西洗公園(出所)Google
西洗自治会の班員を動員した公園掃除の仕組みは、自治会が誕生するとともに始まったと思いますが、よくできた仕組みで、今日も続いています。班員の親睦の場にもなっています。掃除の時間は9時から1時間としています。
50年前に誕生した西洗公園は、南の遊具広場(芝生広場)、北の運動広場からなり、その周辺空間はびっしりとオオムラサキが植えられ、また、巨樹になるケヤキ、クスノキ、シラカシなどの苗が多数、広場の周囲の空間に植えられました。遊具広場に至っては、広場の中にも巨樹になる木が何本も植えられました。
花壇をつくる余地などない感じの、出来上がった樹木公園でした。そこで班員を動員した公園掃除は、広場の落ち葉掃除、公園周辺の道路の落ち葉掃除、公園の雑草取りが主な仕事でした。
オオムラサキは毎年4月下旬には見事な花をつけたし、ケヤキ等は昔はまだそれほど大きくなく、緑豊かで美しい公園でした。結果、花壇を新たに設けるスペースがなく、花壇づくりの考えが育たず、反対に緑の保全に力が注がれました。結果、ほかの公園ではごく普通の公園愛護会活動が不必要だったようです。班員を動員した落葉掃除と雑草取りで美しい緑の公園を維持することができました。
そこで公園愛護会は自治会長と、生活環境部からの2名を西洗公園愛護会役員として港南土木事務所に登録し、一般自治会員から公園愛護会会員を募集することはしませんでした。生活環境部の2名が、班員動員の仕組みを運用してきました。
しかし、新町誕生の50年前は住民は30代でしたが、今では高齢化が進み、雑草取りの機能が著しく低下しました。落葉掃除も不十分という状態になりました。
私が町のボランティアとして活動を始めた2009年は、遊具広場やオオムラサキの植え込みの中は雑草だらけ、笹が大繁茂という状態になっていました。遊具の周りが雑草が少ないだけでした。
班員動員の仕組みだけでは限界でした。雑草取り、笹取りボランティアが少数現われるようになりました。
2015年頃、自治会は、公園ボランティア登録制度を設けました。ボランティアもちょっと増え、ボランティアの要望で雑草取りなどに必要な道具類を買うようになりました。おかげで今では雑草はほとんど問題になっていません。
ということで、自治会は公園愛護会を拡充することを考えないまま、今日に至りました。
しかし、雑草問題は小さくなりましたが、すでにこのブログで指摘してきたようにそのほかの問題が山積みです。到底現在の体制・仕組みでは解決できない問題ばかりです。
そこで西洗自治会は、2024年度、西洗公園愛護会の会員を募集することを決心しました。公園管理知識の向上、港南土木事務所、他の公園愛護会等との交流、落葉・枯れ枝・ごみ掃除の頻度を上げること、危険、不便、公園管理不備などの調査・解決策の検討・実行、雨後のぬかるみや水たまり問題の解決策の検討・実行をめざします。西洗公園を、地域住民の快適な居場所にすることをめざします。