ちょっと優しい気分に・・・花の力も・・・手伝って・・・

　学校勤務をしていた当時、家庭訪問先でいつも感じたのは、玄関から庭にかけて沢山の綺麗な草花で飾った家の多いこと・・・。　まあわが家も娘達の担任がお見えになるからと、間に合わせの掃除やら何やらでパタパタしたものだが、皆さんとても綺麗に上手にお花を咲かせておられた。

　今年は自治会の班長さん。　そこで３月末から自治会費を集金したり、配布物を持って回ったりと、滅多にご近所でも伺うことがないお宅にも声を掛けては回っている。　そうこうしていて感じたのは、地区の清掃やらではお会いして一緒に作業もしたりするが以前のように夏祭もなく、ほとんど挨拶程度になってしっまっているということ。　仲よくして戴いている方々とはあれこれ行き来があるがやはり何だか問題だなあ。　足が悪くなったからずっと家に籠もりがちと言う方も中にはおられた。　「私はまだ車にも乗るのだから、買い物も大きなものや重いものは買ってきますよ。　声を掛けてくださいねえ。」と声掛け。　もっと地区の行事があれば交流もあり様子が分かるのだろうが・・・。　育った子供達は余所へ行き、夫婦二人に・・・。　幼い子供も当然減り子供会も運営が難しくなっている。　春、夏、秋に行なわれる祭りにも参加できない状態になってきている。　う～んこの地区も団塊の世代が多く大きな変化が起こっているんだなあとあらためて思った。　せいぜい努めて声を掛けるようにしたいもの。
　


　そんな訳でおしゃべりしてお庭まで拝見なんてことが多くなった。　皆さん実に上手にお花を楽しんでおられる。何だか心が和み癒されるような・・・。　あらためて綺麗な花の力を感じた次第だ。　それだけ気持ちに時間にゆとりが出てきたのかもしれない。　忙しく時間に追われるような生活では「綺麗だなあ。」と思っても土をいじっていることなんてできなかった。　

　昨日お隣の奥さんがチュウリップの花と匂い水仙を持ってきて下さった。　チューリップは大好きな花の一つだが自宅にはない。　子供達が幼い頃には植えていたのだが・・・。　娘達も覚えていると言う。　「並んだ♪並んだ♪・・・」例の歌を歌う頃だ。　まさに必至で親馬鹿をしていた頃だ。　「よっし！！来年はわが家にも咲かすぞ！！」　忘れないように年末には球根を買い求めたい。　匂い水仙は以前友人に貰って育てていたが下手をして絶やしてしまった。　良い香りがする。　

　何気ないものでも心が癒され、些細なこと声掛けで気持ちもホッとする。　ご近所の何気ない関わりが有難いもの・・・。





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