まかなーのブログ

今はブログより「フェイスブック」とか、「ツイッター」とかが主流になって「ブログ」は時代遅れかも知れませんね。

音声時計

2013-11-25 21:16:55 | 日記

アタマのところをポンと押すと、時刻を音声で教えてくれる時計がある。
「じゅうにじ、さんじゅうごふんです」
女性の声が多いが、それなりに自然な音で違和感はない。
シャープの音声時計を、長い間愛用していた。
主として目覚ましとして使っていたが、この時計はちょいと洒落ていた。
「ポッケリーニのメヌエット」が流れてから、時刻を教えてくれるのだ。
20年くらいは使っただろうか。
最後は音が出なくなり、同じものは売ってなかったので、セイコーの別の機種に替えた。
こちらは、設定した時刻になるとただ、ピッピッと鳴って時刻を告げるだけになってしまった。
今は目覚ましで起きる必要がほとんどないので、この時計もあまり使っていない。
トシをとると朝起きるのが早いので、たとえ用事があっても目覚ましは不要である。
むしろ早く起き過ぎないように、夜中に寝たままスイッチを押したりする。
「午前5時デス」などと聞こえたら、もう少し寝直すわけだ。
ネットで調べると、今も音声時計は作られているが、音楽を鳴らすようなものはない。
温度や湿度を知らせてくれるものはあるが、あまりメリットはない。
夜、真っ暗な中で時刻が知りたいときに、表示を見る必要がないというのはとても便利だと思う。
もうちょっと、消費者のニーズに沿ったいろんな製品は作れないものだろうか。


江戸っ子1号

2013-11-24 21:10:55 | 日記

今日のニュースで、「江戸っ子1号」という町工場による深海探査プロジェクトが成功したと報じられた。
東京や千葉県の町工場などが主体となって共同で開発した無人の海底探査機、「江戸っ子1号」が、房総半島の沖合、深さ7800メートルの海域からえびのような形をした生物を採取し、なまずのような深海魚を撮影することに成功した。
7800メートルの深さの海の水圧は、1平方センチ当たり800キログラム。
ちょっと大きめのサイコロに、軽自動車1台分の重さがかかるということである。
この凄まじい水圧に耐え、海底の生物をすくい取り、カメラを動かし、浮上するために重りを切り離す電波を受信できたということになる。
大阪の町工場が成功させたプロジェクトに、「まいど1号」というのがある。
こちらは宇宙に衛星を打ち上げるという計画で、2008年に成功させている。
町工場といっても、実態はJAXA(宇宙開発機構)が主体となっていたらしいが、そのインパクトは大きかった。
東京も負けてはいられないと、江戸っ子たちが立ち上がったわけである。
名前のユニークさでは負けているかも知れない。
だが、宇宙も深海も条件の厳しさでは同等だ。
精密な加工技術がなければ、条件をクリアすることはできない。
こういう日本の底辺を支える人たちの、技術競争は素晴らしいことと思う。
これからもぜひ、頑張って欲しい。


小笠原諸島の海底噴火

2013-11-23 18:19:23 | 日記

11月20日、小笠原諸島西之島の約500メートル沖合で、およそ40年ぶりに噴火が起きた。
南北に400メートルほどの新らしい陸地ができているという。
日本の領海が500メートルほど広がるらしいが、重要なことは別にある。
ここ100年ほどのこの付近の噴火を調べると、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界に添って起きている。
三宅島は1983年に、大島は1986年に噴火している。
海の上をほぼ一直線状に並んでおり、その北側には富士山がある。
富士山が噴火すれば、首都圏は降灰で大混乱に陥るとされている。
噴火と地震は密接に関係しており、東京直下型地震にも注意が必要だ。
1994年に発行した「やぎさんゆうびん第14号」の解説記事を引用しておこう。

【地震や噴火はなぜ起きるのか?】
地球の内部にはマントルと呼ばれる柔らかい岩の海がある。
マントルの表面にはサッカーボールのようにプレートというものが張り付いており、年間数センチの速度で一定の方向に動いている。
陸地や海はこのプレートの上に乗っかっている。
プレートの継目では、お互いにもぐり込んだり乗り上げたりして力が加わっている。
地震や火山の噴火は、このプレートの圧力、もぐり込みによる摩擦や反発力などによって起きるとされている。
日本列島は太平洋側から動いてきたプレートが大陸側のプレートにぶつかってもぐり込む場所の真上にある。
すなわち、日本で地震や噴火が起きるのは地球の構造から来ている避けられない運命なのだ。
【押し寄せるプレート】
ではなぜ太平洋から日本にぐしぐしとプレートが押し寄せて来るのか?
それは太平洋にマグマの湧き出し口があるからだ。
溶岩が湧き出す時に周囲を押す力と、反対側では自分の重みでマントルの中に沈んで行く時に引っ張る力が働き、プレートは動いていく。
近年太平洋で南北数千キロにもおよぶ巨大なマグマの湧き出し口が発見された。
「東太平洋海膨」と呼ばれるこの裂け目は、1972年にこれまで考えられていたよりもずっと激しくマグマを噴き出したらしいことがわかった。
つまりプレートは毎年少しずつずりずりと動いているのではなく、100年に一度くらいぐぐっと急激に動くことがあるらしいのだ。
太平洋周辺でこの10年間に続いているセントヘレンズ、エルチチョン、ネバドデルルイス、ピナトゥボなどの大噴火は、この東太平洋海膨の異変の影響ではないかと言われている。
日本でも三宅島、大島、普賢岳といままで眠っていた火山が目を覚ましたのは、同じ理由によるものだ。
これからしばらくの間、日本では地震や噴火が立て続けに起きる可能性がある。


腕時計

2013-11-22 20:31:32 | 日記

腕時計をしなくなって久しい。
ケータイも持っていないので、外に出た時には時刻が分からないが、特に不都合なことはない。
時間に支配されない自由を満喫しているというところだろうか。
習慣というものは恐ろしい。
時計を外して最初の頃は、左袖をまくって何かを見る仕草を一日に何度も繰り返した。
自分の貧弱な腕を見て、何が面白いのかい。
だんだんと減っていったが、何年もの間、腕時計の呪いに囚われていた。
電車の中などで、同じ所作をしている人を見かけると、なぜか哀れに思えてならない。
きっと時計をしていないお風呂の中でも、同じことをついやってしまうのだろうな。
これを私は「機械に支配された人間」と呼んでいる。
最近腕時計をしない若者が増えている。
ケータイやスマホで時間が分かるからである。
それはそれで、別の機械に支配されていることになる。
ある日からきっぱりと時計とおさらばした訳ではない。
最初の頃はかばんの中に時計を入れて持ち歩いていた。
時間が分からないというのは、実に不安なことだったからだ。
今はもう、時間を気にすることはほとんどない。
このことは、働いていない年金生活者の特権なのかも知れない。


ワンス・アポン・ア・タイム

2013-11-21 21:13:27 | 日記

NHKのBSで「ワンス・アポン・ア・タイム」という外国ドラマが放映されている。
日本語だと「昔、昔、あるところに・・・」というお伽話の枕詞になる。
「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ」というギャング映画とは、全く関係がない。
シュールな展開、重厚な舞台とドラマの雰囲気は、どうみてもイギリスBBC制作という感じだが、純粋なアメリカ製のようだ。
「白雪姫」や「シンデレラ」など、外国のお伽話に出てくる主人公たちが、魔女の呪いで現代アメリカのとある町に拉致され、昔の記憶を失い不幸な人生を送っている。
そこに、主人公の現代女性が乗り込んで、いろんな事件に巻き込まれる。
女性は白雪姫の隠し子らしいが、シリアスでタフなおねいさんで、とてもそうは見えない。
全ての事実を知っているのは、主人公をこの町に連れてきた少年だけ。
この少年は、実は主人公の子供だというから、話は込み入っている。
ファンタジーの世界と平行して物語は進行していくが、その話も通常語られているモノとは少々違っている。
いわば「本当は怖い白雪姫」みたいな感じだろうか。
便利な魔法も登場するが、実行するにはそれに見合った対価が必要になる。
たとえば極貧の少女が王子様のお嫁さんになって幸せになるには、生まれてくる子供を差し出さなければならない。
ここらへんは日本のアニメ「鋼の錬金術師」、通称「ハガ錬」のパクリに違いない。
「人は何かの犠牲なしに何も得ることはできない。何かを得るためには同等の代価が必要になる」
というのが「ハガ錬」のコンセプトである。
見るからに怪しげなおじさんも登場するが、どうもこの人物が話を面白くしている・・・というか、全ての事柄の鍵を握っているように見える。
呪いを掛けた魔女は町長として君臨し、人々を苦しめ続ける。
果たして主人公は魔女の呪いを解いて、町の人たちをお伽話の世界に戻してあげられのか。
決して甘くはない、大人のためのファンタジードラマである。