まかなーのブログ

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島倉千代子の人生

2013-11-08 21:26:29 | 日記

今日、歌手島倉千代子が、肝臓がんのため75歳で亡くなった。
あらゆる人に愛された、昭和、平成の国民的歌手と言って良い。
「からたち日記」などたくさんのヒット曲があり、幸せに生きた人だと思っていた。
だが、本人は1999年に紫綬褒章を受章したときのインタビューで、「苦しいことがたくさんあった人生だった」と述べている。
ネットのウィキペディアで「島倉千代子」の項を見た。
7歳の時に左腕が動かなくなる障害に見まわれたことから始まり、なんと苦難に満ちた人生だったことか。
このトシになると心揺さぶられることは少ないが、最後まで涙なしには読めなかった。
何度となく人に裏切られて多額の借金を負い、ファンの投げたテープが目に当って失明寸前になり、結婚はしたがすぐに離婚し、晩年は乳がんを発症しと不幸のオンパレード。
結局、子供にも恵まれなかった。
さだまさしの歌で「無縁坂」という私の好きな曲がある。
「運がいいとか悪いとか、人は時々口にするけど、そういうことって確かにあると、あなたを見ててそう思う」。
母親のことを歌った曲だが、島倉千代子という人はそういう人生だったようだ。
本人が歌った「人生いろいろ」という名曲がある。
「死んでしまおうなんて、悩んだりしたわ・・・。人生いろいろ、男もいろいろ、女だっていろいろ咲き乱れるの」
自分自身の人生を歌った曲だったのかも知れない。