多摩動物公園

雲ひとつない青空に感動して、急遽予定変更して多摩動物公園に行った。とても見たかった映画の最終日で、連れ合いと朝急いで外に出たのだったが。息子も誘い出し、小さな丘陵いくつかを、たくさんの生き物が自然に暮らすのを見ながら、登ったり降りたりの散策。

一匹のオランウータンが、襤褸をまとった王様のように高い枝を渡っていて、じっと見ていたら、ふと目が合った。彼はおもむろに木を降りて、目を合わせたまま、一直線にわたしのまん前に来た。みつめあうわたしたち。ドキドキした。彼の目は茶色く丸く優しく思慮深げで、「きみってどんなひとなの」と覗かれてるみたい。
もう完全にノックアウト。大好きになっちゃった。

吉祥寺の井の頭動物園のラクダさんとも、のっぴきならない関係のわたし。南アフリカでは子どもライオンさんに好かれて腕を甘噛みされたけど、いつも、目と目が合った瞬間になにが起きるかわかってしまう。

わたしは特に動物好きでもなく、ペットとはあまり仲良くならないのだが、馬とかヤギとか、大型の動物とは縁があるようだ。