今日のフォト。
醍醐寺・三宝院の枝垂れ桜もまた、満開でした。
三宝院の庭園は、豊臣秀吉が「醍醐の花見」に際して、自らが設計した庭で
今もなお、桃山時代の華やかな雰囲気を漂わせている。
三宝院の「土牛の桜」です。(推定樹齢150年)
1972年、日本画家の奥村土牛氏がこの桜をモチーフに
「醍醐」という絵画を描いたことに由来するそうです。
けれど奥村土牛氏の描いた「醍醐」は、太い幹と一部の枝垂れのみの構図。
この大紅枝垂れ桜とは、まるで似つかぬ作品だけれど、心魅かれる絵画です。
「土牛の桜」は、平野神社の魁桜、京都御苑の近衛の桜と共に
ソメイヨシノの開花宣言より先に、春を告げる美しい枝垂れ桜です。
太い幹から分かれる枝は、松葉杖をつくように、何本もの突っ張り棒で支えられています。
老木の太い幹から、枝垂れの先の花一輪にまで
エネルギーが届いていると思うと、胸キュンになります。
太い幹は、苔むしています。
「土牛の桜」は、秀吉が、贅を尽くして開いた「醍醐の花見」に
集められた枝垂れ桜の「子孫」です。
さて、茶屋へ入って、ランチタイム。
注文は、やっぱり「これ」でしょ。(笑)
朝が早かったし、お腹ペコペコです。
菜の花に春を感じて・・・。
三色だんご、たけのこ、ゆりねの桜の花びら・・・。
嬉しい「桜弁当」でした。
ランチを食べると、再び元気が出ました。