どう考えても無理

　昨日は午後、眼科と歯医者に行ってきた。
歯医者はもう随分前に予約を入れていた。　眼科は月末までに行かなければいけないが、連休前だから混み具合がもの凄いことになるかも・・・などと思い立ち、朝予約を入れて行くことにした。

　しかしだ・・・。　当然のことながらいつもの雰囲気からしていくら早い順番であっても時間はかなりかかる。　病院到着からすぐに読書を始めてのんびり構えていたが、やはりとんでもない時間になり電話でお断りを入れると、「遅れてもいいですから気を付けていらしてください。」と言って下さり、やれやれ。

　しかし・・・事はそう簡単ではなくもっと時間が延びてしまい、またまたお断りの電話を入れた。　すると今度は無理な様子だったが、やはり「お待ちしています。　気を付けて来て下さい。」との返事。　おうやれやれ・・・。

　そんなこんなでどうにか無事に30分遅れで到着。　40分くらい待つことになったが、予定していた診察はしていただけ、次回の予約もして帰宅。

　精神衛生上良くない。　実によくないパターンである。

　そう言えば同じようなことがはるか昔、次女が保育園に通うころに度々あった。　滲出性中耳炎で小学1年生に上がるまで通院した。　学校勤務が4時45分まで。　事情を言って終了後すぐに飛び出し、保育園に迎えに行く。　そして受付終了が５時の耳鼻科へギリギリ飛び込む。　青鼻を出して具合が悪いから耳に悪いと思って、病院へ連れていく。　でもその時間帯は道路が大渋滞。　何度泣きながら車を走らせたか。　国道が混むため、もしかしたら沖合にある道の方が早く到着するのではないかと思い、車を走らせているとスピード違反。「いらっしゃい、いらっしゃい！！」をして呼び込みをしている。　次女は青鼻を出して熱っぽい。　長女はとても不安そうに見ていたのを今も思い出す。　でも当然ながら病院へは間に合わなかった。　

　またある時は耳鼻科へ連れて行き、へろへろになって子供たちを連れて買い物をしていると保育園の園長先生が声をかけて下さった。　そして事情を話すと「ユキノシタが中耳炎にいいと言うから知人に貰って持って行ってあげるよ。」とおっしゃり、その夜８時過ぎにわざわざ自宅まで持って来て下さった。　もう涙がとまらなかった。　心身ともに私も疲れ切っていたなあ。

　今思い出しても尋常ではない。

　そんなパタパタする心情を思い出すような日であった。　しかし主人にはあとできつく叱られてしまった。　「もういい年なんだから、無理になるような動きはいけないよ。　事故にでもなったら大変だ。」　


　本当にその通り・・・。


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美術館巡りのプチ旅

　私たち夫婦にはよく有りがちなこと・・・グルメでもなく最近でこそ温泉を求めてどこぞへ・・・と言うこともあるようになったが、特別展や企画展をしている美術館へ行くことがある。

　昨日に続き、今日は岡山のオリエント美術館へまずは行った。　西日本のオリエント研究の拠点と言うことで、数多くのコレクションが展示されていた。　学芸員があれこれ説明して下さり、異空間に彷徨って入り込んだような不思議な感覚になり、見終えてから暫しボー。

　その後は欲張って牛窓町へ。　牛窓と言えば、学生時代に友人たち４人で岡山を訪ねた折に知った場所である。　当時私たちの中で話題になっていた「竹久夢二」の生家がある場所である。　しかし特別展、企画展などがあるような美術館があるなんて・・・知らなかった。　まあ当時はなかったのだろうなあ。　
　
　小磯良平展をしていたのだ。　私はあまり日本の画家は好まず、知らなかったが、主人が「是非見たい」と言い、これまたかなりな距離車で走った。　
ヨットハーバーが近くにあるような海沿いにある美術館である。　何となく古めかしい明治時代か大正時代にできたような建物を改造した雰囲気・・・瀬戸内市立美術館。

　清楚な女性の描き方に見とれながら暫し・・・。

　真夏を思わせるような強い日差しに照らされながら帰岩。　欲張って２つも行ったためか今日はかなり疲れてしまった。


　今回の美術館巡りでかしこくなったことがある。
　
　主人は今年６５歳になった。　各美術館で無料になったり、割引になったり・・・。　普通に大人二枚で購入して見て回ったが、あとになってパンフレット見て、「おやまあ」である。　そう言う年齢になったと言うことだ。


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初めての場所・・・

　今日は岡山県高梁市成羽美術館へ行ってきた。ただただ作品が見たくて・・・。

　三沢厚彦と言う方の作品。　「ANIMALS　２０１５　in　成羽」という企画点であった。　５０点近くの作品があり、シロテナガ猿から身近な動物も沢山。

　楠木を彫刻して製作されている。

　日常生活で身近でおなじみの猫や犬などもたくさん扱い、普段目にすることのない大型のものも力強くリアルに作られている。　ノミを使ってその彫りあとを上手に生かした作品だ。　そして鮮やかな彩色によってほぼ原寸大に作られている。　

　動物たちの目がとてもリアルで、「可愛い」と言う印象ではない。・・・本物をこんなにすぐ傍で見ることはできない・・・そんな気持ちになるような不思議さがあった。

　「像」もあり、学芸員の説明によると１トンもする重いものらしく、制作に１年を要したのだとか。　「そりゃあ、そのくらいの期間はかかるよねえ。」と私たちも頷く。　

　「作品制作には執念！！」も感じられる・・・「何をやっても執念」

　ただただ圧巻！！ヤモリが壁の上の方にいたり、ヤマネコが階段踊り場上の方にいたり・・・。

　とても変わった作品展に「こんな来たことも、話にさえ聞いたこともないような場所に来たかいがあったねえ」と車の中でひとしきり。


　笠岡インターで降りて、ただひたすら車を走らせ、「この先にそんな美術館があるの？」と思えるような山道を通り抜けて到着。　車が離合するのさえ難しいような山道を通過。
小一時間走って到着した。　まずはトイレへ。　まあ何と何と・・・そのトイレと言うのが白地に黒のペンキで装飾。　初めて見るようなデザインに圧倒された。　何とも落ち着かない・・・しかしまあ芸術的！！なのよね・・・と言いつつ、とにかく驚いた。

　彫刻と言えば、仏像関連の作品や高村光雲、高村光太郎など・・・またルーブル美術館で見た古代ローマの彫刻など・・・そんなものをすぐに思い浮かべてしまうが、一風変わった作品展であった。


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ちょっとお湯・・・休憩・・・

　今日は主人が調査に出かけると言うので、一緒に出かけてきた。　そして「鳩子の湯」と言うところへ行き、昼食をいただき、お湯に入ってきた。

　上関海峡はかつて、江戸期に朝鮮通信使や参勤交代の大名が訪れ、瀬戸内の絶景を愉しみながら旅の疲れを癒した場所で、1974年に放映されたNHKの連続テレビ小説「鳩子の海」でも有名になった風光明媚な場所だ。　源泉を地下１０００ｍから汲みあげ、露天風呂からは瀬戸内海を一望。　心地よい風や潮騒の音を五感で感じられる絶好のロケーション。　お湯の色が赤土色。　効能があれやこれや書いてあったが、何かしら効果がありそうな気にもなる。　内湯は８ｍの天井高でその解放的な雰囲気だ。　ゆったりした気分で連休先取りの時期に良い休暇をいただき一息。

　お食事はとれたてのお魚料理をいただき、大満足。


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亡き母を思う・・・

　今日は恒例月一回の料理教室。　10人がわいわいガヤガヤ自身の話したいことをしゃべくりまくって発散。　さまざまな情報も貰って帰宅。　この会も長いなあ。

しっかりしゃべって帰宅し、自宅のそばで友人と立ち話がほぼ１時間。　３時帰宅予定が４時になる。　その後、天候が良かったためもの凄い量の洗濯物をしており、取り込むのもひと仕事。　パタパタやっていると電話があり、料理クラブの長女から「お花を持って行くよ。」　８６歳になるのだとか・・・。丁度亡き母くらいだ。　

　亡くなった人の年齢を数えてはいけないと言うとけれど、やはり数えている。　そんなお年なのにあれこれ気遣って下さる。　沢山の種類のお花を「あなたはお花が好きだから持ってきたよ。　飾ってね。　それからお夕飯にひと品どうぞ。」と・・・小鍋にお煮しめを作ったと言って持って来て下さった。　今も思い出すと目頭が熱くなる。

　里芋、糸こんにゃく、フキ、人参　鶏肉・・・主人が「これ美味しいねえ・・・」と言った。　娘たちはにっこり。　「これは長女からのいただきものよ。」と私。　いつものことだが美味しいまろやかなお味だ。　団地内の結構遠いところにお家はある。　それでも今日は日傘だが、雨の日は雨傘をさしてでも持って来て下さる。　丁度もう具合が悪くてしんどかっただろう、母が少し離れた私たちの新居に持って来てくれていたように・・・。　有難いなあ・・・。　いろんなお話が３０分くらい。　元気をもらってさあお夕飯準備だ。　人はいろんな方に励まされながら支えられながら、生きているんだと痛感する。　


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あらためてその力・・・

　夢中で見ていた「マッサン」効果と言うか、ニッカウイスキーや鴨居の大将の効果・・・。　ついつい登場した人物が重なる。　実像の人物を画像で見てもやはりテレビに登場した人物が重なり、想像を膨らませている。　「あの時代・・・こうだったのかなあ。　あんなだったのかあ・・・」などなど。

　本を読んでいても同じだ。　今、以前読んだ和久俊三の赤かぶ検事シリーズを読んでいる。　テレビでは赤かぶ検事役をフランキー堺が演じ、その妻役を春川ますみが演じたのが初っ端だった気がする。　あの声で名古屋弁が聞こえてくるような・・・そんな映像が重なる。　

　テレビの効果と言うものは・・・あらためて凄いものだと痛感。　テレビに出演している人たちが町で出会う人に、「芸名ではなくて登場人物の名前で声をかけられる」と言うのをよく耳にするが、それだけ印象が強いのだろう。

　あたかも演じている世界が現実であるかのように思える・・・。　よく役者は「さまざまな人物を演じ、人生を演じられるから楽しい」と言う。　確かになりきっての演技だ。
読書では読むことで、また映像では見ることでさまざまな経験ができる。　「こんな人生も有るんだあ・・・」
　
　私は遅まきながら、「マッサンロス」で寂しい。　後半はかなり急ぎ足ではあったがなかなか良いドラマだった。　


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おやまあ・・・お高いこと

　スーパーはもちろん、おなじみの八百屋さんも「お高いこと！！」
　
　例年ならもっと野菜がふんだんに店先に並び、さまざまな旬の野菜を楽しめるはずだろうに、異常気象？！
　
　しっかり太陽の恵みを受けて野菜が育つことができないらしい。　いわゆる日照不足が原因？！

　わが家には三つ葉、春菊、長ネギ、わけぎしかない。　しかも何だか例年よりも育ち方が妙に思えるのは気のせいかしら。　春菊などは成長せずにもう花芽が付いている。　例年なら結構それなりに葉を浮き身にしたりして楽しんでいるのだが、そんな時期はなかった。　　

　とにかくお野菜がお高い。　いやさまざまな食材が値上がっているため、すべて高く思えるのかしら？　

　でも工夫して乗り切らなければ・・・。

　スプラウトとも呼ばれる、豆苗（とうみょう）、モヤシ、カイワレダイコンなどが大活躍だ。　中でも豆苗は一度切って料理し、水栽培で2度目が楽しめる。　栄養価も高いのでかなりの頻度で使っている。

　また、乾物も大活躍だ。　豆類、切干大根などをたっぷり食卓に並べる。　使い果たしたら缶詰を次は使おうかなあ・・・。　何だか非常食を食べているように思えるなあ。

　天候が良すぎてあまりに暑すぎも困るが、ほどほど良い気候で野菜たちが育つ・・・そんな気候であって欲しいもの。

メモの用意

　昔からそうであったのかどうかよく覚えていないのだが・・・。　まあ今ほど病院へ行くこともなかったからかもしれない。　

　今日も目の調子が今一つで病院へ行ってきた。　その病院では目薬などの点眼に関する説明が良く分からない。　診察室で医師が「これこれ」と言うが加えて「後ほど会計の折に詳細説明をしますので」と言う。　しかしながら、会計時に受ける説明もカタカナの目薬の名前と回数を実に早口で言うだけ。　先方は慣れ親しんだカタカナ名の薬だろう。　しかしだこちらは平素慣れ親しんでいるものではない。　そしてもっと悪い印象を持ったのは、薬局でのやりとりである。　処方箋を持参するが、何やら薬局との思いが異なるらしく、かなり待たされて待たされてそれまでも待たされた挙句、そこでまた確認時間がとられる。　もううんざりだ。

　以前からついつい待ち時間が長いため見ていると、お年寄りに対しての対応も同じなのだと気付いた。　と言うか誰に対しても同じような対応である。　皆さん理解できたのかしら？あれが理解できるなんて凄い！！と思ったりもしたが私にはよく分からない。　数種類の目薬があり、使用回数も左右で異なったりすることもある。　しかし新しく処方箋をもらい薬局に行かなければ、詳細を書いたものは何も渡されないのだ。　各種類の目薬と使用方法を口頭での説明だけで理解しているとは到底思えない。　酷い話である。　高齢者はまったく理解できないのではないかと思うのだが。　

　他の病院ではこのような経験はないので必要ではないのかもしれないが、今日も医師からの診察後の話しもメモに取り、その後会計での目薬点眼の詳細説明もメモに取った。　何やら嫌な不信感も抱いてしまう。


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美味しい季節

　作り置きができなくなり、食事作りが大変になる季節になってきた。　そんな季節ではあるが、美味しい食べ物がある。　春野菜はいい・・・。

　初キャベツは簡単に刻んで生で食べるのが一番美味しい気がする。
　新じゃがもあまり手を加えずに簡単で蒸してつぶして、マヨネーズやドレッシングが美味しい。
　新玉ねぎは丸のままお尻に十字に切れ目を入れて、レンジで５分チンして、かつお節をたっぷりかけてポン酢でいただく。

　簡単料理だが、それぞれの素の味を味わえる。　簡単で手間いらずだが美味しい・・・。　しかもこれも今の時期しか味わえない。　食べ逃すと来年までお預けだ。


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いよいよですよ・・・

　昨夜夕食時に、次女が「あれゴキじゃない？」とひと言。　ギョッとして振り返るとお台所の入口のところにまだまだ小さなゴキらしいものがいる。　パッと瞬間的な動きで私はスリッパでやっつけた。　「何と早かったねえ・・・」と娘たちが言う。　「そうよ！　母は強し！！」とひと言。

　と言うことで食後すぐにホウ酸団子作りに取りかかった。　例によって卵のケース殻をひとつずつに切り分けて、自宅用と事務所用15個を作った。　食器戸棚から洗面所まで新しいものに置き換えておいた。　そして今朝出勤して事務所のものも新しいものに換えておいた。

　もちろん好きではないけれど、特別に怖くもなくそこまで毛嫌いするものではないと思っていたが、ムカデはゴキを食べるために家の中に入って来るのだと聞いてから私なりに必至。　何と言ってもムカデは怖い。

　ああそれにしても良い季節になると、虫にとってもよい季節。　家の外回りにも草や木々が当たらないように抜いたり切ったり・・・大変。　そして土のあるところには石灰をしっかり撒いておかなければ・・・などと思う。　


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