小さな日記

ワンクリック募金 毎日クリック!
http://clickbokin.ekokoro.jp/

このひとは?

2007年07月08日 | Weblog
「若い頃は絵描きになりたかったそうだ。美術、建築に造詣が深く、クラシック音楽をこよなく愛し、酒、煙草とは無縁で清潔で菜食主義とストイックだが、社交好き。女性と特に子どもたちをこよなく愛し、また、愛され尊敬された男だった」
ヒトラーをそう描写しても嘘にはならない。けれど、彼の潔癖症を、強迫症と関連づけ、自分の恐れの解決のためにユダヤ人撲滅に執着した狂人という見方もある。

幼いころから、ひとの動機が見えてしまう。目に見える行為とのギャップを当人も気づいていない場合が多い。ひとは、心の奥の恐れと折り合いたいがためにさまざまな行動を起こす。良いことをしていればいいのではないかと思ってきたが、今は、恐れを原動力になにかをするのはよくないことだと思う。共依存を生むからだ。恐れは、自分で手当てをしないと、増殖し強大な力を持つ。強大な共依存関係が、ヒトラー軍団だったと思う。ヒトラーのひどく感情的な激しい演説を狂喜し感涙にむせて聴く大観衆は、人生最高の至福を味わっていると思ったようだ。ヒトラーの恐れと人々の恐れが心奥深く繋がったのだ。闇の関係は、見た目は光り輝いている。

月末の選挙。誰かやどこかに集中する気配はないのがせめてもの救いか。



最新の画像もっと見る