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☆凍結ミイラ「アイスマン」発見から30年、明らかになった10の事実

2021-10-04 | ♠ 北イタリア:ドロミテ街道沿い

エッツィは約5200年前、ヨーロッパアルプスで生活していた。

1991年9月19日、ドイツ人の登山者によって、自然環境下でミイラ化した遺体が発見された。

(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK, NAT GEO IMAGE COLLECTION)

 

 

=興味のある方はご覧ください=

 

 

5年前、北イタリアの ボルツァーノ県立考古学博物館に行って見学していた

アイスマン記事が、Yahoo! JAPANに掲載され何々と興味をもった

記事のソース元はナショナル ジオグラフィック日本版から

見学時も展示品、説明を詳しく見たが、また新しい発見でもあったのかしら・・・

 

5300年前の凍結ミイラ「アイスマン」

「エッツィ」の愛称で知られ

1991年の発見以降、科学者たちがその死の謎を解き明かそうとしている

 

ドロミテ街道ボルツァーノ市に行った記事中

抜粋し再掲載いたします

 

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 ボルツァーノ県立考古学博物館

(Museo archeologico provinciale di Bolzano)

 

5200年前に死亡し、そのまま氷河に閉じ込められて冷凍ミイラになったアイスマンを展示

 受付を済ませ荷物はロッカーに(有料)、取り出す時お金は戻ってきます

 

 

 

【経緯】

 1991年9月19日、アルプス登山のルートから外れた場所を歩いていた

ニュルンベルクからの観光客、ヘルムートとエリカのジモン夫妻は

溶けた雪の下からミイラ化した遺体を発見した

当初それは通常の遭難者の遺体として処理されていたが

彼の周囲から見つかった物品が現代では見慣れない物だったため

司法解剖の前にインスブルック大学の考古学者に見せたところ

これらはヨーロッパの青銅器時代前期の物であることが判明した

 

(展示パネルを撮影、リアルです)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【特徴 】

2012年に初めて実施された解凍調査の結果、

瞳、髪の色は茶色、肌の色は白色、身長160cm、体重50kg

骨からのデータにより年齢47才前後、筋肉質な体型だと解明された

血液型はO型、乳糖不耐症の因子を持ち牛乳が苦手だった可能性が高い

(そもそも、古代人の多くは乳糖不耐症の因子を持っており、

ヨーロッパにおいて乳製品の飲食が広まったのは古代ローマ時代以降である)

腰椎すべり症を患っており、腰痛持ちであった事が考えられる

背後や脚に刺青の跡があり、オーストリアのドルファー博士の調査では

その位置は胃腧、三焦腧、腎腧、崑崙など、腰痛に効果のある現代のツボの位置と一致して

おりつぼ治療をした痕と推測されている

これは5300年前にヨーロッパのアルプス山脈付近に高度な医療技術があったことを示唆している

 

ソース元Wikipedia 興味のある方はどうぞ   こちら

 

 

アイスマン「エッツィ」の復元像

エッツィは約5200年前、ヨーロッパアルプスで生活していた

1991年9月19日、ドイツ人の登山者によって、自然環境下でミイラ化した遺体が発見された

 

 

 

当時食べていた植物

<サヤエンドウ>

 

 

<イタリアンパセリ>

 

<シシウドのよう?>

 

 

 アイスマン考古博物館から出ると小雨が降っていた

 

 

雨宿りに屋台のホットドッグ屋へ

 

 

☆ドロミテ山塊周遊の拠点:ボルツァーノ(Bolzano) 

 

 

 

Yahoo! JAPAN より転載

 

 5000年以上前の男性はどこから来た?年齢は?死の瞬間は?

 
 
ナショナル ジオグラフィック日本版
 

アイスマン「エッツィ」の復元像。エッツィは約5200年前、ヨーロッパアルプスで生活していた。1991年9月19日、ドイツ人の登山者によって、自然環境下でミイラ化した遺体が発見された。(PHOTOGRAPH BY ROBERT CLARK)

年齢、利き手、血液型は

エッツィの着衣

エッツィの所持品

最後の食事

エッツィの死

自然にミイラ化したわけは

エッツィの胃腸は何を語る

より優れた、より環境に配慮した保存へ

自然を再現する

2050年の研究はどうなる

文=JENNIFER PINKOWSKI/訳=稲永浩子

 

アイスマンをめぐる5つの意外な事実

 凍った状態で見つかった有名なミイラ、アイスマン(エッツィ)をめぐる驚くべき発見は今も後を絶たない。その1つとして、つい最近、オーストリア国内にエッツィの遺伝子上の近縁者が19人いるとの報告がなされた。5300年前に死亡したと見られるエッツィの遺体は、1991年にオーストリアとイタリアの国境地帯の山中で発見された。アルプスに暮らした世界最古の有名人エッツィに関する最新の情報、そしてこれまでに明らかになった注目すべきいくつかの事実を紹介することにしよう。
 
◆1. アイスマンの親戚が現代に生きている

 アイスマンと遺伝子上のつながりを持つ近縁者がいることが、新たなDNA調査により明らかになった。アイスマンの男性性染色体の異常マーカーに注目して研究を行っているグループの報告によると、オーストリアのチロル地方にエッツィの遺伝子上の近縁者が少なくとも19人いることが分かったという。

 オーストリア、インスブルック医科大学のウォルター・パーソン(Walther Parson)氏が主導する調査の中で、3700人の匿名の供血者のサンプルを使って遺伝子の照合が行われた。19人の血液からは、アイスマンから見つかったのと同じG-L91と呼ばれる極めて珍しい突然変異株が確認された。「アイスマンと19人は共通の先祖を持ち、それはおそらく1万~1万2000年前に生きていた人類ではないかと思われる」とパーソン氏は話す。

◆2. アイスマンは体の不調に悩まされていた

 20年以上前にアルプスの氷河で発見されて以来、エッツィの健康状態を隈なくチェックする調査が行われてきた。結果はあまり健康とは言えないものだ。40余りの病状が記載された一覧には関節の摩耗、動脈硬化、胆石、足の小指の腫瘍(凍傷によるものと思われる)などが含まれている。

 腸からは寄生虫の卵も見つかった。またライム病にかかっていたと思われるほか、体内のヒ素量が危険なレベルに達していたことも分かっている(金属鉱石や銅鉱石に日常的に触っていたことが原因と思われる)。どうやら歯の治療を受ける必要もあったようだ。詳細な調査の結果、重い歯周病と虫歯に悩まされていた痕跡が発見された。

 このように多くの疾患を抱え、肩には受けたばかりと思われる矢の傷もあったものの、頭部への一撃が致命傷となり、エッツィは命を落としたようだ。

◆3. 解剖学的異常も確認

 肉体的疾患に加え、アイスマンにはいくつかの解剖学的な異常があった。親知らずが2本ともなく、12番目の肋骨が欠けている。また2本の前歯の間に隙間がある“正中離開”と呼ばれる異常も見受けられる。これが女性に好印象を与えていたかどうかは議論の別れるところだ。研究者の間には、エッツィは性的に不能だったのではないかとの見方もある。

◆4. アイスマンの入れ墨

 エッツィの凍りついたミイラには、銅器時代の入れ墨が良好な状態で残っている。合計50片を超える入れ墨が頭から足先まで全身を覆いつくすように刻まれている。これらは針を使って彫られたのではなく、皮膚に細かな傷をつけ、そこに炭を擦り込むことで描かれたものだ。線や十字の形をした入れ墨は、関節痛や腰痛などの傷害や痛みが起こりやすい箇所に集中している。このことから、一部の研究者は鍼治療のツボの目印として入れ墨を入れたのではないかと見ている。

 これが事実だとすれば、エッツは体のあちこちの治療を必要としていたことになるが、彼の年齢と持病の多さを考えると、それほど驚くべきことではない。エッツの入れ墨は、これまでの定説よりも少なくとも2000年ほど早い時代に鍼治療が行われていたことを示す、最古の証拠と言える。

◆5. アイスマンは植物の花粉とヤギを食べていた

 アイスマンの最後の食事に関する情報は、学者たちに最高のごちそうをもたらした。胃の内容物からは30種類の花粉が発見された。花粉の分析結果はエッツィが春か初夏に死亡したことを示している。さらに、分析結果をもとに、死の直前に山々を移動していたらしい彼の足取りを辿ることもできる。完全に消化されていない胃の残留物は、エッツィが無残な死を遂げる2時間前に最後の食事を取ったであろうことを伝えている。食事の内容は穀物とアイベックスの肉。アイベックスは足の速い野生のヤギの一種だ。

Photograph by Robert Clark, National Geographic

文=James Owen

 

 


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