ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

森のくまさん  歌とリズム

2015-04-23 21:55:40 | 合奏・歌唱
先生「『森のくまさん』を歌います。みんな知っている?」
児童「知ってるー!」
先生 歌詞カードを黒板に5枚はっていく。



  「一番、女の子がくまさんに会ったんだね。」
  「二番、くまさんは何て言った?」
  「三番、逃げなさいって言ったのに・・・」
  「四番、優しいくまさんだったね、何かを拾ってくれたね。」
  「五番、拾ってくれたから・・・」
   児童に質問しながら、歌の物語を追って、歌詞をはる。
児童 先生の歌の後を追いながら、五番まで歌う。(伴奏なしで)

先生「歌の後半、のびのびと歌えたね。
   今度は、先生が歌った後、タンタンって手拍子してね。」タンタンと手拍子するところに赤丸を付ける。



先生 最初の四行を歌う。
児童 先生の歌の後、手拍子する。
先生「オッケイ!できました。今度は最後まで歌うよ。最後は、先生とジャンケン。」
児童 最初の四行は手拍子、後半は先生と一緒に歌う。
  「♪・・・くまさんにであっージャンケンポン!!」
  「やったー!勝った!」「あ~~負けた~」「あいこだ」

 先生とのジャンケンや児童代表とのジャンケンなど五番までリズムとジャンケンで楽しむ。
五番までの間に、どんどん盛り上がります!

先生「ジャンケン、楽しかったね❤ たくさん勝った?
   今、手拍子したところを、タンブリンで演奏します。
   タンブリン・・・・・左手は握手の手、右手は猫の手。
   左手を見て。握手をする時、みんなはどんなふうに手を出す?」
児童 握手のときのように手を出す。
先生「そうそう・・親指が上に向いているね。そのまま、親指が上のまま、こうやってタンブリンを持つよ。はい、タンブリンと握手。しっかり握って!
   大事なのは、親指だよ。白い皮の上に親指がのっているね。」
   説明しながら、タンブリンを左手で持つ。


先生「右手は、猫の手。手を丸くして、指の先で打つよ。あるーひ、タンタン、もりのなか、タンタン・・」曲に合わせて見本をみせる。


  「では、みんなもやってみよう。タンブリンをもらったら、右手左手を確かめて練習。
   先生が『終わりだよ』って五回手拍子したら、動きを止めて。固まってね。」
児童 タンブリンを持ち練習する。(児童全員分なかったら、二人に一つ、班に一つ配り、ローテーションさせる。
先生 児童の練習の間に、右手左手を確認しにいく。「終わりだよ」五回手拍子する。
  「では、みんなで合わせよう。」
児童 前半四行、みんなで演奏する。



先生「うまくできたね。後半もやってみよう。この小さな赤丸が並んでるのは、どうやって演奏すると思う?」
児童「シャララアアラン」左手を振る。
先生「そうそう、そうやって手を細かく振って、この銀色のジングルを鳴らします。やってみよう。」


 「森のくまさん」で、歌・手拍子・タンブリンの学習をした後、リコーダーや鍵盤ハーモニカで、演奏することもできます。



 4月、新しい学年になり、子どもたちはやる気に満ちています。でも、新しいことが次々に現れ、ちょっぴり不安な気持ちもあります。

 そんなとき、子どもたちがよく知っている歌で、新しくタンブリンの演奏の仕方を学習できます。

 「できること→ちょっと頑張ればできること→新しく獲得する技能」スモールステップで楽しく自信をもって音楽の学習をスタートしました。

ゆかいなもっきん♪ たまごマラカス

2015-04-18 23:06:16 | 低学年合奏

先生「『ゆかいなまきば』を歌います。『チャチャッ』『チャ』は手拍子。」
児童 歌いながら、休符のところに手拍子を入れる。
先生「少しテンポを速くします。手拍子、パッと入ってきてね。」
児童 歌いながら手拍子する。
先生「手拍子、上手!」

先生「音当てクイズ!この卵の中に入っているものを当てよう。音だけを頼りに当ててください。」
   イースター用のプラスティックに小物を入れる。

先生「第一問。よーく音を聞いてね。」チャチャッ!鳴らす。
児童「う~ん・・・」「なんだろう・・・」「もう一回!」
先生 チャチャッ!鳴らす。
児童「コメ。」「堅いもの。」
先生「ヒント、洋服についている。」チャチャッ!鳴らす。
児童「あっ、ボタンだ。」
先生「正解!」中を見せる。


  「第二問。よーく聞いて。」チャチャッ!鳴らす。
   第一問と同様に進める。



先生「第三問。どちらのマラカスに小石が入っているでしょうか。」二つのマラカスを交互に鳴らす。

児童「分かった!!黄色の卵の方。」
先生「正解!このマラカスを配ります。チャチャッのところで鳴らそう。」二つの殻を割って中を見せる。オレンジは木の実。
   ひとりひとりに配る。
児童 歌に合わせて卵マラカスを演奏する。


 音当てクイズで、中身がちがうと音がちがうことが分かりました。それぞれの、異なる音を楽しんで演奏してくれたかな?

 マラカスは、中に入っているものを卵の殻に当てて音を出します。ただ「振る」というよりは、殻に「当てる」ように意識すると切れ味のいい音がします。
 どうやったら、いい音になるか、児童に考えさせたり、いい音を出している児童を取り上げたり、先生が見本をみせてもいいですね。
 
 イースター用に買ってあったプラスティックのカラフル卵。4月5日のイースターを過ぎてから思い出し、せっかく出したので楽器にしてみました。

 この「ゆかいなもっきん」は、歌とリズムの学習の後、合奏にする予定です。













 

ゆかいなもっきん♪  楽しくどれみ

2015-04-10 14:45:43 | 合奏・歌唱
先生「『ゆかいなもっきん』を手拍子、足の動きを付けて歌います。立ちましょう!」

児童「チャチャッ」「チャッ」で手拍子。「コンコンコン」で右へ、左へおっとっと。そして歌う。
先生「上手にできたね、拍手の音が軽い。」


先生「ドレミで歌います。みんなは、ドレミのところだけ、私は全部歌います。」
児童 太字のドレミのところだけ歌う。
先生「テンポ上げて。」
児童 ドレミだけ歌う。
先生「ミだけ歌います。」上げたテンポのままで歌う。
児童 ミだけ歌う。
先生「クラスを三つに分けます。ここはミ、真中はレ、ここはド。」
児童 分かれて歌う。


*教育芸術社の資料から。

先生「ドレミに体の動きをつけます。ドは気を付け、レは少し手を上げて、ミは腰に手を。やってみよう。」



先生「リコーダーのパートを歌います。聞いて覚えよう。」ピアノ伴奏を付けて軽快に歌う。
児童 聞く。
先生「みんなも一緒に。」
児童 階名で歌う。
先生「先生は抜けます、みんなだけで歌います。」
児童 歌う。
先生「リコーダーの練習、どうぞ。」
児童 それぞれリコーダーの練習を始める。
先生 ピアノ伴奏する。
児童 伴奏に合わせてリコーダーを演奏する。

先生「さっき歌ったミレドは木琴で演奏します。順番を決めます。木琴を演奏しない人は、リコーダーを吹きます。」順番を決める。もう一度、階名で歌ってから、それぞれの楽器に挑戦する。


 ここまでで、リコーダーと木琴が合奏になりました。

 打楽器もすぐに入れられます。「チャチャッ」と「チャッ」「コンコンコン」に打楽器を当てます。

児童と相談してもいいですね。
「コンコンコン」を木製の楽器を割り当てられたらすばらしいです。(この「コンコンコン」は丸木の上でおっとっとになっている様子なので)
「チャチャッ」は残響が残らない楽器がいいと思います。
「チャッ」も残響が残らないもので、ちょっとかわいらしい音がでるものか、愉快な音がでるものにして、印象的にしたいですね。

 こんなふうに、あっという間に楽しい合奏になります。

ゆかいなもっきん♪  楽しくチャチャッ

2015-04-10 14:39:55 | 日記
先生「手拍子、チャチャッ! どうぞ。」

児童 チャチャ
先生「最後のチャッは、軽くね。」
児童 チャチャッ
先生「いいね、はずんで!」
児童 チャチャッ



先生「私が『ゆかいなもっきん』を歌います。みんなは、二回、こことここでチャチャッって手拍子をしよう。」
   歌詞カードを貼り、チャチャッのカードを二か所上に貼る。


児童 先生の歌を聞き、二か所、手拍子する。
先生「うまい!! 一回でできたね。じゃあ、これもできるかな?」

先生「どうぞ!」
児童 チャッ
先生「勢いをつけて!」
児童 チャッ!
先生「勢い付いて、鋭くなったね。
   また、私が歌うので、三か所、鋭くチャッ!と手拍子しよう。」
  歌詞カードにチャッのカードを三か所、貼る。

先生「2足す3はー?」
児童「5!!」
先生「正解。五か所で手拍子しよう。」
児童 先生の歌に合わせて、手拍子を五か所でする。
先生「すごーい!切れ味いいねぇ~。じゃ、もっと速く歌うよ。付いてきてね。」
児童 先生の速い歌に合わせて手拍子する。
先生「ナイス!できたね。まぐれかもしれないから(笑)、もう一度やってみよう。」
児童 手拍子する。
先生「ウン、実力だね。速さを元に戻します。歌えそうなところは、私と一緒に歌ってみよう。」
児童 歌いながら手拍子する。


 何回か、このような流れで歌ったり手拍子したりして、リズムを楽しみながら、歌を覚える。

 繰り返しやっていると、児童の方から、「先生、コンコンコンのところ、おっとっとって感じで、足を動かしていいですか。」と言ってくることがありました。
 即、採用!
 「あっちいっちゃコンコンコン」で右におっとっと・・・
 「こっちきちゃコンコンコン」で左におっとっと・・・
みんな笑顔で、おっとっと・・・
もちろん、立って歌ってくださいね。