ちょこっと❤ 楽しい 音楽授業

小学校 音楽授業の、楽しい工夫をご紹介。
遊びのように夢中になり、何度でも繰り返す学習活動。

威風堂々 音を重ねて3

2014-06-02 15:02:14 | 日記
先生「今日は、初めにSEAMOさんの『Continue』を聞こう。聞いているとラップの裏側で、ずっと『威風堂々』のメロディーが流れています。」
児童 歌詞のプリントを見ながらCDを聞く。
先生「『威風堂々』のメロディー聞こえてきた?」
児童「聞こえた!」
先生「この『Continue』という曲名は、どんな意味だと思う?」
児童「夢?」「魔法?」「可能性?」
先生「残念!続けるという意味です。「どんな夢でもかなえる魔法 それは続けること 苦しみ 悲しみ その先見える光 自分の道 ずっとずっとコンティニュー」ここに書いてありました。

 この前少し歌った、平原綾香さんの『威風堂々』を歌おう。」
児童 この前のつづき、「果てない空へ 夢をのせて 僕らは歌うよ 苦しいときも つないだ手をかなしても 心はきっとつながっているから 涙をふいて歩き出すよ」を伴奏なしで、先生の歌のリードで歌う。

先生「リコーダーで『威風堂々』を吹きます。」
児童 リコーダーを演奏する。

先生「今日は、あと二つ、音を増やして合奏します。全部で、四つの音が重なるよ。

見本の演奏をみんなで聞く。自分の希望する楽器の楽譜を見ながら聞くよう声をかける。

先生「楽器の希望を、黒板に書きます。希望の楽器のところに行って、ジャンケンして決めよう。」
楽器名、担当人数を板書する。
児童 自分の希望の楽器のところに行き、ジャンケンする。練習する。


先生「では、みんなで合わせます! 今日も、できそうなところだけ参加して、できないところは周りの音を聞こう。」
児童 合奏する。先生は、足りない音をピアノでカバーする。
先生「四つの音がきれいに重なったところがありました!とってもきれい。その場所だけやってみよう。」
児童 指定されたところを演奏する。

先生「Aのところだけ、二つのパートで演奏しよう。他の二つのパートは、音の重なりを聞こう。」
児童 演奏する人と聞く人に分かれる。

 児童にいろいろな楽器を体験してほしいので、前回決めた楽器を演奏させるのではなく、今日も児童の希望を聞いて決める。前回は、先生が担当人数と希望者数を把握しながら楽器を決めたが、今回は、児童が自分たちで決めるように変えた。

 楽譜を見て、同じ音の動きが、二回繰り返されることに気づかせ、効率よく練習するように指導する。

 今日の学習で。
四つの音の重なりの中で、自分の音が響き合っていることに気付くといいな。
二つの音の重なりが美しいことに気付くといいな。