ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

忘れがたき♪ふるさと 付け加えて

2014-09-26 14:47:05 | 日記
 5年前、児童と五つの「ふるさと表現」を聞きました。
(1小学生合唱団 2由紀さおり・安田祥子姉妹 3三橋美智也 4ゴスペル合唱団 5スーザン・オズボーン)

 児童が「この五つの中で、どの表現が一番、ふるさとへの思いが伝わってきますか?」という問いに答えました。
 選んだ理由を読んで、どの方の「ふるさと」かな?と考えるとおもしろいかもしれません。

1 透き通った感じで、ふるさとの風や自然の感じが伝わってきた。

2 優しく、テンポが速い歌い方なので、ふるさとを通り過ぎる風になって、ふるさとを見ているような感じになった。

3 一つ一つの言葉に、力がこもっていてふるさとを思っている気持ちがよく分かる。やさしく、ていねいに歌っている。

4 とてもリズムがよくて「ゆめはいまも」とか「わすれがたき」とか大事なもの(言葉)が一番よくつたわってきた。

5 ていねいに歌っている感じがする。ふるさとのあたたかい感じが出ている。

6 目をつぶって聞くと、どこかで見たような風景がスッと出てきて「アースイズマイホーム」のところで、絵にあるような地球がうかんだ。「自分の故郷」ではなく「みんなの故郷」という感じ。

7 ふるさとのゆっくり時間が流れている感じと帰りたいという気持ちが伝わってくる。




実は、

小学生合唱団 7
由紀さおり・安田祥子姉妹 1 2 
三橋美智也 3 5
ゴスペル合唱団 4
スーザン・オズボーン 6

でした!

 この後、自分がどう「ふるさと」を表現するか、工夫するかを歌詞が五線に書かれたプリントに書き込んだこともありました。

 

 テレビで、世界のこんなところに日本人がいました!!という番組があります。南米に移民として渡り、過酷な状況を乗り越えて生きてきた方が、静かに「ふるさと」を歌っているのを見たことがあります。その様子を見たら、「ふるさと」という歌は、表現の工夫なんて関係ない、ただただ、この歌詞、この旋律をていねいに、静かに、自分の気持ちに向き合って歌えばいいんだと思いました。(これでは、音楽の授業になりませんが・・・)

 誰か人に聞かせるため、伝えるための表現(音楽の授業の表現の工夫など)、自分のための表現(フッと歌が心に湧いて、歌いたい衝動にかられて歌うなど)の違い・・・?

 この番組で歌われた歌は、その方の自分のための表現が、私の胸にも熱く届いたということでしょうか。


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