首都圏の近代化の為には 成田－羽田両空港をリニアモーターカー化する「成田～羽田超高速鉄道整備構想」について検討調査報告書を発表したとの事です。この事業については先日千葉県知事に当選した森田知事も公約に入れていたようですが・・
この成田－羽田間にリニアモーターが施設されると所要時間は大幅に短縮されるとの事です。神奈川県知事松沢知事も 「首都圏再生の切り札」・・・として２年前の知事選の時からこの構想をマニフェストに掲げていたとの事です。この大事業は首都圏首長もみな願っていることのようです。
最も大きな課題は東アジア地域に於いて大型空港の整備が次々と進み成田・羽田両空港の相対的地位が低下していると聞きます。このような現状を打破する為にはリニアでアクセスを改善して両空港を一体的に運用する事によって、首都圏空港としての機能強化を図る事が肝要だとの考えのようです。
神奈川県知事松沢知事の報告書には、両空港を結ぶだけでなく、新幹線や周辺主要都市との連携も考慮して、横浜や川崎、さいたま新都心などへの延伸も提案しております。さらに石原東京都知事の長年の構想である横田飛行場を日本側と米側との供用されるならば・・新宿とのルートを整備する案も視野に入るとの事で現在は構想段階のようですが・・実現されるといいですね・・・
日本ではこのリニアモーターカー実験が山梨県で長い事実験されてきましたが、最近これが実用化されるようで、その運転時間は新幹線より早く、両空港がリニアで結ばれれば所要時間は現行の９１分から１５分に短縮されるとの事です。ですから横浜－成田空港間でも５６分で運転されるとの事です。
神奈川県での建設に伴う経済波及効果については２兆９０００億円にもなるとの事であり、雇用創出効果は１６・６万人と期待されるそうです。今後は、首都圏の８都県市と国との共同事業として是非実現させたいと感じました。
それには日本で夏季五輪開催が決定すればこの事業も進展するのではないかと・・思いますが・・
