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ブルース・ジャズ・ロックの変遷(その2/2)

2020年04月28日 | Weblog

山の案内 歩き日記 ブルース・ジャズ・ロックの変遷(その1/2)

 ブルース・ジャズ・ロックについて、述べたいと思います。私は、音楽に精通していませんので、記述に誤りがあるかもしれません。その時はごめんなさい。参考にした資料:ブリタニカ国際大百科事典・ウィキペディア
★ジャズ

 アメリカにおいて、19世紀末頃、始まった新しい音楽。黒人の民族音楽とヨーロッパ音楽が融合して生まれました。楽器編成、メロディー、ハーモニーはヨーロッパ音楽の伝統を継ぎ、リズム、フレージング、サウンドは黒人の感覚を基本にしています。ジャズの特徴は、インプロビゼーション(即興演奏)で、独特のリズム感覚です。

◆1900年前後(ジャズの発祥)
 ジャズ発祥の記録はありませんが、1900年前後、ルイジアナ州ニューオリンズで、始まったと言われています。歓楽街で演奏した黒人演奏家は、ブラス・バンドの楽器を使い、リズムを強調し、譜面が読めないことから、メロディーを即興的に演奏しました。この即興演奏がシカゴに進出し、1915年頃、ジャズと名付けられました。その後、スタイルの変遷があり、一般的に黒人が演奏するのをニューオーリンズジャズ、白人が演奏するのをディキシーランドジャズと区別しています。
 
◆ジャズスタイルの変遷
 ジャズはシカゴからニューヨークに移り、ホット・ジャズ、ビーパップ、クールなどにスタイルを変えながらし、ニュー・ジャズへと発展しました。これらをまとめてモダンジャズと呼ばれています。

 また、1930年から1940年代に大流行した、白人が主体になってつられた、大編成楽団による、ジャズの演奏形態をスイングジャズと呼びます。これも「ようわからん」ですので、以降、総称してジャズと呼びます。

ジャズスタイルの違う曲を聴いてください。

ニューオーリンズ・ジャズ(ジョージ・ルイス)・・・・・♪Mahogany Hall Stomp

ディキシーランド・ジャズ(パティ・ペイジ)・・・・・Days of Wine And Roses ♪Basin Street Blues

モダン・ジャズ(マイルスデイヴィス・・・♪Blue in Green ♪Summertime ♪Kind Of Blu

スウィング・ジャズ(グレン・ミラー)・・・・・♪Moonlight Serenade  

写真:パティ・ページ

◆現代ジャズ
 ここからは主観を述べます。現代ジャズはあまりにも、技巧にこだわり、アレンジが強すぎて、旋律もなく、心に響かない曲が多く、騒音にしか聞こえないと、私は、思っています。やはり1950年代、1960年代のジャズが好きですね。好みの問題ですが・・・・・・
★ブルースとジャズ
 ここからは主観を述べます。ブルースとジャズを聞き分けるのは、非常に難しいと思います。「どっちでもいいじゃん」って、曲が多いと思います。私の音楽鑑賞能力が、低いのかもしれませんけど・・・・・笑い
★ロック
 1960年代、アメリカで始まり、全世界に広まった、リズム感の強い音楽形式で、若年層から圧倒的な支持を得ました。1953年、B.ヘイリーが、黒人のリズム&ブルースをもとに「ロック・アラウンド・ザ・ロック」を演奏し、ロックンロールの先駆者となりました。

 1956年には、チャックベリー、リトル・リチャードの登場によって、ロックは、アメリカ音楽の大潮流になり、エルビス・プレスリーの登場により、確固たる地位を確保しました。

 イギリスでは、1964年、ビートルズの「抱きしめたい」などが、大ヒットし、ロックに革命をもたらしました。以後、フォーク・ソング、モダン・ジャズ、電子音楽の要素が入れられて、多方面に展開され、ハード・ロック、ヘビー・メタルなど、過激なロックスタイルが、確立されました。

 70年代には、反逆的なパンク・ロックが登場します。80年代には、MTVなどで放送され、新曲宣伝用ビデオの普及により、視覚的要素が強調され、ダンス音楽として流行し、一般化しました。
★私の好きな曲(ブルースはブルース、ジャズはジャズ、ロックはロックと、はっきり聞き分けられる、曲を選んだつもりですが?)

 ブルース(写真:B.Bキング)
★B.Bキング(ギター)
 ♪The Thrill Is Gone ♪Blues Boys Tune ♪Lucille ♪Rock Me Baby ♪The Thrill is Gone
★サニー・ボーイ・ウィリアムソンⅡ(ハーモニカ)
 ♪Nine below zero ♪Keep It To Yourself ♪Bye Bye Bird ♪Got My Mojo Working
★ジョン・フッカー(ギター)
 ♪Boom boom ♪Great Jam Session! ♪Hobo Blues ♪Boogie Chillen
★ベッシー・スミス(シンガー
 ♪After You've Gone ♪Yellowdog Blues On Revival Day
★大木トオル(シンガー)
 ♪ダンス天国 ♪Everynight Woman ♪悲しいうた

 ジャズ(写真:ルイ・アームストロング)
★ウエス・モンゴメリー(ギター)
 ♪Four On Six ♪how insensitive (insensatez) ♪Besame Mucho
★笠井紀美子(シンガー)
 ♪Vibration ♪Tokyo Special ♪やさしく歌って ♪Very Special Moment
★キャブ・キャロウェイ(シンガー)
 ♪Minnie The Moocher ♪Reefer Man High Quality ♪Jumpin Jive
★ベニー・グッドマン(クラリネット)楽団
 ♪Sing Sing Sing ♪ONE O'CLOCK JUMP
★ルイ・アームストロング(トランペット・シンガー)
 ♪La vie en rose ♪What A Wonderful World ♪Hello Dolly ♪When the saints go marching in
 

 ロック(写真:ジャニス・ジョプリン)
★ビル・ヘイリー・アンド・ヒズ・コメッツ・・・♪Rock Around the Clock
★チャック・ベリー(ギター) 
 ♪Johnny B. Goode ♪You Can't Catch Me ♪Roll Over Beethoven ♪Maybellene
★リトル・リチャード(ピアノ)
 ♪Lucille ♪Long Tall Sally ♪Good Golly Miss Molly ♪Tutti Frutti
★ジャニス・ジョブリン(シンガー)
 ♪Move Over ♪To Love Somebody  ♪A Woman Left Lonely ♪Bobby McGee ♪Cry Baby

 ジャニス・ジョブリンは、一般的にロックシンガーと言われていますが、切々と訴える歌唱力、彼女の人生を考えると、私的には、ブルースと思っています。 

★まとめ(ブラックミュージック)

 ジャズのもとは、ブルース、ブルースのもとは、黒人音楽。黒人音楽が、大きく派生した結果、ブルースになり、ジャズになり、ロックになったと、私は考えています。皮肉なことですが、奴隷制度でアメリカ大陸に連れてこられた、黒人によってつくられた音楽が、全ての音楽の源になっているのです。黒人の持つ音楽感性の偉大さを改めて認識しました。

 ブルー ス、ジャズ、ロック、それぞれが、それぞれの、音楽要素を取り入れ、発展し、ジャンルの垣根が、取り払われた気がします。それぞれに、山ほどのスタイル名がつけられ、「なんじゃやろかい」と、複雑で「わかりづらい」状況になっていると思います。

 何度も言いますが、ブルース、ジャズ、ロックの全ての源は、同じ黒人音楽です。よって、全てをひっくるめて、「ブラックミュージック」と、命名したら、と、真面目に考えていますが、素人の考えで、少し強引過ぎますかね。(^o^)

 


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