新生フォ~☆シーズン~☆

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☆神社仏閣 ~2016年までの参拝 index

2016-12-31 | ♥ 神社仏閣 ~2016年までの参拝 index

 

 topフォト【伊勢神宮:宇治橋の鳥居】

 

 旧フォ~☆シーズン~☆から過去記事(87)を持って参りました。

山歩きをするようになって山道の石仏・石碑を見ながら険しい登山道を登り

山頂に辿り着いた時は、無意識に手を合わせここまで登って着いた感謝を奥宮・祠・神社しています。

日本の山は古来より山岳信仰を神聖視し崇拝の対象でしたね wiki

 

日本の信仰は神の道、神道と呼ばれる。

神道は日本人自身の古来からの歴史上の信仰であるが、

個人・祖先家族の信仰から地縁同族の氏神の祭祀に及び、民族の共同体である国の守護宗教に広がる。

 

日本の信仰 共同体信仰としての神道と天皇

新羅に攻められ滅亡の危機に瀕した百済の王子が国を救う方策を尋ねると蘇我臣が答えて云うには「このごろ聞く、汝が国、すてて祀らずと。今、前の過ちを改めて悔いて、神の宮を繕いおさめて、神の御霊を祀り奉らば、国栄えるべし。」(日本書紀)また、『三代実録』にも新羅の舟の来襲に際して「日本朝は所謂神明の国なり、神明の助け護り賜わば、何の兵冦アダか近付き来るべき。」と、神を祀ること・神の護りが国の存立の基盤と信じられていた。それは遠く縄文の集落遺構の中央に設けられて祖先の死霊を祀っていた墳丘墓信仰に行き着くのだろう。この共同体信仰を国の領域にまで広げて最初に形を与えたのが『日本書紀』『古事記』である。それは神代の日本列島の国生みから大和朝廷(=天皇)の日本平定を綴る。これは日本最初の王朝国家大和朝廷の成立の歴史であるのだが『日本書紀』また『続日本紀』と“紀”と命名されているのは中国の史書『史記』の紀伝体形式の「本紀」の形式に倣っているのに間違いないだろう。『史記』は漢王朝のために書かれた史書だがその「本紀」は漢王朝にいたるまでの易姓革命の歴史を綴る。ます漢王朝の血統上の祖先を黄帝と定める。神農氏の臣下であった黄帝は神農氏を伐って王位に上る。以降、黄帝の子孫の徳の有無により姓の異なる一族の間に君臣関係が逆転する歴史である。中国の皇天上帝は祭り手が替わるのを許す神であるが、斉の桓公が周王が執り行う祭り封禅の祭りを代行しようとすると、宰相の管仲に身分が過ぎますと諌められた。中国でも政治力・武力だけでは正統な祭祀主には容易には認められなかった。

『日本書紀』の場合は天照大御神の子孫の大王オオキミ家族の王位は変わることなく王臣関係が継承する歴史であり、姓は記されていないが天アマであるのかもしれない。『日本書紀』には代々の天皇を国家開びゃく以来の王室の継承者として記されている。ここに『史記』「本紀」の臣民も王となり、王家が更新され祭主権が移動する歴史との違いが示されている。日本は神明が助け護り賜うのであるから神の御霊を祀り奉ることは、もっとも神々に近い、建国の王である天皇の誰も替わり得ない職能になった。『御伽草子』に「日本国は神国にてましませば、ものの夫の手柄ばかりにては、なりがたし。云々」とあるように国に祭りが欠かせないものであるので、武家も代替えできない天皇の職能がある。これは卑弥呼の実権はもたなくても信仰・象徴として統率力をもつ統治形式を継ぐものである。実際、アマテラスは卑弥呼の写しによく当てはまる。卑弥呼を祀る内宮ナイクウ伊勢神宮の近くの森に外宮ガイクウ豊受大神宮に豊受大御神が祀られている。“受”とは食事を給する意味なので、豊トヨは卑弥呼の後を継いだトヨが卑弥呼を祭ったことを思わせたりもする。こうして日本を国生みした神の血筋を引いた天皇が祭り奉られる護国祭祀としての神道信仰ができていた。ここに大和朝廷開びゃく時の王家としての天皇家の継承が重要になる。家の継承者を残すには他家との血の交わりが必要だが、男子継承の形式が長期に伝統化されたために皇位継承は男系に原理化された。この形式を欠くと、継承の伝統原理に反するので継承も疑わしくなる。男子の血筋(DNA)を継いでいくのが天皇家の継承原理となったので女子からの血筋は否定されてきた。代々の天皇家が作り上げてきた継承原理を男系継承者に限らないと反古にしてしまうと、以降の天皇家は第三者から、歴史的正統性がない、途絶えてしまったと論難されても返す言葉がない。現存の皇族がこの継承原理を反古にするなら皇族の自殺である。千年の屋久杉は千年を経過したから貴重なのである。百年の杉には比べられない。中国の王家は更新された王家である。百年の杉が次々に立ち、朽ちて代替わりしていった王家である。日本の皇室は二千年朽ちたことがない屋久杉なのである。これを切り倒して新しい杉を植えても屋久杉にはならない。この朽ちない皇室は日本的なものである。 参照=日本探し

 

 

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過去記事の2008年~2016年12月まで

一押しは?

マークのお伊勢参り、外宮・内宮・別宮・摂社・所管社などです

 

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2016.12 ☆和同開珎が祀られている聖神社

2016.12 ☆三峯神社

2016.11 ☆一陽来復御守:穴八幡宮

2016.11 ☆靖国神社

2016.10 ☆日光山輪王寺大猷院 家康公御位牌初公開

2016.10 ☆日光山輪王寺 三仏堂修理見学施設

2016.10 ☆隠れた霊地<瀧尾神社>

2016.10 ☆月山登山:志津(リフト)口コースから再び

2016.10 ☆ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン:羽黒山の「杉並木」★★★

2016.10 ☆出羽三山:歴史に薫る修験の山~羽黒山

2016.10 ☆「語るなかれ、聞くなかれ」神秘な霊場<湯殿山神社>

 2016.9 ☆武蔵野台地に<井草八幡宮>

2016.9 ☆京都の東に鎮座する<東伏見稲荷神社>

2016.4 ☆古来より多くの人に親しまれている名勝<三保の松原>

2016.4 ☆八重桜が満開でした 久能山東照宮

2016.4 ☆伊豆國一の宮 三嶋大社

2016.4 ☆修善寺ブラブラ散策のつもりでしたが、、

2016.4 ☆福地山 修禅寺

2016.4 ☆亀石峠から修善寺:日枝神社

2016.4 ☆熱海・來宮神社 2000年超☆大楠

2016.4 ☆戦国時代を感じる空間:武田神社

2016.3 ☆武蔵野の水と緑と深大寺

2016.3 ☆深大寺蕎麦

2016.3 ☆武蔵国総社:大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)

2016.3 ☆小平熊野宮

2016.2 ☆鹿島神宮 <常陸国一之宮>

2016.2 ☆日本三霊泉:忍潮井(おしおい)がある息栖神社

 2016.2 ☆下総国一宮:香取神宮<第一鳥居は、津宮鳥居河岸から>

2016.2 ☆香取神宮の祈年祭 (動画)

 

2016.1 ☆伊勢神宮:内宮(別宮)瀧原宮、瀧原竝宮(所管社)若宮神社、長由介神社(摂社) 多岐原神社

 2016.1 ☆伊勢神宮:内宮 (別宮)伊雜宮 (所管社)佐美長神社

2016.1 ☆伊勢神宮(正宮)皇大神宮:(別宮)荒祭宮、風日祈宮

2016.1 ☆みちひらきの大神:猿田彦神社・佐瑠女神社とおかげ横丁

2016.1 ☆伊勢神宮:内宮 (別宮)倭姫宮

2016.1 ☆伊勢神宮:内宮 (別宮)月讀宮、月讀荒御魂宮、伊佐奈岐宮、伊佐奈彌宮

2016.1 ☆伊勢神宮:外宮 (別宮) 月夜見宮 (摂社) 高河原神社と糀屋

2016.1 ☆豊受大神宮:(正宮) (別宮)多賀宮、土宮、風宮

2016.1 ☆新春の伊勢道参詣の旅、二見興玉神社から

 

2015.12 ☆2015.12.02 秩父夜祭宵宮

2015.11 ☆山麓に鎮まる古峯神社(ふるみねじんじゃ)

2015.11 ☆もみじ祭り「雨降山大山寺」と「大山阿夫利神社」

2015.11 ☆上毛三山の麓<妙義神社>

2015.11 ☆紅葉の榛名神社

2015.11 ☆伊香保神社☆石段街と河鹿橋

2015.11 ☆相州三浦総鎮守<海南神社>

2015.11 ☆森戸神社(森戸大明神)

2015.10 ☆会津猪苗代 磐椅(いわはし)神社

2015.10 ☆会津猪苗代 土津(はにつ)神社

2015.8 ☆赤城神社へ

2015.6 ☆信濃國一之宮 諏訪大社

2015.6 ☆京都 上賀茂神社

2015.6 ☆京都大原 三千院

2015.6 ☆京都 八坂神社

2015.6 ☆京都 蓮華王院 三十三間堂

2015.4 ☆筑波山神社

2015.4 ☆日光二荒山神社<中宮祠>

2015.4 ☆日光山 輪王寺大猷院

2015.4 ☆霊験あらたかな日光二荒山神社

2015.4 ☆絢爛豪華な社殿と霊獣<日光東照宮>

2015.1 ☆伊古奈比め命神社(いこなひめのみことじんじゃ)

2015.1 ☆伊豆 神祇大社 (じんぎたいしゃ)

2014.12 ☆秩父夜祭

2014.12 ☆秩父 三峯神社<狛犬・御朱印>

2014.10 ☆出雲大社<彰古館・因幡の白ウサギたち>

2014.10 ☆出雲大社 <神在月>

2014.9 ☆御嶽山

2014.5 ☆軽井沢の氏神様

2014.3 ☆伊勢の帰り道<二見興玉神社・熱田神社>へ

2014.3 ☆伊勢参拝への道すがら

2014.3 ☆お伊勢参りは外宮から内宮へ

2014.1 ☆九段下へ

2013.12 ☆晩秋の長瀞と満願の湯

2013.12 ☆秩父<寶登山神社>

2013.12 ☆秩父 蕎麦田中屋

2013.12 ☆秩父<三峯神社>

2012.8 ☆寛永寺 根本中堂

2011.10 ☆尾道 <千光寺>

2011.10 ☆世界遺産 宮島

2011.7 ☆日光東照宮

2011.5 ☆六地蔵さまが・・・

2011.5 ☆雲峰寺とエドヒガン桜

2010.5 ☆聖パウロカトリック教会

2010.5 ☆熊野皇大神社と熊野神社

2010.4 ☆桜の花びら舞う増上寺

2010.4 ☆将軍墓所特別公開(徳川家霊廟)

2008.12 ☆千光寺と筆影山 in Hiroshima

2008.4 ☆千光寺と筆影山 in Hiroshima

 

 

 


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