まかなーのブログ

今はブログより「フェイスブック」とか、「ツイッター」とかが主流になって「ブログ」は時代遅れかも知れませんね。

小笠原諸島の海底噴火

2013-11-23 18:19:23 | 日記

11月20日、小笠原諸島西之島の約500メートル沖合で、およそ40年ぶりに噴火が起きた。
南北に400メートルほどの新らしい陸地ができているという。
日本の領海が500メートルほど広がるらしいが、重要なことは別にある。
ここ100年ほどのこの付近の噴火を調べると、太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界に添って起きている。
三宅島は1983年に、大島は1986年に噴火している。
海の上をほぼ一直線状に並んでおり、その北側には富士山がある。
富士山が噴火すれば、首都圏は降灰で大混乱に陥るとされている。
噴火と地震は密接に関係しており、東京直下型地震にも注意が必要だ。
1994年に発行した「やぎさんゆうびん第14号」の解説記事を引用しておこう。

【地震や噴火はなぜ起きるのか?】
地球の内部にはマントルと呼ばれる柔らかい岩の海がある。
マントルの表面にはサッカーボールのようにプレートというものが張り付いており、年間数センチの速度で一定の方向に動いている。
陸地や海はこのプレートの上に乗っかっている。
プレートの継目では、お互いにもぐり込んだり乗り上げたりして力が加わっている。
地震や火山の噴火は、このプレートの圧力、もぐり込みによる摩擦や反発力などによって起きるとされている。
日本列島は太平洋側から動いてきたプレートが大陸側のプレートにぶつかってもぐり込む場所の真上にある。
すなわち、日本で地震や噴火が起きるのは地球の構造から来ている避けられない運命なのだ。
【押し寄せるプレート】
ではなぜ太平洋から日本にぐしぐしとプレートが押し寄せて来るのか?
それは太平洋にマグマの湧き出し口があるからだ。
溶岩が湧き出す時に周囲を押す力と、反対側では自分の重みでマントルの中に沈んで行く時に引っ張る力が働き、プレートは動いていく。
近年太平洋で南北数千キロにもおよぶ巨大なマグマの湧き出し口が発見された。
「東太平洋海膨」と呼ばれるこの裂け目は、1972年にこれまで考えられていたよりもずっと激しくマグマを噴き出したらしいことがわかった。
つまりプレートは毎年少しずつずりずりと動いているのではなく、100年に一度くらいぐぐっと急激に動くことがあるらしいのだ。
太平洋周辺でこの10年間に続いているセントヘレンズ、エルチチョン、ネバドデルルイス、ピナトゥボなどの大噴火は、この東太平洋海膨の異変の影響ではないかと言われている。
日本でも三宅島、大島、普賢岳といままで眠っていた火山が目を覚ましたのは、同じ理由によるものだ。
これからしばらくの間、日本では地震や噴火が立て続けに起きる可能性がある。