小さな日記

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スコットの今

2007年09月29日 | 音楽
初めてアレキサンダー・テクニックを知ったのは、ミューズカンパニーのワークショップだった。そのミューズカンパニーが2006年に招聘した障害のあるひととないひとの互角のコネクトを表現するイギリスのコンテンポラリーダンス集団カンドゥーコ・ダンスカンパニーの新作「And who shall go to the ball? And what shall go to the ball?」の全曲を、スコット・ウォーカーが作曲している。
http://www.andwhoshallgo.com/
12年ぶりにアルバム「TILT」で衝撃を与えたスコット・ウォーカーは、その後7年ぶりに「DRIFT」を去年出した。
http://www.the-drift.net/
1999年映画「ポーラX」の音楽を担当し、去年は「EXCODUS」(出エジプト物語)に「darkness」を提供した。

2006年は、スコットが沈黙を破って公に姿を現し始めた年のようだ。この25.26日には、ロンドンでカンドゥーコ・ダンスカンパニーのためにオーケストラの指揮に出たらしい。

ウォーカーブラザーズ時代、ジャック・ブレル崇拝時代には、トニー・ベネットやフランク・シナトラのようなショー歌手になってほしいというファンが多かったようだが、そうならず、黙々と楽曲を作り発表するスコットで、とても嬉しい。
64歳のスコットも大好きだ。音楽もインタビューも彼はhonestだから。

静けさに満ちていて、それでいて開かれている。