マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

東日本大震災から10年

2021年03月11日 | 私の想い



今日のフォト。 宮城県南三陸町です。
南三陸町は、かつてはこんな美しいところでした。






            









ここに1冊の本があります。


東日本大震災直後から、ツイッターで綴った「詩の礫」が
多くの人の共感を呼び、震災の意味を問いかけている
詩人・和合亮一さんと


甚大な被害をこうむった、南三陸町在住の佐藤秀昭さんが撮った
ふるさとの写真とのコラボレーションによる
写真詩集、「私とあなた ここに生まれて」


震災1年後の2012年3月、発行されました。
私は佐藤秀昭さんとは、以前よりブログ友だったのです。









2011年3月11日 14時46分 地震発生。
写真 15時28分54秒。


宮城県南三陸町、八幡川河口。
水門の左右の堤防が、破壊された。









震災1年後、2012年3月11日の私のブログに
東日本大震災のことを綴りたいと、佐藤秀昭さんに言うと


震災の時の写真を たくさんお借りすることができました。
そして佐藤秀昭さんの写真を使って
ブログ掲載することを 快く承諾してくださいました。


以来、3月11日は、私にとって「震災を思う日」です。









この生々しい、痛ましい光景。
とてもこの世のものとは、思えません。


何もかもが、完全に破壊されています。
歴史の本で見た、広島・長崎の原爆投下と重なりました。
それほど悲しいできごとです。









誰も知らない
深い森の中で


私の足跡だけが
少しも消えずに
残っています


詩=和合亮一さん
写真=佐藤秀昭さん









震災前の 震災時の 震災後の南三陸町。


佐藤秀昭さんの写真は
美しく、哀しく、切なく、訴える。









どうしてこんなに嬉しいのか
どうしてこんなに心が踊るのか


心の底から
叫びだしたい気持ちでいっぱい


空と
風が


木から木へ
枝から枝へ
飛び移る


晴天
万歳









もう決めたこと
心が決まったこと


根を下ろし
枝を広げて
冬の凍てつく
空を持ち上げ
叫ぶような


決意の木に
その熱い頬を
押しあてよ


決意せよ









何度読んでも、何度見ても
涙が零れる。 詩も写真も。









3歳の孫が、緑の塗装電車(南海電車・特急サザン)を見ると
「森の電車」という。


南三陸町、海と緑の中を「森の電車」が走る。









震災前の南三陸町は、長閑で美しい。


佐藤秀昭さんのブログ「南三陸 海 山 川 !」


NHKスペシャル
「定点映像 10年の記録 〜100か所のカメラが映した“復興”〜」
3月11日(木)総合テレビ午後10時から放送



佐藤秀昭さんのブログと、NHKスペシャル(テレビ)を
見てくださると、嬉しいです。









これからもいろんな出来事が、私たちを襲うだろう。
けれど3月11日を 決して風化させてはいけない。


「ひまわり」は、復興の花。


2021年3月11日、東日本大震災から10年。
被災地への思いは、消えることはない。







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