小さな日記

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ジャパニーズアメリカン2

2010年11月17日 | テレビ
全部見た。松山ケンイチという俳優さんの演技が良かった。
けれども、演技が良いと思った松山さんやイモトさんは、セリフが少ないことに思い至った。他の大物俳優さんたちも、演技が変なのではなく、セリフがおかしいのだろうと思う。
話し方、言葉の使い方、また内容も、1人の人物の中で整合性がないのが、説得力がない因だった。

状況の演出も、突っ込みどころ満載で、たとえば、原爆投下後の広島の病院で大きな部屋で姉妹が会話する場面。学校の寮のように整然とベッドが並び、二人以外は全く動かず静かに眠っている様子。そんなこと、あるわけがない。ベッドは足りずに、地べたに寝かせられ、うめいている方たちが大勢だったろうと思う。そういうところが、漫画のように感じたのだ。

一週間続けて長い時間、しかも、アメリカで実際の収容所にロケをしたドラマというのに、情けないことだ。物語の論旨も、ステレオタイプの成功物で、なんだか悲しくなった。

日系人がアメリカ軍として戦場で活躍したことで「アメリカに認められた」ことが、後の日系人を社会的成功に導いたように描かれているのも疑問だった。



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