
2月8日は針供養の日です。
針供養は折れた縫い針を供養して神さまに納める行事です。
日ごろ固いものばかり刺している針だから
この日は柔らかいお豆腐やコンニャクに刺して
「ご苦労さま」って針を休めてあげる「針の休息日」です。
今日はお豆腐に縫い針を刺して供養しました。
本当に御苦労さまです。
昨年もブログに書いたのですが
私は一時期、キルトの世界に魅せられたことがあります。

その時は、ただただ布を見るとほしくなりました。
たった30センチ四方の布でよいから手に入れたい。
そして段々と目が肥えてくると、いい布がほしくなる。
舶来の布は、手触りといい、柄といい、どこか一味違いました。
お店で布と向き合う時の嬉しいこと、まさしく至福の時でした。
今でも段ボール箱いっぱいの布を保管しています。
少し時間ができたら、もう一度キルトの世界へ戻りたい。
キルトの友達とおしゃべりしながら、夢を紡いでいくのは楽しかった。
未完成の赤と青のタペストリーも仕上げなくっちゃね。
そんなことを思った針供養の日でした。

今日は節分でしたね。
みなさん、「福は内~ 鬼は外~」と言いながら、豆まきをされましたか?
毎年どこの家庭でも見かける節分の風景ですね。
節分は旧暦では大晦日にあたり、翌日から春(立春)です。
節分の豆まきの行事の由来は古く、古代中国では邪気や疫病を払うため
鬼の面をかぶった人を桃の木で作った弓矢で追い払ったことが始まりだそうです。

今日は氏神さまに行って来ました。
毎年、節分には節分祭(星祭)のお参りに行きます。
人形(ひとがた)に家族の名前と歳を書いて節分祭に持参して
氏神さまに納めて、家族の一年間の健康と幸福を祈ります。

豆納箱もあるので
家族の歳の数だけの豆をお供えしてきます。
厄年、男性42歳、女性33歳の人は
特別厄除御祈祷をしてもらうようです。

うちの氏神さまでは節分祭のお参りの後
社務所で「厄除けのおぜんざい」がふるまわれます。
今日は社務所で頂かずに、容器を持参して頂いて帰りました。
家族にも食べさせたくて・・・。

節分の豆を歳の数だけ、あるいは1つ加えて食べると
邪気を払い、病に勝つ力がつくと言われます。
スーパーマーケットや市場では、色々な種類の豆があります。
節分豆に、ピーナツなんてのもあるから驚きです。

私の場合はその数が段々ときつくなってきました。(笑)
それに数を数えて食べていたら、途中で
「あれ?いくつ食べたっけ?」な~んてことになる。
それに2袋買っても・・・
家族で歳の数だけ食べるとすぐになくなっちゃいます。

節分には太巻き寿司(恵方巻き)の丸かぶりですね。
節分の夜、その年の神さまがおられる恵方を向き
願いごとをしながら無言で食べると福を招くといわれます。
今年の恵方は「南南東」
これは明治の初めに大阪・船場で始まり
「福を巻き込む」巻き寿司は、細く長いので縁起がよいとされ
縁を切らないように丸ごとかぶるようになったとか。
大阪の船場商人らしい発想です。

また節分にいわしを食べるのは
鬼の目を刺すというヒイラギの枝に魔よけとされるいわしの頭を刺し
玄関の戸口に飾る風習からだとされています。
みなさんの地域でもこのようなことをされるのでしょうか?

節分豆、太巻き寿司、いわし。
夕食には節分の強力な3点セットが揃いました。
無言で1本太巻き寿司を食べたことだし。
これで今年も家族4人、元気に過ごすことができるでしょう。

箸休めに「小いわし」をフライにしてみました。
小さくてもたくさん集まれば、きっと鬼を退治することができるでしょう。
節分の日は魚の代表選手が「いわし」です。
いわし=鰯 今日は鬼退治できる強さなのですね。
これは今夜のお酒の肴です。(笑)

社務所で頂いて来た「厄除けぜんざい」を温めて頂きました。
家族4人分、4個のお餅を入れてくださいました。
とてもご利益のある有難いおぜんざいです。
うちの家族、甘いもの好きなんですよね。

上の写真は↑昨年の「節分」の時のものです。
毎年、厄除けのじょうよ饅頭を買って食べるのですが・・・
今年はちょっと志向を凝らして洋風にしてみました。
さてさて・・・洋風節分とは?

スーパーマーケットでこんなロールケーキを見つけました。
「節分ロールケーキ」ですって。
こんなの初めてです。
「ヤマザキパン」のものです。

中を開けると、びっくり。
真っ黒なロールケーキが出て来ました。
しかも大きさも太巻き寿司にそっくりではないですか。
家族には受けましたね。

でもこれはさすがに「丸かぶり」は出来ないので
4つに切って、4人で食べました。
ダージリンを入れて、家族で食べました。
とても美味しかったです。

節分祭にお参りに行くと、厄除けのお守りをくださいます。
それを東か南の方に向けて、1年間大切にお祭りしておきます。
私たちの大切な守護神です。
今日の節分に活躍した「ヒイラギ」の葉。
実はうちの庭に植えてあります。

今から10年前、私はある病気をして、長い間入院しました。
退院したあと、私の厄払いに
30センチほどのヒイラギの苗木を植えたのです。
「裏鬼門」の方角に。 裏鬼門、すなわち「女鬼門」
それから私は病気ひとつしないで、元気で暮らしています。
ヒイラギの木は、今息子の背丈くらいなので180センチはあります。
12月には毎年まっ白なきれいな花を咲かせてくれます。
そしてクリスマスや節分の日には、食卓に彩りを添えてくれます。
明日は立春。 暦の上ではもう「春」です。
次の吉日には「お雛さま」を出しましょうね。