今日のニュースで、「江戸っ子1号」という町工場による深海探査プロジェクトが成功したと報じられた。
東京や千葉県の町工場などが主体となって共同で開発した無人の海底探査機、「江戸っ子1号」が、房総半島の沖合、深さ7800メートルの海域からえびのような形をした生物を採取し、なまずのような深海魚を撮影することに成功した。
7800メートルの深さの海の水圧は、1平方センチ当たり800キログラム。
ちょっと大きめのサイコロに、軽自動車1台分の重さがかかるということである。
この凄まじい水圧に耐え、海底の生物をすくい取り、カメラを動かし、浮上するために重りを切り離す電波を受信できたということになる。
大阪の町工場が成功させたプロジェクトに、「まいど1号」というのがある。
こちらは宇宙に衛星を打ち上げるという計画で、2008年に成功させている。
町工場といっても、実態はJAXA(宇宙開発機構)が主体となっていたらしいが、そのインパクトは大きかった。
東京も負けてはいられないと、江戸っ子たちが立ち上がったわけである。
名前のユニークさでは負けているかも知れない。
だが、宇宙も深海も条件の厳しさでは同等だ。
精密な加工技術がなければ、条件をクリアすることはできない。
こういう日本の底辺を支える人たちの、技術競争は素晴らしいことと思う。
これからもぜひ、頑張って欲しい。
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