Rikoの再建日記~気ままな恋文

病期3の乳がんから自家組織再建、リンパ浮腫治療、抗がん剤後の薄毛治療など、心身共に毎日が昨日からの再建って感じの日々♪

夏の日

2014年07月23日 01時36分49秒 | リンパ浮腫

 

病院のケモ室のゆったりしたリクライニングの椅子は、大きな窓の方を向いて、整然とならんでいた。

私は、いつもそのどこかの席で、なんどの点滴をくりかえしただろうか。

クールでいえば術目8クールだけど、ハーセプチンも入っていたからもっとの気がする。

窓の外は、小さな森のように木々が幾重にもかさなって、きっと病院内の特等席なのだろうとおもった。

揺れる緑の葉とのびやかな枝。2009年の夏の日を思い出す。

それから術前を終えて、翌年の夏、ちょうどそのケモ室の真上あたりの2階の部屋に私はいた。

一応、この病院で乳がんオペした人限定で当時リンパ浮腫外来というのがあった。

そこへ、私はいった。

もう、この腕を気にして生きるくらいだったら、いっそないほうがいい。この腕、切り落としたい。

看護師とはなしているうちに、私は泣いてうったえていた。

ほんとに、リンパ浮腫の呪縛からのがれられるんだったら、腕はいらないと思った。

ケモ室から観た木々はずっとずっと雲の上までさらさらと揺れているような幻想をみて続けてきた抗がん剤。それも終え、胸もなくなってみて、のこったのはとてつもい恐怖のかたまりの腕だと思った。

木々の葉は、2階の窓からは、日差しで枯れて朽ちていたり、鳥につつかれたり、そんなにいい景色じゃない。

登ってきて見た景色、この腕、全てが何かの私の錯覚に思えた。こんな長い悪夢をたちきりたいんだ。そう叫んでいた。こころで。

またあの夏の日のような、つよい日差しの季節がめぐってきた。

なんであの時なけたのかはわからない。今ではね。

きっと、あの部屋の2階の窓はちょっとだけ現実が遠くにみえてたんだよな。

あ~、

でも、今じゃ、真白いスリーブ何本も洗って部屋の定位置に並べてかわかしてると、すごく涼しくもみえる。

夏の日。

緑もいいけど、そうめんのような真白いスリーブも今の現実に優しい。

さて、このごろ2枚重ねだからますます量がおおい。

寝る前に、下の記事で覚書してるあいだに、ふっと、あの夏の日を思い出した。

若かった

かわいかった。


覚え書き

2014年07月23日 00時41分44秒 | リンパ浮腫

何だか寝不足続きと、そのわりの忙しさで、ちゃんと書く気力無し。だけど、これは、今の腕の状態として、書いとこ。載せとこ。

あくまでも私の場合ざんす。





こんな感じで、グローブ部分だけ、二枚重ねすると、すこぶる腕の状態がいい。
この組み合わせは最強の上から2番め。1番はグローブと同じメーカー同士。3番は白いチュービコットだけでも充分。


ま、これがきいてるのかどうかは、たまたま、今の偶然かもだけど。

下半身も鍛えて、←(けっこう自分でウケる語彙の短絡さ。鍛えて、ってレベルじゃないけど、日々ミルフィーユのように、薄い筋肉が重なってると思うのよ。)
で、身体全体として、リンパの流れも安定してるのかもという、私なりの推測もある。

だから、何が、直でいいのかは分からないけど、
ま、二枚重ねは覚えておこう。

この暑さで、忘れて、いつの間にかしなくなるかも知れないしね、

(((^^;)