マドンナのナイショ話

あなたに話したいあれこれ

人間失格

2010年02月28日 | 映画
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今日のフォト。
なんばパークスの「パークスシネマ」






                 






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今日の動画  映画、「人間失格」






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「人間失格」を観て来ました。



「堕ちるほどに美しい・・・」






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昭和の日本を代表する小説家・太宰治の代表作品の一つである
「人間失格」を原作とした、文芸映画大作。






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過剰な自意識が原因で、周りの人間となじめず、
酒や女におぼれて、廃人同様に破滅していく男の魂の旅路を描く。






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映像化は困難と言われた原作を「赤目四十八瀧心中未遂」の荒戸源次郎がまとめ上げ、
太宰の分身的存在の主人公を生田斗真が熱演する。






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不安や苦悩を抱える主人公像が、混迷の時代を生きる現代人に共感を呼びそうな一作。



(シネマトゥデイより)






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津軽の資産家に生まれた主人公・葉蔵(生田)が、酒と女におぼれながら
何度も自殺未遂を繰り返し、破滅の道を歩む様を描いています。






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太宰治生誕100周年を記念して製作された、第4作目。



1 「斜陽」
2 「ヴィヨンの妻=桜桃とタンポポ=」
3 「パンドラの匣」
4 「人間失格」






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中学時代の葉蔵が体育の時間、跳び箱を跳ぶのに失敗して
教師や同級生に笑われるシーンがあります。



「いや、しくじった」と照れ笑いするが、実は本人はわざと失敗し、笑いを取っている。
十代の少年なりの計算。






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誰もそのことに気づいていないと思っていたら、同級生の一人
あまり利口そうでない男が、秘密を知ったかのように、こっそりとささやく。



「わざ・・・わざ・・・わだとやったんだべ」
葉蔵の計算を彼だけが見透かした。






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「人間失格」の原作では、このシーンは、跳び箱ではなく、鉄棒だが
その白痴に似た生徒は、自分の計画的な失敗を見抜いて・・・



「わざ・・・わざ・・・わざとやったんだべ」とささやかれ、震撼する。
原作の「人間失格」でも、印象に残る場面で、これがひとつの転機でもあった。






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生田斗真を取り囲む女優陣もまた、錚々たるメンバーだった。






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大楠道代は、葉蔵や堀木、中原中也が通うバー「青い花」のマダムで
この映画のナレーションを務めていました。



いつも冷静に、若者たちを見つめていた。






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最初の妻・良子役の石原さとみは、「原作では描かれていない
良子の本能を目で表現してみました」と笑顔で語っている。



ちなみに監督からは
「餌を発見した動物みたいな瞳をして」という依頼があったそうです。






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小池栄子は、身体のラインを強調した衣装で、知的なキャリアウーマン
子持ちの未亡人の役柄を演じた。






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坂井真紀は、葉蔵に一方的に想いを寄せる
下宿屋の娘をチャーミングに演じた。






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寺島しのぶは、葉蔵と心中を図り
たった1人で死んでいくカフェの女給・常子を演じる。



常子との自殺未遂のシーンは、第一のヤマ場。






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室井滋は、薬屋の女主人を演じる。
求める葉蔵にモルヒネを渡し、更に絶望へと転落するきっかけを作る女。






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三田佳子は、心身を病んで故郷・青森で療養することになった葉蔵の
「世話係」でありながら、葉蔵と男女の関係をも結んでしまう。



1941年生まれの三田佳子と、1984年生まれの生田斗真との官能シーン。
無理があると言えばあるが、葉蔵にとって神の化身かも知れないし
あるいは母親のような存在かも知れない。



そのような抽象的な存在に、鉄(三田佳子)を昇華させています。
ジャニーズファンの若いお嬢さんたちは、このシーンをどう捉えるか。(笑)






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この映画を観る前に、子供たちと論議した。
主人公は、生田斗真でいいか、否か。



浅野忠信、真田広之、渡部 篤郎、中居正広、松山ケンイチ etc・・・と候補が出たが
物語を観終わった後に思ったのは、冒頭の、「堕ちるほどに美しい・・・」






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イケメンのジャニーズ・生田斗真の起用は、正解だった。
母性本能をくすぐり、女にモテなきゃ、始まらない。






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この作品を通してジャニーズファンの若いお嬢さんが
太宰を読むきっかけになったらいいなと思います。






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「人間失格」は、前回の「ヴィヨンの妻」とはまた違う面白さがあり
この映画で、更に太宰は「暗い」というイメージを強調したかもしれない。






                 






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