨深かった。もっとも、主人公のキキは13歳。娘は後数日で23歳だ。キキのように出会い学び、確かな自分の人生をみつけていってほしいもの。親のわたしがウキウキ。

と、その後電話で「どうしよう。もう淋しい。こんなんでやってけるかしら?」だと。おいおい、、、

菊次郎とさき

2007年07月13日 | テレビ
きのう見たテレビ
息子(タケシ)はどうしてもほしいおもちゃを買うために、母の給料袋から千円盗んでしまう。大酒のみですぐ暴力をふるう父に容疑がかかるように細工して。思い通り、家族もご近所も父を疑うが、父は潔白を主張し、家族間の軋轢は長引く。困った息子は父に告白。そこで父が取った行動は。。

息子に二度と罪を犯すなと約束させ、母に自分がやったと土下座して千円を返したのだ。「かばう」父。

あっちをかばい、こっちをかばいして、右往左往しているうちに、自分が悪者にされて、それも道。子どものタケシと違って、かばわれていたこともわからず、足蹴りするひとたちもいるけれど。

この本の写真、連れ合いのおかあさんにそっくりで驚いた。本、読んでみようかな。

こんにちは♪

2007年07月12日 | Weblog
子どもたちの部屋はベランダに面していて、網戸も閉めず開けっ放しのことが多い。バタバタと大きな羽音をたてて、きょうはお客様。なんという名前の鳥かしら?止まる場所を探してエアコンと天井のわずかな隙間に落ち着いた。くちばしが長くて目がまん丸で、鳩より短くておしどりのようにぷっくりした体型。しばらく話しかけて、窓を示してあげたら、意を決した様子で一気にお発ちになりました。

古書を探す

2007年07月11日 | Weblog
神保町をうろつかなくなって久しい。子どもたちが学校に行っている間、掘り出し物探しにワクワクウロウロしたものだ。学生時代は一週間に2回も歩いたろうか。今は、ネットで古書、洋書を探すが、目が痛くなってしまう。古本屋巡りをすると足が痛くなるのだが。雨の神保町はなかなか風情がある。また行きたいな。

自立

2007年07月10日 | Weblog
一ヶ月、あれこれ見てまわった娘の部屋がやっと決まった。斜め天井の広いロフトに小さな天窓が二つついた変わったつくりの明るいお部屋。6畳一間にコンクリートの流しがついた間借りがわたしの1人暮らしの始まりだった。わたしももう一回こんなお部屋で1人暮らししたいな。でも、大学入学以来、生活費は自力でまかなってきた娘だけれど、これからは税金、保険も負担する。頑張れ!(写真は現物ではありません)

地球を貪る

2007年07月09日 | Weblog
ベランダで栽培している青紫蘇を加えたメニューを毎日ちょっと得意になって出している。陽射しが強いとすぐしおれてお水をあげるとすぐシャキっと立ち上がるナイーブな紫蘇ちゃん。毎日家族の身体の中で働いてくれてありがとう♪

紫蘇には、肉食の毒を排出する作用もあるというけれど、そもそも、肉は、若い人や肉体労働激しいひとの食べ物。菜食はひとの攻撃性を減少させるというのは、ヒトラーが菜食だったことを思えば当てにならないけれど、せめておうちごはんだけでも、肉や魚から遠ざかりたいと思う。

ところで、メルセデスベンツの日本向けって、クーラーが熱帯仕様なんですって!
それだけ、日本が暑くなってきてるってことです。

http://jp.youtube.com/watch?v=gmNSkdPgxNc

このひとは?

2007年07月08日 | Weblog
「若い頃は絵描きになりたかったそうだ。美術、建築に造詣が深く、クラシック音楽をこよなく愛し、酒、煙草とは無縁で清潔で菜食主義とストイックだが、社交好き。女性と特に子どもたちをこよなく愛し、また、愛され尊敬された男だった」
ヒトラーをそう描写しても嘘にはならない。けれど、彼の潔癖症を、強迫症と関連づけ、自分の恐れの解決のためにユダヤ人撲滅に執着した狂人という見方もある。

幼いころから、ひとの動機が見えてしまう。目に見える行為とのギャップを当人も気づいていない場合が多い。ひとは、心の奥の恐れと折り合いたいがためにさまざまな行動を起こす。良いことをしていればいいのではないかと思ってきたが、今は、恐れを原動力になにかをするのはよくないことだと思う。共依存を生むからだ。恐れは、自分で手当てをしないと、増殖し強大な力を持つ。強大な共依存関係が、ヒトラー軍団だったと思う。ヒトラーのひどく感情的な激しい演説を狂喜し感涙にむせて聴く大観衆は、人生最高の至福を味わっていると思ったようだ。ヒトラーの恐れと人々の恐れが心奥深く繋がったのだ。闇の関係は、見た目は光り輝いている。

月末の選挙。誰かやどこかに集中する気配はないのがせめてもの救いか。



ほおずき

2007年07月07日 | Weblog
生まれて初めてひとを羨ましく思ったのはほおずきを自由に吹き鳴らせる子を見た時だと思う。ほおずきは、なかなか手に入らない宝物だった。ひと夏に3個ほど。家にほおずきの鉢植えがある子が羨ましかったし、一度でいいから穴が破れないで中身をうまく出して笛を作りたかった。毎年、今度こそと、ていねいに実を柔らかくしていくのだが、成功した覚えがない。口の中でプチンと皮が破け、変な苦味が広がる敗北感ときたら。。。

大きくて立派なほおずきが生協に売っていた。10個も大きくて派手な朱色の実がついている。おとなになるとなんでも買えて、子どもの頃のリベンジができるんだなと思いながら、698円も出すのは贅沢と買い控えた。本当は、できないこと、羨ましいことがなくなるのがつまらないからなのだけれど。

わたしの中の季節

2007年07月06日 | Weblog
手編みシーズンは完全に手縫いシーズンに移行し、ワンピース1着、シャツ9着、パンツ2着が完成した。そして、英語のためにと始めた一日一本洋画を見るのも終わって、読書シーズンにはいってきた。本はいつでも1週間に一冊はコンスタントに読んでいるけれど。今は芥川龍之介を読み返すのがおもしろい。英語本と照らし合わせるとますますおもしろい。

マヨネーズ

2007年07月05日 | Weblog
野菜スティックが食べたくなって、マヨネーズを作った。卵黄だけだと卵白を使う予定がなかったので、全卵で作ったら、攪拌の時間が長引きてこずったけれど、ゆるめながらおいしいのができあがった。マヨネーズはやっぱり油ばっかりだね。卵黄一個に酢大匙1杯、油180ccが一般的。わたしは、りんご酢とオリーブオイルを使ったので香りが良いこと!

雀と荘子

2007年07月04日 | Weblog
ずーっと小雨が降り続く中、突然ちゅんちゅんと雀の声が。ベランダに出ると借景の植木園に数えたら20羽近くの雀が群舞。雨だと違う道(空の)を通るのかしら?夕方には残らず消えていた。

「なんの考えももたず、なんの努力もしないことが、タオの理解への第一歩である。どこへも行かず、なにもしないことが、タオに安らぎを得る第一歩である。どこでもない地点を出発し、どれでもない道をたどることが、タオ達成への第一歩である」荘子

タイムマシンにお願い

2007年07月03日 | 音楽
今、日本の歌手で一番好きなのは木村カエラさん。ストレートで元気で媚びがない声がすごくいい。往年のサディスティックミカバンドと歌っている「タイムマシンにお願い」素敵。
http://jp.youtube.com/watch?v=bV3ax6O8qDA&mode=related&search=

大学時代、東大生に拝み倒され、東大の学祭に出ることになった。そこで渡されたのがこの曲。既にジャズにどっぷりはまっていたわたしは、「こんなポップスヤダ!」とげっそりしたが、後の祭り。しぶしぶ、本郷の学生寮に練習に出向いたが、その寮の汚いこと!開け放たれたあちこちの部屋(もちろん男子生徒の)の強烈な不潔さにますますげっそりして、逃げ帰り、当日はすっぽかし。懐かしい曲です。カエラさんだから明るく突き抜けたこの世界ができたのだと思う。昔聞いたのって、嘘っぽいというか、無理してるというか、カマトトというか。無為の勝利です!

もう一曲
http://jp.youtube.com/watch?v=NLAAQ79xF1M&mode=related&search=

宝物

2007年07月02日 | Weblog
高橋靖子さんの「わたしに拍手!」で琥珀のエピソードを読んだ。彼女は8分の1ロシア人で中国の占いでは樹木の星だから、虫の閉じ込められた琥珀があうかもしれないと思いながら待ち合わせの場所に行ったら、会ったひとが最初に発した言葉が「あなたを見るとイリーナというロシア人の名前が浮かぶ、小さな虫が閉じ込められた琥珀が似合う」だったという。

それを読んだ翌日、ロシアから帰ってきた友人からお土産に琥珀のペンダントトップをいただいた。ロシアは父が戦後抑留され、青春期に大きな影響を受けた国だ。虫ではなく、植物の破片がたくさん入って煌いている。一週間前にわたしの誕生石なので母から譲り受けた、母の姉、つまりわたしの伯母の形見のトパーズの指輪と同じ色だ。伯母は、手仕事の達人で編み物縫い物刺繍ビーズと、家族中のあらゆる手仕事を10代から一手引き受けた。ほれぼれする刺繍を施した麻のハンカチや、帯締めの作りかけのビーズ織は、今もわたしの宝物。20代で未婚で逝ってしまった伯母とは、すれ違いでこの世でまみえることはなかったが、わたしはとても親近感を持っている。ロシアの琥珀は、10代に父に買ってもらった金の鎖とよく似合う。

思いがけず、宝飾品がお対でわたしの手元に来て、言い知れない励ましを感じている。ただ、ありがとう、と頭を下げて生きていけと、囁きが聞こえる。