昔、孫のため設計制作した輪ゴム鉄炮は、構造が単純、しかも美しい、制作が簡単、頑丈で永遠の使用に耐えるなど非常によくできています。引き金が特長です。バネやゴムの類を使わず、タマになる輪ゴムを銃身の前と、引き金の上の突起物にかけると、自然、引き金が引かれていない状態になるすぐれものです。
特許・実用新案はとっていませんので誰でも自由に制作し、輪ゴム鉄砲を楽しんでください。材料は薄板、厚紙、楊枝、木工ボンドです。道具はのこぎり、ナイフ、きり、ペーパーです。構造が単純、直線的ですから工作は簡単です。子供達も制作できます。薄板は単板あるいは合板廃材でOKです。単板の方が細かい部分の工作がしやすいと思います。私は贈答用そうめんの木箱をよく利用しました。材質が軽くてやわらかいが、輪ゴム鉄砲づくりは問題ありません。
約20年前に孫のために設計試作した輪ゴム鉄砲第1号
今も家にあり、問題なく使えます。
この輪ゴム鉄砲は、近年、日限山小1年生の昔遊びでも、日限山いぶき会の行事でも活用されず、制作者は、長い経験から、輪ゴム鉄砲は、安全だ、子供達も大人も楽しめる、不良や戦争派をうむような遊びではないと思ってきたので、「鉄炮」という言葉に惑わされる大人がいるのかもしれないと悲しく思っていました。
ところが、今年の3月でしたか、日限山小5年のあるクラスのお楽しみ会で、日限山4丁目在住のクラスの一人の5年生が輪ゴム鉄砲遊びをやりたいと言って輪ゴム鉄砲の制作を依頼してきました。クラスの生徒と一緒につくりたいと思ったが、今回は制作ではなく、会で輪ゴム鉄砲を楽しみたいということで5挺急いでつくってあげました。
この小学生が、6年生になって、今年の西洗自治会夏祭りの西洗こども会模擬店でこの輪ゴム鉄砲を活用して射的をやりたいと言い、会の子供達がいろいろな的を作って本当に夏祭りで射的を実行しました。夏祭りの日は風があって的が風で舞うとか、的が安定しすぎて輪ゴム(たま)が当たっても倒れないとか、パーンと快音を発して後ろに飛ばないなどの反省点が多々あったようですが、多くの子供達が長蛇の列をつくって射的を楽しみました。
西洗子ども会模擬店射的場
写真右下のテーブルに子供達がつくった的が並んでいます。
射的場の前にできた子供達の列
テントの縁に鉄砲の絵を描いた「しゃてき」の看板がぶらさがっています。順番を待つ子供達の長蛇の列ができたそうです。
西洗子ども会に感謝です。射的の企画実行に参加した子供達に感謝です。うれしくて涙がでました。夜、夏祭りの終わりごろ、すでに射的遊びは終っていましたが、ゲート通し遊びの世話から解放されたので、西洗子ども会の模擬店を覗き、自由にうっていいと言われたので私も射的を楽しんできました。